ビルボード Hot 100(2015/12/19付) トップ10解説

 
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2015/12/19付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Adele(アデル) – Hello
主要3チャートを再び制して6週目の1位。アデルはこれで通算20週目の1位。
2週連続でミリオンセラーとなったアルバム “25” ですが、新作制作の重圧をはねのけたのはケイト・ブッシュの復活ライブだったそうで、ケイトが16歳の息子から『お母さんがなんでそんなにみんなに愛されているのかを知りたい』と聞かれたというエピソードも感動的で影響されたと語っています。
【解説・和訳】Hello / Adele(アデル)


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Sorry
ラジオでは急伸ながらデジタルが落ちて2位変わらず。
UKチャートでは1位を獲得したこの曲、ジャスティンは『無難な感じの曲って誤解されるかもしれないけど、スシのように、ビートルズの “Let It Be” がそうであるようにこれは純粋な形なんだ。シンプルがすごく効果的なんだ。』と語っています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト10(更新)


3位右矢印 (先週3位、最高位2位)
Drake(ドレイク) – Hotline Bling
今週もR&B/Hip-HopとRapのチャートを制して3位をキープ。
ティミー・トーマスの “Why Can’t We Live Together”(1973年、最高位3位) がサンプリングされているこの曲、ティミー本人は『誇りに思う』と語っており、久しぶりに自分の曲が脚光を浴びたことを喜んでいるようです。


4位右矢印 (先週4位、最高位1位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – What Do You Mean?
変わらず4位。
先週来日したジャスティン。明治神宮を参拝後にMステに出演して300人の前でこの曲をパフォーマンスしています。
【解説・和訳】What Do You Mean / Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)


5位右矢印 (先週5位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – The Hills
今週もトップ5をキープ。
“Beauty Behind the Madness” がグラミーの最優秀アルバム賞にノミネートされたザ・ウィークエンド、この曲が “Earned It” と並ぶ18週目のトップ10となってこれで42週連続トップ10入り。これはサンタナとマライア・キャリーの記録とタイでビルボード史上3位。ちなみに1位はケイティ・ペリーの69週。2位はエイス・オブ・ベイスの48週。
【解説・和訳】The Hills / The Weeknd(ザ・ウィークエンド)


6位右矢印 (先週6位、最高位4位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – Stitches
変わらずで10週目のトップ10。
映画『ピッチ・パーフェクト2』、そしてテイラー・スウィフトの “Bad Blood” のビデオにも出演した18歳の女優ヘイリー・スタインフェルドとの共演によるアコースティック・ヴァージョンが好評で、トップ10キープの一因になっているようです。


7位右矢印 (先週7位、最高位4位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Love Yourself
こちらも変わらず。
UKチャートでは自身の “Sorry”(2位に後退)に代わってこの曲が1位を獲得。さらに4位には “What Do You Mean?” がランクインしており、上位4曲中3曲がジャスティンという快挙を達成しています。ちなみに3位はアデルの “Hello”。


8位右上矢印 (先週10位、最高位8位)
Alessia Cara(アレッシア・カラ) – Here
2ランクアップで最高位更新。
パーティで居場所がない孤独を歌った曲。最近のインタビューでアレッシア・カラは『この曲がパーティで流れているのを聞いて妙な感じだった』と語っています。


9位右下矢印 (先週8位、最高位8位)
Meghan Trainor(メーガン・トレイナー) feat. John Legend(ジョン・レジェンド) – Like I’m Gonna Lose You
ワンランクダウン。
オーストラリアでは4週間1位を獲得した曲。キャンドルライトが美しいと評判のビデオは再生回数が1億回を超えています。

10位アップ (先週11位、最高位10位)
Selena Gomez(セレーナ・ゴメス) – Same Old Love
セレーナ・ゴメスは4曲目のトップ10。
長い付き合いの彼氏にうんざりしてもうたくさんだと彼を人生から追い出そうとする曲。ソングライターの一人、チャーリーXCXがバックヴォーカルに参加しています。

上位7曲が変わらずで動きが少なかったトップ10ですが、圏外では連続トップ10入りの記録が38週で途切れたフェティ・ワップの “679”(9位→11位)、エリー・ゴールディングの “On My Mind”(15位→13位)、デミ・ロヴァートの “Confident”(28位→21位)、マライア・キャリーの “All I Want For Christmas Is You”(1年ぶり再登場26位)などとなっています。

以上、最新のチャートでした。

(関連記事、コメント欄はこの下)

 
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コメント

  1. はろ より:

    チャーリーの才能ってすごいですね。若いのに。

    • アイコナ・ポップの “I Love It” とか自身の “Boom Clap” とはまた違った感じで、こういう曲も書けるというのがすごいと思います。

  2. ななし より:

    Weeknd今年ほんとにすごいですね。

    マライアの人気は相変わらずのようで。