ビルボード Hot 100(2015/11/21付) トップ10解説

 
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2015/11/21付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Adele(アデル) – Hello
圧倒的な強さで2週目の1位。
デビュー2週目としては史上最多となる63万5千ダウンロードのセールスを記録。1週間のダウンロード数としても先週(111万2千)が史上1位、今週が同3位となり、1位と3位が同じ曲という爆売れ状態になっています。(ちなみに2位はフロー・ライダーの “Right Round” がデビュー初週に記録した63万6千)ある音楽ディレクターは、『困難な人間関係で傷付いた多くの人たちの「傷心の声」のように感じられる』とコメントしています。


2位右上矢印 (先週3位、最高位2位)
Drake(ドレイク) – Hotline Bling
再上昇で最高位に復帰。
Apple Musicで先行リリースされたビデオのストリーミング数が今週計上されたたことが再上昇の最大の要因。Hot R&B/Hip-Hopのチャートでは7週目の1位となっていますが、本チャートでの1位獲得は難しいようです。


3位右上矢印 (先週4位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – The Hills
こちらも再上昇でトップ3復帰。
学校をドロップアウトしたため頭が悪いと思われるのが嫌でインタビューを断っていたら謎めいたアーティストというイメージがついて逆に得をしたというザ・ウィークエンド、この曲はそのイメージどおりでダークな感じに仕上がっていると思います。
【解説・和訳】The Hills / The Weeknd(ザ・ウィークエンド)


4位右下矢印 (先週2位、最高位2位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Sorry
2ランクダウンもトップ5はキープ。
『謝るのは上手くないんだ』、『誰かレフェリーを呼んでくれる』、『恋しいのは君の体だけじゃないから』という謝罪ソングとしては余計とも思える歌詞がこの曲の特徴の一つかも。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト10(更新)


5位右矢印 (先週5位、最高位1位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – What Do You Mean?
こちらもジャスティンでトップ5をキープ。
自身の曲ではニッキー・ミナージュをフィーチャーした “Beauty And A Beat” と並ぶ10週目のトップ10。ちなみに自己最高は “Boyfriend” と “As Long As You Love Me” の12週。
【解説・和訳】What Do You Mean / Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)


6位右矢印 (先週6位、最高位4位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – Stitches
6位変わらずもポップ・ソングのチャートでは1位獲得。
フックでは “kisses” と “stitches” で韻を踏んで『今はキスもしてもらえない』『(だから心の)傷を縫い合わせないといけない』と歌われており、なかなか気の利いたフレーズになっていると思います。

7位アップ (先週-位、最高位7位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – Focus
アリアナ・グランデは6曲目のトップ10。
プラチナ・ヘアになったニュー・アリアナの『私に注目して』という曲ですが、サウンド的には “Problem” の続編のような感じ。フック部分もクレジットされていないビッグ・ショーンが囁くようなヴォーカルを披露していたのと同様、クレジットされていないジェイミー・フォックスが起用されています。


8位右下矢印 (先週7位、最高位5位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – Wildest Dreams
ワンランクダウン。
最近のテイラーのキャラとはちょっと違う曲で、低く抑え気味のヴォーカルはラナ・デル・レイ風。メロドラマの雰囲気が漂うと評されています。
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – ヒット曲ベスト20


9位右下矢印 (先週8位、最高位4位)
Fetty Wap(フェティ・ワップ) feat. Remy Boyz(レミー・ボーイズ) – 679
こちらもワンランクダウン。
フェティ自身は一番のお気に入りのようですが、年間チャートでは “Trap Queen” はトップ5入りが期待できるのに対して、こちらは20位以内の当落線上にあると思われます。

10位アップ (先週13位、最高位10位)
Meghan Trainor(メーガン・トレイナー) feat. John Legend(ジョン・レジェンド) – Like I’m Gonna Lose You
メーガンは3曲目、ジョン・レジェンドは2曲目となるトップ10。
「人を愛するなら時間を無駄にするな」がテーマの曲。メーガンは、『愛する人がいなくなる夢を見て泣きながら目が覚めたときにこの曲のアイデアが浮かんだ』と語っています。

トップ10圏外ではエル・キングの “Ex’s & Oh’s” が12位をキープ、アレッシア・カラの “Here” が15位→13位となっています。

以上、最新のチャートでした。

(関連記事、コメント欄はこの下)

 
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コメント

  1. 名無し より:

    あ、そうなんですか
    知りませんでしたw

  2. 名無し より:

    今週1番驚いたのはマイケルがカムバックしたことですね。

  3. 名無し より:

    Focusのボーカルはジェイミーだったんですね。
    てっきりMystikalかと思ってましたw
    それとメーガンのトップ10入りは結構予想外でした

    • そうなんです。なぜクレジットされていないのか不明ですが…
      メーガンは私も意外で、トップ10は難しいかなと思っていました。

  4. はろ より:

    アリアナの曲は本当にproblemに似ていますね。聴かせる曲も聴きたいですが、この曲もいいかも。あと私も679が彼の曲では一番好きです。

    • アリアナの曲、ホントに似てますよね。でもこれはこれでいいと思います。
      フェティの679は4位止まりでしたが、私もTrap Queenより好きです。