2016/04/02付 ビルボード Hot 100 トップ10解説
1位 (先週1位、最高位1位)
Rihanna(リアーナ) feat. Drake(ドレイク) – Work
今週も2位とは大差で5週目の1位。
この曲が収録されているアルバム “Anti” も7週ぶりに返り咲きで1位を獲得。リアーナにとってシングルとアルバムの同時制覇はアルバム “Unapologetic” とシングル “Diamonds” 以来4年ぶり2回目(2週目)だそうです。
【解説・和訳】Work / リアーナ feat. ドレイク
2位 (先週2位、最高位1位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Love Yourself
これで5週連続、通算7週目の2位。
40ドルという強気の値段で売り出されているT-シャツにスペルミスがあったことでも話題になっているジャスティンの “Purpose” ツアーですが、この曲のライブ・パフォーマンスのほうはおおむね好評のようです。
【解説・和訳】Love Yourself / ジャスティン・ビーバー
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20(更新)
3位 (先週5位、最高位3位)
Lukas Graham(ルーカス・グラハム) – 7 Years
順調に上昇してトップ3入り。
『僕はたくさん本を読むし、いろんなことに挑戦して、いろんなものを見る』と語っているフロントマンのルーカス・グラハム・フォルクハマー。少しでも賢く、若くいるために心がけているそうで、そんな日常の想いがこの曲の背景になっているようです。
4位 (先週3位、最高位2位)
Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ) – Stressed Out
ワンランクダウンでトップ3から陥落。
『俺の名前はブラリー・フェイス(ぼんやり顔) 君がどう思うか気になるんだ』と、この曲が収録されているアルバムタイトルが歌詞に使われていますが、この “Blurryface” とは人間のネガティブな側面を表現しているそうです。
5位 (先週4位、最高位4位)
Flo Rida(フロー・ライダー) – My House
こちらもワンランクダウン。
部分的にスペイン語が使われているラップの部分について、某評論家は『この「ノイズ」は犬にしか聞き取れない』と酷評していますが、個人的にはそれほどでもないと思います。
Flo Rida(フロー・ライダー) – ヒット曲ベスト10
6位 (先週6位、最高位1位)
ZAYN(ゼイン) – PILLOWTALK
5週連続の6位。
主要チャートの一つ、ラジオのチャートでようやくトップ10入りしたこの曲、これはワン・ダイレクション時代でも “What Makes You Beautiful” と”Story Of My Life” の2曲だけしかなく、しかもこの2曲より早いトップ10入りだそうです。
【解説・和訳】PILLOWTALK / ZAYN(ゼイン)
7位 (先週7位、最高位7位)
G-Eazy(G・イージー) × BeBe Rexha(ベベ・レクサ) – Me, Myself & I
変わらず最高位をキープ。
二人のアーティスト名が珍しく(少なくともトップ10入りした曲としては初めて)”x” で併記されているこの曲、ラップ・ソングのチャートでは7週目の1位を獲得しています。
8位 (先週8位、最高位1位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Sorry
今週もトップ10に踏み止まってこれで21週目。
21週目のトップ10はビルボード史上55曲目、そしてトップ10デビュー後の連続滞在記録としては史上1位タイとなっています。
【解説・和訳】Sorry / Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)
9位 (先週9位、最高位9位)
DNCE(ディー・エヌ・シー・イー) – Cake By The Ocean
こちらも変わらず。
バンド名の “DNCE” は “DANCE”(ダンス)からAを取ったもので、10代の女性ギタリスト、ジンジョー・リーによると『バンドのミッション・ステートメント(共有すべき価値観や果たすべき使命)のようなもので、行動を示すためにプロのダンサーになる必要はないということの表現』だそうです…
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – Dangerous Woman
アリアナ・グランデは7曲目となるトップ10。
人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」でのパフォーマンス効果で急上昇。アリアナはこれでデビュー以来3枚のアルバム全てからリード・シングルをトップ10デビューさせたビルボード史上初のアーティストとなっています。(リパブリック・レコード社によると “Focus” がリリースされた時のアルバム名は “Dangerous Woman” に変更前だったためリードシングル扱いにはならないそうです。)
トップ10圏外ではメーガン・トレイナーの “No” が11位→12位(チャートポイントは上昇)、フィフス・ハーモニー feat. タイ・ダラー・サインの “Work From Home” が16位→13位(再上昇)、ザラ・ラーソン&エム・エヌ・イー・ケーの “Never Forget You” が22位→19位などとなっています。
以上、最新のチャートでした。
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コメント
それにリアーナは来週ほぼ確実に全アーティスト1位になりますね。
デビューしたときには想像すらできませんでした。
またチャートに変化がなくなってきましたね…
アリアナの曲は、マックス・マーティンがプロデューサーですよね?ちょっと歌謡曲の雰囲気でかなり気に入り、何回も聴いています。
そうですね。私はFocusのほうが好きかも。