2015/07/25付 ビルボード Hot 100 トップ10解説
ビルボードの集計期間が変わったため、トップ10解説の記事は毎週火曜日の更新となります。
1位 (先週2位、最高位1位)
OMI(オーミ)- Cheerleader
オーミは初となるナンバーワン。
レゲエが1位を獲得するのはビルボード史上9曲目ですが、2000年以降ではシャギーの “It Wasn’t Me”(2001年)、ショーン・ポールの “Get Busy”(2003年)、ショーン・キングストンの “Beautiful Girls”(2007年)、そしてマジック!の “Rude”(2014年)に続く5曲目となっています。また、ワンワードのアーティストによるワンワードの曲が1位になるのもマジック!の “Rude” 以来。
2位 (先週1位、最高位1位)
Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ) feat. Charlie Puth – See You Again
2位に陥落でラップソングとしての1位最長記録ならず。
ビルボードのランキングをもとにスコア化したオールタイム・チャートではレディ・ガガの “Poker Face”、アデルの “Someone Like You”、アウトキャストの “Hey Ya!” と並び82位でトップ100入りしています。
Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ) – ヒット曲ベスト10
3位 (先週6位、最高位3位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Can’t Feel My Face
3ランクアップでトップ3入り。
アップルの新サービス “Apple Music” の発表の際にゲスト・パフォーマーとしてこの曲を披露したウィークエンド、アップル側のプッシュもあって(?)オンデマンド(定額制サービスでの再生)が好調のようです。
4位 (先週4位、最高位1位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) feat. Kendrick Lamar – Bad Blood
4位変わらず。
テイラー・スウィフトは史上28人目となる通算130週目のトップ10。これはレディ・ガガを抜き、ローリング・ストーンズ、アリシア・キーズと並ぶ記録。また、彼女のヒット曲ランキングではこの曲が “Love Story” を抜いて6位に上昇しています。
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – ヒット曲ベスト20(更新)
5位 (先週3位、最高位3位)
Silento(サイレント) – Watch Me
2ランクダウンで1週でトップ3から陥落。
先週のジャンプアップはビデオのリリース効果。サイレント曰く、『(この曲で)人が踊っているビデオを観るのが飽きたので自分(の演出)で作ることにした』そうです。
6位 (先週5位、最高位2位)
Fetty Wap(フェティ・ワップ) – Trap Queen
3週連続でワンランクダウン。
200万ダウンロードを突破、トップ10は18週目、そしてストリーミングのチャート(主要3チャートの一つ)では6週目の1位となっており、年間チャートでもトップ10入りが期待できそうです。
7位 (先週7位、最高位4位)
WALK THE MOON(ウォーク・ザ・ムーン) – Shut Up And Dance
変わらず7位。
先週はニューヨークのセントラルパークで行われた「グッド・モーニング・アメリカ」のサマー・コンサートに出演したウォーク・ザ・ムーン。この曲をライブで完璧にパフォーマンスしています。
8位 (先週10位、最高位8位)
Rachel Platten(レイチェル・プラッテン) – Fight Song
2ランクアップで最高位更新。
テイラー・スウィフトが一緒に歌う動画が出て100万人がいいね!をクリックして注目を集めた曲。
9位 (先週8位、最高位8位)
Skrillex & Diplo(スクリレックス&ディプロ) with Justin Bieber – Where Are U Now
もともとジャスティン・ビーバーがピアノを弾きながら書いた曲。そこにスクリレックス&ディプロがビートを加えて完成したものだそうです。
10位 (先週9位、最高位8位)
David Guetta(デビッド・ゲッタ) feat. Nicki Minaj, Bebe Rexha & Afrojack- Hey Mama
ワンランクダウン。
チャートポイントは上昇しているようですが、ニッキー・ミナージュが結婚を意識して『料理もするし、掃除もする』とラップしているこの曲とも来週はお別れかもしれません。
以上、最新チャートのトップ10でした。
(関連記事、コメント欄はこの下)
コメント
!(◎_◎;)集計期間変更になることあるんですね!
shaggyといえば「I need your love」お気に入りです。
集計期間が変わったのは私が知る限り初めてです。
楽曲のリリース情報を管理する(?)国際的な団体が発足して、そこの各種発表に合わせるためだそうです。
OMI強し!
Watch meが落ちたのは驚きでした・・・。