2015/08/08付 ビルボード Hot 100 トップ10解説
1位 (先週1位、最高位1位)
OMI(オーミ)- Cheerleader
2位との差を広げて3週目の1位。
ヴァース3の最後で「あとは君に結婚を申し込むだけ」と歌われているこの曲、マジック!の “Rude” とは同じレゲエ、1位獲得(時期もちょうど1年後)、アーティスト名もタイトルもワンワードという多くの共通点がありますが、『”Cheerleader” のほうは彼女の親に結婚を断られることはなさそうだ』という見方もあるようです。
2位 (先週2位、最高位2位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Can’t Feel My Face
2位をキープ。
1位との差は先週は9%で今週は15%と広がっているものの、来週は1位獲得の可能性あり。理由は今日(7/28)、ビデオがリリースされるため。
3位 (先週5位、最高位3位)
Silento(サイレント) – Watch Me
最高位復帰。
“Whip/Nae Nae” というサブタイトル(非公式?)が付いているこの曲、「ホイップ」、「ネイネイ」とは共にダンスの名称。歌詞には「スタンキー・レッグ」、「ブレイク・ユア・レッグ」 、「バップ」、「ユール」、「スーパーマン」という言葉が出てきますが、これらも全てダンス用語だそうです。
4位 (先週4位、最高位1位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) feat. Kendrick Lamar – Bad Blood
ケイティ・ペリーとの確執がテーマになっている曲ですが、表面上では争いながらも(ビジネスはお互いに)うまくやっているし、仲良くケンカしているようにも見えるので、ある意味「二律背反ソング」だと思います。
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – ヒット曲ベスト20
5位 (先週3位、最高位1位)
Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ) feat. Charlie Puth – See You Again
2ランクダウン。
ウィズ・カリファのパートはラップとしては近年まれにみるクリーンな歌詞。『何よりも大切な家族 お前はいつでも俺の隣にいてくれた 俺と最期のドライブに出かけようか』というプリフックがチャーリー・プースのフック部分を際立たせていると思います。
Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ) – ヒット曲ベスト10
6位 (先週6位、最高位2位)
Fetty Wap(フェティ・ワップ) – Trap Queen
今週も変わらず6位。
イマジン・ドラゴンズの “Radioactive”、ホジアーの “Take Me To Church” など15曲と並び、ビルボード史上67曲目となる20週目のトップ10となっています。
7位 (先週87位、最高位7位)
Fetty Wap(フェティ・ワップ) feat. Monty(モンティ) – My Way
フェティ・ワップは2曲目、モンティは初のトップ10。
カニエ・ウェストの仲介でドレイクがこの曲をリミックス、17日にデジタルリリースされたことで急上昇。誰からの影響も受ける必要がないくらいの経済力があるという内容で、フランク・シナトラの同名異曲を想起させる曲。
8位 (先週8位、最高位8位)
Rachel Platten(レイチェル・プラッテン) – Fight Song
今週も変わらず8位をキープ。
『海に浮かぶちっぽけなボートがビッグウェーブを起こすことがある』『たった一言が心を開かせることがある』と歌われているこの曲、まさにレイチェル・プラッテンはこの一曲でビッグウェーブを起こしています。
9位 (先週7位、最高位4位)
WALK THE MOON(ウォーク・ザ・ムーン) – Shut Up And Dance
2ランクダウン。
Hot Rockのチャートでは長期政権を築き、本チャートでも最高位4位ながら16週目のトップ10と大健闘のこの曲ですが、来週はお別れかもしれません。
10位 (先週9位、最高位9位)
Major Lazer(メジャー・レイザー) & DJ Snake(DJスネーク) feat. MØ(ムー) – Lean On
ワンランクダウン。
メジャー・レイザーのディプロは『インドは特別で美しく、自分を控えめな気持ちにさせてくれる』と語っており、みんな誰かの支えが必要だと感じたことがこの曲の背景になっているようです。
以上、最新のチャートでした。
(関連記事、コメント欄はこの下)
コメント
Cheerleaderが先週2位になっていますよ!
ご指摘ありがとうございます!
修正しました。