ビルボード Hot 100(2015/07/04付) トップ10解説

 
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2015/07/04付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ) feat. Charlie Puth – See You Again
HOT100では歴代30曲目となる10週目の1位。(ビルボード史上32曲目)
亡くなった俳優のポール・ウォーカーのトリビュート・ソングですが、チャーリー・プースにとっては同じように事故で亡くなった友人への想いも込められた曲だそうです。
Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ) – ヒット曲ベスト10


2位右矢印 (先週2位、最高位1位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) feat. Kendrick Lamar – Bad Blood
今週も1位とは僅差の2位。
「音楽は無料ではない」ということを改めて主張しているテイラー、18人の有名人が出演し、7つの映画がフィーチャーされているこの曲のビデオは再生回数が2億回を軽く超え、広告収入という形でしっかりとマネタイズ(※ネット上の無料サービスから収益をあげること)できているようです。
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – ヒット曲ベスト20


3位右矢印 (先週3位、最高位2位)
Fetty Wap(フェティ・ワップ) – Trap Queen
3位キープで15週目のトップ10。
ビルボードが今年上半期のベストソング10曲(順位はなし)を発表していますが、HOT100のチャートで最高位10位以内の曲はリアーナ&カニエ・ウェスト&ポール・マッカートニーの “FourFiveSeconds” とこの曲のわずか2曲だけ。判断基準は不明です。


4位右上矢印 (先週7位、最高位4位)
OMI(オーミ)- Cheerleader
3ランクアップでトップ5入りの4位。
ビルボードが「次の1位候補」というこの曲、2012年にリリースされていたようですが、ドイツのDJフェリックス・ヤーンのリミックス版が出たことがブレイクのきっかけになったようです。


5位右下矢印 (先週4位、最高位4位)
WALK THE MOON(ウォーク・ザ・ムーン) – Shut Up And Dance
ホット・ロックのチャートでは13週目の1位ながら一歩後退。
ヴォーカルのニコラス曰く、『マヌケなロック・アンセムを書きたかった』そうです。


6位右矢印 (先週6位、最高位1位)
Mark Ronson(マーク・ロンソン) feat. Bruno Mars – Uptown Funk!
今週も変わらずで、ついに30週目のトップ10。
これはサンタナの “Smooth” と並び史上2位となる記録。リアン・ライムスの “How Do I Live”(32週)を抜けるかどうかに注目が集まっています。
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – ヒット曲ベスト10


7位右下矢印 (先週5位、最高位5位)
Jason Derulo(ジェイソン・デルーロ) – Want You Want Me
2ランクダウンでトップ5から陥落。
この曲が収録されているジェイソンの4枚目のアルバム “Everything Is 4” にちなんで、何かと4という数字にまつわる記録が話題になっていますが、彼のヒット曲ランキングでは現時点で4位になっています。
Jason Derulo(ジェイソン・デルーロ) – ヒット曲ベスト10


8位右上矢印 (先週9位、最高位8位)
David Guetta(デビッド・ゲッタ) feat. Nicki Minaj, Bebe Rexha & Afrojack- Hey Mama
再上昇で最高位復帰。
『料理もするし、掃除もする』とラップしているニッキー・ミナージュ、彼女にとっては “Walk Down the Aisle Song” (バージンロードを歩く時の曲=結婚を意識した曲)だそうです。


9位右上矢印 (先週10位、最高位9位)
Andy Grammer(アンディ・グラマー)- Honey, I’m Good.
こちらも再上昇で最高位復帰。
アンディ・グラマー曰く、『楽しいホーダウンの曲』。ホーダウンとは近所の人たちが集まって「ヨー」とか「ホー」などと叫びながら歌って踊るダンスのことだそうです。


10位右下矢印 (先週8位、最高位3位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Earned It (Fifty Shades Of Grey)
今週もトップ10に踏み止まってこれで18週目。
最高位3位以下でこの記録は史上21曲目。ちなみに最高位3位で最も長くトップ10に滞在したのはリアル・マッコイの “Another Night” で23週。

今年も半分が過ぎましたが、この時点で1位獲得曲が3曲しか出ていないというのは1996年(セリーヌ・ディオンの “Because You Loved Me”、マライア・キャリーの “Always Be My Baby”、ボーン・サグズン・ハーモニーの “Tha Crossroads” の3曲。前年から1位を続けていたマライア・キャリーの “One Sweet Day” は含まず。)以来19年ぶり2度目だそうです。

以上、最新チャートのトップ10でした。

(関連記事、コメント欄はこの下)

 
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コメント

  1. レイ(彼女募集中) より:

    See You Againはこれで10週目の1位。来週はBillboardのオールタイムチャートで100位前後に入ってくると思う。
    チャートインはしていないがSelena Gomezの新曲Good for You(feat.ASAP Rocky)がiTunesのチャートでOMIのCheetleaderに続く2位にランクインしており、来週のチャートを荒らす可能性あり。

  2. 匿名 より:

    現時点で1位獲得曲は4曲ではないでしょうか。
    Blank Space, Uptown Funk, See You Again, Bad Bloodだと記憶しています。
    今年の集計期間を私が誤っている可能性もあるので、よろしければ教えて下さい。

    • Blank Spaceが1位になったのは2014/11/29付なので去年の1位獲得曲になります。
      本文に記載のとおり、1996年も前年から1位を継続していたOne Sweet Dayが含まれていないのと同じです。

      ちなみに、ビルボードが年間チャートを発表する際の集計期間は12月~11月ですが、記事中の「今年」は1月~12月のことです。