2015/12/12付 ビルボード Hot 100 トップ10解説
1位 (先週1位、最高位1位)
Adele(アデル) – Hello
史上初となる5週連続3千万ストリーミングを記録して5週目の1位。
最近のインタビューでビヨンセからの(コラボの)オファーを断ったという噂を全面否定したアデル、彼女にとってビヨンセは “Halo”(ビヨンセのヒット曲、2009年最高位5位、「後光」の意味)のような存在なのかもしれません。
【解説・和訳】Hello / Adele(アデル)
2位 (先週2位、最高位2位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Sorry
2位をキープ。
なくした愛を取り戻す、チャンスをくれと謝るこの曲、先週のAmerican Music Awards(以下、AMA)でトリを務めたパフォーマンス効果でセールスが急伸、デジタルのチャートでは1位を獲得しています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト10(更新)
3位 (先週3位、最高位2位)
Drake(ドレイク) – Hotline Bling
ラップ・ソングのチャートでは10週目の1位を獲得し3位をキープ。
パロディやカヴァーの多さならトップクラス。中でもディスクロージャーとサム・スミスのヴァージョンはかなり好評のようです。
4位 (先週5位、最高位1位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – What Do You Mean?
ワンランクアップ。
マライア・キャリー、エド・シーラン、アリアナ・グランデ、ビッグ・ショーン、アラニス・モリセット、メーガン・トレイナー、ブリトニー・スピアーズら、そうそうたるメンバーがプロモーションに協力した曲。
【解説・和訳】What Do You Mean / Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)
5位 (先週6位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – The Hills
AMA効果でトップ5復帰。
今年のグラミーのアフター・パーティで無冠に終わったテイラー・スウィフトに髪をなで続けられたというザ・ウィークエンド、『今のヘアスタイルは4年前に思いついた。インスピレーションの源は画家のジャン=ミシェル・バスキア』だそうです。ちなみにそのジャン=ミシェル・バスキアはヘロインのオーバードーズ(過剰摂取)により27歳で亡くなっていますが、この曲の歌詞はドラッグを強く想起させる内容になっています。
【解説・和訳】The Hills / The Weeknd(ザ・ウィークエンド)
6位 (先週7位、最高位4位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – Stitches
こちらも再上昇でワンランクアップ。
『僕の頭から君を追い出さなくちゃ』というブリッジ部分が特に気に入っている様子のショーン・メンデス。他人が書いた曲を採用した決め手になったようです。
7位 (先週4位、最高位4位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Love Yourself
3ランクダウン。
『自分を好きになれば』と歌われているこの曲について、ジャスティン自身は『間違いなく僕の過去の誰か、とやかく言われたくない誰かのこと』と語っており、元ワン・ダイレクションのゼイン・マリクとの交際報道もあるセレーナ・ゴメスのことだと思われます。
8位 (先週11位、最高位8位)
Meghan Trainor(メーガン・トレイナー) feat. John Legend(ジョン・レジェンド) – Like I’m Gonna Lose You
再上昇で最高位更新。
AMAではチャーリー・プースとのキスで話題をさらったメーガン、この曲と “Marvin Gaye” の2曲のパフォーマンス効果で売り上げが急伸しています。
9位 (先週8位、最高位4位)
Fetty Wap(フェティ・ワップ) feat. Remy Boyz(レミー・ボーイズ) – 679
ワンランクダウンも15週目のトップ10。
最高位4位で15週トップ10に滞在したのはDJスネークの “Turn Down For What” 以来、ビルボード史上17曲目。ちなみに最高位4位でトップ10の最長滞在記録はアヴィーチーの “Wake Me Up!”(21週)。
thank u @taylorswift13 for showing me what 55,000 people looks like. I love u goodnight pic.twitter.com/uPueTRneSZ
— ac (@alessiacara) 2015, 11月 1
10位 (先週10位、最高位10位)
Alessia Cara(アレッシア・カラ) – Here
ラジオのエアプレイが好調で10位をキープ。
テイラー・スウィフトのツアーにゲスト参加、この曲を一緒にパフォーマンスしたこともヒットの要因。
今週も7曲がカナダ人となったトップ10ですが、圏外ではセレーナ・ゴメスの “Same Old Love”(13位→11位)、エリー・ゴールディングの “On My Mind”(15位変わらず)、トラヴィス・スコットの “Antidote”(23位→20位)などとなっています。
以上、最新のチャートでした。
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コメント
Weekndはこのタイミングで″In The Night”のPV出したら
連続トップ10入りのさらなる更新が期待できそうですけどね。
よっぽどのビデオじゃないとIn The Nightはちょっと厳しいかも…
たぶんThe Hillsは20週以上トップ10入りしそうですけどね・・・。
Billboard200でのトップ10にアデルのアルバム2つが入っているのも、すごいですよね
Uptown Funk!も今週落ちるかなと思ってたんですが、また上昇しているのが一番びっくりしました。
The Hillsはあと3週なので20週は行きそうですね。
アデルは話題が話題を呼んでいる感じで確変状態かも。
Uptown Funk!ですが、”Gains in performance” のマークが付いていたので、どこかでやったパフォーマンス効果だと思います。
年内残りは全ての1位はアデルがいきそうですね。
Weekndの連続トップ10入り期間も結構長いですよね。
そうですね。
ザ・ウィークエンドの連続トップ10入りは来週で史上3位タイになるので記事に書こうと思っていました。
最長はケイティ・ペリーの69週、2位がエイス・オブ・ベイスの48週、3位がサンタナとマライア・キャリーの42週です。