ビルボード Hot 100(2016/07/30付) トップ10解説

 
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2016/07/30付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Drake(ドレイク) feat. WizKid(ウィズキッド) & Kyla(カイラ) – One Dance
今年最長となる10週目の1位。
アルバム “Views” も1位に返り咲いて10週目の1位となり、ドレイクはホイットニー・ヒューストン、サンタナ、アデルに続いてシングルとアルバムが10週以上1位になった史上4人目のアーティストとなっています。ちなみにシングルの10週以上はビルボード史上34曲目(HOT100では32曲目)。
(※先週のトップ10連続滞在週の記録に一部誤りがありました。正しくはこちら。)
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20


2位右矢印 (先週2位、最高位1位)
Justin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク) – Can’t Stop The Feeling!
デジタルでは10週1位ながら今週も1位復帰ならず。
マックス・マーチンが書いた曲としては初登場で1位を獲得した5曲を含む22曲目のナンバーワン・ソングとなったこの曲、その22曲のランキングではピンクの “Raise Your Glass” を抜いて16位まで上昇しています。
【解説・和訳】Can’t Stop The Feeling! / ジャスティン・ティンバーレイク
マックス・マーチン – 1位獲得曲ベスト20+α


3位右上矢印 (先週5位、最高位3位)
Sia(シーア) feat. Sean Paul(ショーン・ポール) – Cheap Thrills
2ランクアップでトップ3入り。
主要チャートのラジオでは6週連続で上昇率トップとなっていますが、これはファレルの “Happy”(8週連続)以来、女性アーティストとしてはリアーナの “Rude Boy”(7週連続)以来の記録だそうで、デジタルでも2位まで上昇していることから次の1位候補と言えるところまで来ています。


4位右矢印 (先週4位、最高位4位)
Calvin Harris(カルヴィン・ハリス) feat. Rihanna(リアーナ) – This Is What You Came For
変わらずで最高位キープ。
この曲のソングライターとしてカルヴィン・ハリスと併記されている Nils Sjöberg(ニルス・ショーベリ)という謎の人物、スウェーデン人っぽい男性の名前ですが、その正体はテイラー・スウィフトであることが判明。(7/13にカルヴィン・ハリスが正式に公表)テイラー本人も『スーパー・ランダムに選んだ(名前)』と語ってその事実を認めていますが、なぜ偽名を使ったかのかについては沈黙しているようです。


5位右下矢印 (先週3位、最高位3位)
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ) feat. Daya(デイア) – Don’t Let Me Down
2ランクダウン。
YouTubeでの再生回数が1億回を超えたこの曲のビデオ、5,000万回に達するまでには約3ヶ月を要したものの、それから1億回まではわずか3週間で到達しており、注目度が急激に上がったことを示しています。

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6位右上矢印 (先週8位、最高位6位)
Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ) – Ride
2ランクアップで最高位更新。
『僕が見つけた太陽の中に居たいんだ。困難なことがあるのもわかってるけど』という歌詞で始まるこの曲、この「太陽」とは自分たちがやっと成功した音楽の世界、「困難なこと」とは有名人としての立場やプレッシャーのことを指しているようです。

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7位右矢印 (先週7位、最高位7位)
Rihanna(リアーナ) – Needed Me
変わらずで10週目のトップ10。
アメリカ以外では人気のないこの曲、今週 “Anti ワールド・ツアー” の舞台となるフランスでは最高位94位、同じくスペインでは100位圏外となっていますが、それでもセットリスト(パフォーマンスする曲のリスト)からは外さないようです。


8位右下矢印 (先週6位、最高位1位)
Desiigner(デザイナー) – Panda
ストリーミングでは13週1位ながら今週も2ランクダウン。
まだデビューしたばかりの19歳なので一発屋と呼ぶには早すぎますが、現時点で20位までにランクインした曲が1曲しかないアーティストによる一発ヒットランキングではドナ・ルイスの “I Love You Always Forever”、マジック!の “Rude” などを抜いてトップ10入りしています。
【解説・和訳】Panda / デザイナー


9位右矢印 (先週9位、最高位8位)
Kent Jones(ケント・ジョーンズ) – Don’t Mind
変わらずでトップ10をキープ。
「こんにちは」という日本語が使われているこの曲、日本語が使われているトップ10入りした曲としてはミッシー・エリオットの “Get Ur Freak On”(2001年、最高位7位)、スティックスの “Mr. Robot”(1983年、最高位3位)、坂本九の “Sukiyaki”(1963年、最高位1位)などがあります。

10位アップ (先週12位、最高位10位)
Adele(アデル) – Send My Love (To Your New Lover)
アデルは6曲目のトップ10。
自分に捧げるはずだった愛を新しい恋人に捧げてねという失恋ソング。『あなたのことはあきらめるわ。許してあげるから、私を自由にして』と歌われています。

来週はブリトニー・スピアーズの “Make Me” とケイティ・ペリーの “Rise” がトップ10入りできるかどうかに注目が集まっているようです。

以上、最新のチャートでした。

 
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コメント

  1. T より:

    KatyとBritneyは10位以内に入れたんですかね?

  2. 匿名 より:

    ありがとうございます。
    1位と2位はそこまで差がないみたいですね。

  3. 匿名 より:

    1位と2位の差って1位を100とするとどれくらいありますか?

    • 公開されているデータは以下のとおりです。
      それ以上のことはわかりません。
      ちなみに、主要3部門以外にオンデマンドも集計対象になっているようですが詳細は不明です。

      One Dance
      デジタル   :58,000
      ストリーミング:17,900,000
      ラジオ    :159,000,000

      Can’t Stop The Feeling!
      デジタル   :92,000
      ストリーミング:10,700,000
      ラジオ    :157,000,000