2015/07/11付 ビルボード Hot 100 トップ10解説
1位 (先週1位、最高位1位)
Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ) feat. Charlie Puth – See You Again
ダウンロード・セールスが300万を突破して11週目の1位。
これは、ラップ・ソング(Hot Rap Songのチャートに入った曲)としてはパフ・ダディの “I’ll Be Missing You”(1997年)と並び史上2位の記録となるそうです。
Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ) – ヒット曲ベスト10
2位 (先週2位、最高位1位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) feat. Kendrick Lamar – Bad Blood
今週も先週以上の僅差で2位。
この曲のビデオではケイティ・ペリー役(?)で出演し、テイラーのオープンレターによる抗議で話題になったApple Musicでは週間ストリーミング数で(初代?)1位になったセレーナ・ゴメスが『私はケイティと”Bad Blood”(確執)はない』と語ったことがちょっとしたニュースになっています。
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – ヒット曲ベスト20
3位 (先週4位、最高位3位)
OMI(オーミ)- Cheerleader
順調にアップしてトップ3入り。
ヴァース2に、クリスティーナ・アギレラのNo.1ヒットのタイトルにもなっている “Genie In A Bottle” というフレーズが出てきますが、これはアラビア童話の魔法のランプの精のことで『彼女はジニー・イン・ア・ボトルみたいに願いを叶えてくれる』と歌われています。
Fetty Wap(フェティ・ワップ) – Trap Queen
トップ3から陥落。
エド・シーランがトーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」でパフォーマンスしたことでも話題になった曲。
5位 (先週5位、最高位4位)
WALK THE MOON(ウォーク・ザ・ムーン) – Shut Up And Dance
変わらずトップ5をキープ。
どこかで聴いたようなと思っていたイントロ部分は、U2の “In God’s Country” のアレンジではとの指摘もあるようです。
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Can’t Feel My Face
自身の “Earned It” と入れ替わってトップ10入り。
ウィークエンドの3曲目のトップ10ヒットとなったこの曲、愛に包まれている時の感情をドラッグ使用時のそれと対比させているような歌詞になっています。
Silento(サイレント) – Watch Me
サイレントは初のトップ10。
世界で活躍するダンサーたちがこぞってこの曲のウィップとネイネイと呼ばれるダンスを踊っていることで話題になっている曲。
8位 (先週6位、最高位1位)
Mark Ronson(マーク・ロンソン) feat. Bruno Mars – Uptown Funk!
2ランクダウンも31週目のトップ10。
これは史上単独2位のトップ10滞在記録。1位の週数では史上2位止まりだっただけに、記録更新に期待がかかっています。
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – ヒット曲ベスト10
Selena Gomez(セレーナ・ゴメス) feat. A$AP Rocky – Good For You
セレーナ・ゴメスは3曲目となるトップ10。
マルーン5の “Sugar” 以来、今年2曲目のトップ10内デビューで、女性としては昨年のテイラー・スウィフト以来。エレクトロかつR&Bの要素も含まれている、セレーナ初のラッパー(エイサップ・ロッキー)をフィーチャーした曲。
10位 (先週8位、最高位8位)
David Guetta(デビッド・ゲッタ) feat. Nicki Minaj, Bebe Rexha & Afrojack- Hey Mama
2ランクダウン。
デヴィッド・ゲッタとニッキー・ミナージュの三度目のタッグになったこの曲、ビデオと歌詞がミスマッチということでもちょっとした話題になっています。
以上、最新チャートのトップ10でした。
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コメント
「Fight Song」がいつランクインするのかな?と思っていますが、難しいのかな。ヘイママでサビ歌っているBabeは「Take me home」?という曲で声を知りました。ミスター洋楽さんおっしゃるように、歌詞はエロなのに、派手な映像…(・・;)
Fight Song は今週14位に一歩後退していますが、まだトップ10入りの可能性はあると思いますよ。
ありがとうございました
先週の予想通り、Selena Gomezは初登場9位でしたね。さらなる上位進出が期待できます。
ここ最近、1位と2位の差について投稿されていますが、Cheerleaderが好調なので、2位と3位との差についても知りたいと思っているので、教えて頂けたら幸いです。
チャートポイント(セールス、エアプレイ、ストリーミング)の満点を100として指数化すると、現在の1位は77.7点、2位は74.5点、3位は67.8点となってます。
また、1位は全てのチャートポイントがマイナス、2位はエアプレイだけプラス、3位は全てプラス(前週比+13%)です。
という訳で、ビルボードはCheerleaderが次の1位候補であることは間違いないと公言しています。