ビルボード Hot 100(2016/01/30付) トップ10解説

 
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2016/01/30付 ビルボード Hot 100 トップ10解説

アメリカが祝日だったため、いつもより1日遅れでの更新となります。



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Sorry
自己新となる2週目の1位。
素行が悪く何かとトラブル続きだった時期とこの曲について、ジャスティンは『わかってもらいたかったのは僕にも傷つきやすい部分があるということ。(中略)自分はベストじゃないって思うこともあるかもしれない。でもそれはベストな時期はこれからだと思って、常にベストを尽くすことが僕らのできることだって気づいてそんな思いを込めたんだ』と語っています。

2位右矢印 (先週2位、最高位1位)
Adele(アデル) – Hello
今週も僅差で2位。
人気司会者ジェームス・コーデンの「レイト・レイト・ショー」(1/13放送)でカープール(相乗り)カラオケのゲストとして参加したアデル、この曲はもちろん “Someone Like You”、”All I Ask”、”Rolling In The Deep” の他、大ファンだというスパイス・ガールズの “Wannabe”、ニッキー・ミナージュの “Monster” の計6曲を披露してくれています。
【解説・和訳】Hello / Adele(アデル)

Justin-and-mom
3位右矢印 (先週3位、最高位3位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Love Yourself
変わらず最高位をキープ。
クールというよりかなりきつい歌詞が目立つこの曲、『誰でも好きっていう僕のママだって君のことは好きじゃないんだ』という部分についてジャスティンは、『母親はどこかで(自分の息子を彼女に)取られたくないって思っているところがあるから(そう言うだけ)。』と語っています。(添付の画像の女性はジャスティンの母親)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20


4位右上矢印 (先週5位、最高位4位)
Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ) – Stressed Out
順調に上昇して最高位更新。
『誰も聴いたことのないサウンドを見つけられたらいいのに』という歌い出しで始まるこの曲、ジャンル的にはオルタナ・ヒップホップで、あまり耳にしたことのないサウンドに仕上げられています。


5位右上矢印 (先週6位、最高位5位)
Selena Gomez(セレーナ・ゴメス) – Same Old Love
リミックス版のリリースが奏功して最高位更新。
この曲が「具体的な誰かとの関係」とみなされているとの指摘に対してセレーナは、『わかっている。これはみんなが経験する(恋愛の)サイクルについての曲なの。おかしくなっちゃうけど、美しいとも思う』と語っています。


6位右上矢印 (先週9位、最高位6位)
Alessia Cara(アレッシア・カラ) – Here
3ランクアップで最高位更新。
ドレイクに代わってHot R&B/Hip-Hopのチャートを制したこの曲、「両手を挙げて」というクラブやパーティのノリにうんざりとか飽きたというのではなく、もともとパーティが好きじゃなく楽しめないという内容で、アレッシアは『100%本当のこと。でもまわりの(パーティに参加している)人たちのせいじゃなくて、私自身のこと(性格)なの』と語っています。

drake-snl
7位右下矢印 (先週4位、最高位2位)
Drake(ドレイク) – Hotline Bling
3ランクダウンで一気にトップ5から陥落。
ちょっと控えめなサウンドと『俺が街を離れてから お前は肌を露出しての外出が多くなった』という歌詞などから、ザ・ポリスのスティングがフランスの娼婦との関係を歌った “Roxanne”(ロクサーヌ)の続編とも評されている曲。


8位右下矢印 (先週7位、最高位4位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – Stitches
ワンランクダウン。
どんなに傷つけられても恋人とは別れられず「傷口を縫わなきゃ」と歌われているこの曲、どんなにひどい目にあっても騙されても「あなたのウソのつき方が好き」と歌われているエミネム&リアーナの “Love The Way You Lie” を想起させると言われています。


9位右上矢印 (先週10位、最高位8位)
Meghan Trainor(メーガン・トレイナー) feat. John Legend(ジョン・レジェンド) – Like I’m Gonna Lose You
ここにきてまた再上昇。
最高位8位ながらこれでトップ10滞在が10週となり、単独でビルボード史上最長記録となっています。


10位右下矢印 (先週8位、最高位1位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – What Do You Mean?
2ランクダウンながらトップ10はキープ。
これで20週連続のトップ10となり、あと1週でトップ10デビューした曲としてはニッキー・ミナージュの “Starships”、マルーン5の “Sugar” と並び史上最長となります。
【解説・和訳】What Do You Mean / Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)

トップ10圏外では、ザ・チェインスモーカーズの “Roses” が13位→11位、ブライソン・ティラーの “Don’t” が17位→13位、G・イージー&ベベ・レクサの “Me, Myself & I” が29位→19位、ショーン・メンデス&カミラ・カベロの “I Know What You Did Last Summer” が22位→20位、などとなっています。

以上、最新のチャートでした。

(関連記事、コメント欄はこの下)

 
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コメント

  1. ヒット好き より:

    おそらく来週アデルが返り咲きすると思います
    3.4.5.6.7位は変わらずにrosesが8位か9位あたりで、10位にstitchesかな…
    ジャスティンはギリギリ耐えるのでは

  2. ヒット好き より:

    間違いないですね。
    来週あたりrosesがトップ10入りしそうですね。

    • “What Do You Mean?” の連続トップ10滞在記録が20週で途絶えて”Roses”がトップ10入り、というのが妥当な予想でしょうか。

  3. ヒット好き より:

    justinとメーガンは強いですね。

    初登場トップ10入りの曲ではshake it offじゃないんですね。

    • 記載漏れだったので修正しましたが、初登場トップ10入りの曲で「連続」でのトップ10滞在記録でした。
      連続でなければ多分 “Shake It Off” の24週が最長ですね。(未確認)