ビルボード Hot 100(2016/01/09付) トップ10解説

 
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2016/01/09付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Adele(アデル) – Hello
女性ソロとしてはロード以来となる9週連続1位。
SpotifyやApple Musicなどのストリーミング・サービスには提供されていないこの曲、アデルは先週、TIME誌のインタビューでその理由について『私はストリーミングは使わない。使い捨てみたいだし』『自分でまだよくわからないものに託すことはできないの』と語っています。
【解説・和訳】Hello / Adele(アデル)


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Sorry
1位との差は縮まったものの今週も2位。
プロデューサーのスクリレックス曰く、『実は緻密なシンプルさが秘められている』曲。その意味するところはよくわかりませんが、ダンスホール、トロピカル・ハウス、EDM、レゲトン(ヒップホップに影響を与えたレゲエ+サルサ等が融合した音楽)などの要素を含んだサウンドに “Sorry” というシンプルなメッセージが乗せられています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト10


3位右上矢印 (先週4位、最高位3位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Love Yourself
ワンランクアップでトップ3入り。
“Sorry” 同様、本人が出演していないビデオの再生回数はようやく1億回を突破。”Love Yourself” のメモを残して彼が居なくなるという切ないラストシーンが印象的です。


4位右下矢印 (先週3位、最高位2位)
Drake(ドレイク) – Hotline Bling
12週続いたトップ3からついに陥落もトップ10は15週目。
終始控えめで抑えた感じのサウンドですが、『君は俺の携帯によく電話してきてたよね』という元カノに対してやや未練があるような歌詞とよくマッチしている佳曲だと思います。


5位右矢印 (先週5位、最高位1位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – What Do You Mean?
トップ5をキープ。
今週もトップ5に3曲がランクインでジャスティンはビリー・ジョエルと並ぶ通算75週目のトップ10。また、ビルボードでの順位をもとにスコア化したアーティストランキングでは98位に上昇、トップ100入りしています。
【解説・和訳】What Do You Mean / Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)


6位右矢印 (先週6位、最高位6位)
Selena Gomez(セレーナ・ゴメス) – Same Old Love
変わらず最高位をキープ。
この曲が収録されているアルバム “Revival”(復活)は『私にとって方向転換の作品』と語っているセレーナ、体の免疫系が健康な組織を破壊する「ループス」という難病からの復活という意味も込められているのかもしれません。


7位右上矢印 (先週8位、最高位7位)
Alessia Cara(アレッシア・カラ) – Here
ワンランクアップで最高位更新。
ビルボードが選ぶ2015年のベストソングでは6位に選ばれています。


8位右上矢印 (先週9位、最高位4位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – Stitches
再上昇でワンランクアップ。
クリスマスにTwitterのフォロワーが5百万人を超えたショーンのこの曲、ドイツのiTunesでは1位を獲得しています。


9位右下矢印 (先週7位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – The Hills
2ランクダウンながら今週もトップ10はキープ。
これでザ・ウィークエンドのトップ10連続滞在記録は45週となり歴代3位のリアーナにあと1週と迫っています。
【解説・和訳】The Hills / The Weeknd(ザ・ウィークエンド)


10位右矢印 (先週10位、最高位8位)
Meghan Trainor(メーガン・トレイナー) feat. John Legend(ジョン・レジェンド) – Like I’m Gonna Lose You
今週も何とかトップ10をキープ。
最高位8位ながらトップ10は7週目。これはデヴィッド・ゲッタの “Hey Mama” 以来、ビルボード史上26曲目という地味ながらレアな記録となっています。

トップ10圏外では、マライア・キャリーの “All I Want For Christmas Is You” が今週も最高位更新で18位→11位 ドレイクとフューチャーの “Jumpman” が13位→12位、トゥエンティ・ワン・パイロッツの “Stressed Out” が19位→13位、ザ・チェインスモーカーズの “Roses” が26位→20位などとなっています。

以上、最新のチャートでした。

(関連記事、コメント欄はこの下)

 
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コメント

  1. ななし より:

    In The NightはAudioだけならいいんですけどね
    PVがちかちかするのと残酷なところがちょっと・・・

  2. 匿名 より:

    “In The Night”はやっぱりあのチカチカ映像がダメなんですかね?昔日本でもピカチュウの映像で具合が悪くなった人がいるような感じに近いような気がします。weekndの曲だとEarned Itがやっぱり好きです。映像も私は好きです。

    • はろ より:

      ごめんなさい。名前入れ忘れました。

    • チカチカもそうですが、内容も不評のようです。
      再生回数が伸びないのは途中で見るのをやめる人が多いからかも。

      “Earned It” のビデオは私も好きです。(^_^;

  3. ななし より:

    WeekndはEminemとのRemixが大きかったですもんね。

  4. ななし より:

    ドレイクも不運ですね
    1位に1週もなれなかったのは、ちょっと残念です

  5. ななし より:

    マライアすごすぎです…
    ウィーケンドトップ10滞在記録危ないですね
    てっきり今週トップ10入りするだろうと思っていたんですが

    私の予想では、来週はトップ10が大きく変動すると思います

    • マライアはなぜか今年だけプロモーションに力を入れていた感じがします。その効果があったのかも。
      ウィークエンドの “In The Night” はビデオがハンデになっている気がします…