1989年の今日(8月12日)、1位を獲得した Richard Marx(リチャード・マークス)の “Right Here Wating” を解説・和訳しました。
リチャード・マークスが当時の恋人(後に結婚&離婚)にラブレターとして書いた曲で、最もポピュラーなラブソングと言われているピアノ・バラード。
「ここで待っている」という受け身の歌詞になっているこの曲ですが、これはリチャードの恋人で女優のシンシア・ローズが南アフリカで映画の撮影をしていたため何か月も離れ離れになっているという状況で、会いに行こうにもビザがおりなかったというエピソードが背景になっているからのようです。
当初はプライベートな内容ということもあり、リリースすら予定していなかった曲だそうですが、最初にバーブラ・ストライサンドにオファーしたものの断られたため自分の曲としてレコーディングしたそうです。
ちなみに、バーブラは断った理由として『この曲大好き。メロディも素晴らしいけど、私がレコーディングするとしたら歌詞は書き直してもらうことになるわ…だって私は誰も待っていないから』と語っています。
また、2013年に発表されたSpotify(スポティファイ:世界最大のストリーミングサービス)UKの調査結果によると、この曲がフォリナーの “I Want To Know What Love Is” を抑えて最もポピュラーなラブソングとなっています。
【リンク】
当時(1989/08/12)のチャート
リチャード・マークスのヒット曲
【和訳】
[Verse 1]
海に隔てられて
日に日に
僕はおかしくなっていく
電話で君の声は聞けるけど
この痛みは治まらない
[Pre-Hook 1]
このまま君に会えないなら
(愛は)永遠なんて言えないね
[Hook]
君がどこに行っていようと
何をしていようと
僕はここで君を待っているよ
何としても
どんなに傷ついても
僕はここで君を待っているよ
[Verse 2]
当たり前だと思っていた
いつも
最後は何とかなるって
笑い声を聞いて
涙を味わって
でも今は君の近くに居られない
[Pre-Hook 2]
わかってくれるかい?
君がいないとおかしくなってしまう
[Hook]
[Bridge]
この恋をどうやって育んでいけばいいのだろう
でも 最後に君と一緒にいられるなら
このチャンスに賭けてみよう
[Pre-Hook 2]
[Hook]
コメント
初めまして。
Monicaと112でこの曲を知り、好きでよく聴いていましたが、カバーだったとは知りませんでした。
Monicaと112のカバーのバージョンには、最後のコーラス前にチャイムの音が入っているのですが、
「待ち続けていたら、やっと現れた」という意味なのでしょうか?
未だになんなのか気になっています。
コメントありがとうございます。
Monicaと112のバージョンは知っていましたが、最後にチャイムの音が入っているのは知りませんでした。
ご推測どおりの意味かもしれませんね。
懐かしいですね、この曲。
リチャードマークスのサビでのかすれ声みたいな感じの部分が
とても好きです。改めて聞くととても落ち着きます。
歌詞的には女性ヴォーカルのほうがよさそうですが、リチャード・マークスもなかなかいい味出してますよね。
ただ、夏よりも秋冬に出していればもっと売れたんじゃないかなって感じがします。