2016/01/02付 ビルボード Hot 100 トップ10解説
1位 (先週1位、最高位1位)
Adele(アデル) – Hello
2016年最初のチャートを制して8週目の1位。
これは “Rolling In The Deep” の7週を抜く自己新記録で、(先週の時点で)イギリス人としてはビートルズ( “I Want To Hold Your Hand” が7週、”Hey Jude” が9週)以来となる7週以上のNo.1ヒットを2曲持つアーティストとなっています。また初登場で8週連続1位というのはマライア・キャリーの “Fantasy” と並ぶビルボード史上4位の記録。
【解説・和訳】Hello / Adele(アデル)
2位 (先週2位、最高位2位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Sorry
自身初となるストリーミングのチャートを制するも2位変わらず。
1位の “Hello” はチャートポイントが9%ダウンに対してこちらは1%未満のダウン。ビルボードによると来週は僅差の勝負になるようで、逆転の可能性もあるそうです。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト10
3位 (先週3位、最高位2位)
Drake(ドレイク) – Hotline Bling
今週もトップ3をキープ。
ビデオで披露している「ダサい」と評判(?)のドレイクのダンスですが、本人は『このビデオで男性がもっとダンスをするきっかけ(刺激)になればいい』と話しています。
4位 (先週5位、最高位4位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Love Yourself
ワンランクアップで最高位復帰。
自分のことを振ったつもりの元カノに、「僕を傷つけたり泣かせたりしたと思ってるかもしれないけどそんなことはないから。僕はもう乗り越えて次に進んでいるから君も自分の道を行って自分を大切にしなよ」という、ジャスティンが大人の男になったことを感じさせる曲。
5位 (先週4位、最高位1位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – What Do You Mean?
ワンランクダウンもトップ5はキープ。
『踊れる曲を作るのは難しい。意味が浅くて安っぽい曲になりがちだから。過去にはレーベルに言われるがままに自分じゃ二度と聞きたくない曲を歌わされてきたけど、ああいうことは二度としたくない』と語っているジャスティン、この曲は歌詞の内容もしっかりしていて踊れるお気に入りの曲ということのようです。
【解説・和訳】What Do You Mean / Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)
6位 (先週9位、最高位6位)
Selena Gomez(セレーナ・ゴメス) – Same Old Love
3ランクアップで最高位更新。
急上昇の要因は今月11日に開催(18日放送)された “Billboard’s 2015 Women In Music” でのパフォーマンス効果。ちなみにこの曲のビデオの後半部分は9月16日にロサンゼルスで開催された “Revival Event” の模様が収められています。
7位 (先週6位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – The Hills
ワンランクダウン。
『俺が電話するのは決まって5時半 君と一緒にいられるのはその時間だけ』と歌われているこの曲ですが、ウィークエンドがトップ10にいられる時間は長く(今週で44週)、まだまだ続くかもしれません。(後述)
【解説・和訳】The Hills / The Weeknd(ザ・ウィークエンド)
8位 (先週8位、最高位8位)
Alessia Cara(アレッシア・カラ) – Here
変わらず最高位をキープ。
『私はどうしてここ(パーティ)にいるの、ここで何してるの、ここがお開きになるのなんか待っていられない』と歌われているこの曲、『最後に笑うのはきっと君だよ』という冒頭の男性のセリフがちょっと意味深です。
9位 (先週7位、最高位4位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – Stitches
2ランクダウン。
ショーンはこの曲が至る所で使われていることを嬉しく思いつつ、『ジムで流れているのは変な感じ。特に汗びっしょりのヒゲの男性が口ずさんでいるとね』と語っています。
10位 (先週10位、最高位8位)
Meghan Trainor(メーガン・トレイナー) feat. John Legend(ジョン・レジェンド) – Like I’m Gonna Lose You
何とかトップ10をキープ。
今日(12月22日)22歳になったメーガンと来週(12月28日)37歳になるジョン・レジェンドのデュエットになっているこの曲、ベン・E・キングの “Stand By Me” やビートルズの “With A Little Help From My Friends” とも共鳴していると言われています。
トップ10圏外では、ザ・ウィークエンドの “In The Night” が19位→12位、トゥエンティ・ワン・パイロッツの “Stressed Out” が28位→19位、そしてマライア・キャリーの “All I Want For Christmas Is You” がリリース後21年で自己最高位を更新する22位→18位などとなっています。
以上、最新のチャートでした。
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コメント
2ndシングルって”When We Were Young”でしたっけ?
そうです。
こちらも評判いいみたいですが、今週はまだ55位でくすぶっています…
In The Nightのトップ10入りはともかく
Stressed Outも結構きてますね。
自分の中でも気に入ってるのでトップ10入りしてほしいですね。
アデル旋風はもう終わったんですかね・・・。
“Stressed Out”、いいですよね。
私もトップ10入りして欲しいと思っています。
アデルの “Hello” はそろそろ息切れで2ndシングルにバトンタッチかも。