ビルボード Hot 100(2015/10/03付) トップ10解説

 
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2015/10/03付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右上矢印 (先週2位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – The Hills
ザ・ウィークエンドは2曲目となる1位。
そして昨年のテイラー・スウィフト以来となる自分自身の曲に代わっての1位獲得で、男性ソロアーティストとしては2008年のT.I.以来7年ぶり。ビルボード57年の歴史では11組目の快挙となっています。


2位右上矢印 (先週3位、最高位1位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – What Do You Mean?
再上昇でワンランクアップ。
先週、アリアナ・グランデがコンサートでこの曲をカヴァー、彼女の “One Last Time” と同じキー、同じテンポということでマッシュ・アップもちょっとした話題になっています。
【解説・和訳】What Do You Mean / Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト10


3位右下矢印 (先週1位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Can’t Feel My Face
2ランクダウンで3回目の1位陥落。
マイケル・ジャクソンを意識していると思われる曲で、ヴォーカルは “Dirty Diana” 風、重低音のベース・ラインは “Thriller” 風と言われていますが、プロデューサーはクインシー・ジョーンズではなくマックス・マーチン。
【解説・和訳】Can’t Feel My Face / The Weeknd(ザ・ウィークエンド)


4位右矢印 (先週4位、最高位3位)
Silento(サイレント) – Watch Me
今週も4位をキープ。
サイレントはこの曲が出来た経緯について、『最初はインスタグラムの15秒だけの動画でスタートした。それから多くのひとのお気に入りになり、観た人のフィードバックを加えてフルバージョンは携帯電話に録音した』と語っています。


5位右上矢印 (先週7位、最高位5位)
Selena Gomez(セレーナ・ゴメス) feat. A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー) – Good For You
セレーナは自己最高位となるトップ5入り。
エイサップ・ロッキーのラップ不要論が囁かれているこの曲、「曲の雰囲気を台無しにしている」との酷評もあるようです。


6位右上矢印 (先週9位、最高位6位)
R. City(ロック・シティ) feat. Adam Levine(アダム・レヴィーン) – Locked Away
3ランクアップで最高位更新。
「育児困難がテーマ」とか「モテ男の苦悩を歌った一曲」と解説されているブログもありますが、ロック・シティことセロンとティモシーのトーマス兄弟の実話がベースになっている曲で、刑務所に入れられた彼らの父親目線で書かれており、苦悩する母親に向けた歌詞になっています。


7位右上矢印 (先週8位、最高位7位)
Fetty Wap(フェティ・ワップ) feat. Remy Boyz(レミー・ボーイズ) – 679
ワンランクアップ。
学生向きの曲ではないものの、ブレイク後にニュー・ジャージーの出身校でフリーのコンサートを開催して “Trap Queen” やこの曲をパフォーマンスしているフェティ、『地元のファンがいなかったら今の俺は存在しなかった』とコメントしています。


8位右下矢印 (先週5位、最高位1位)
OMI(オーミ)- Cheerleader
3ランクダウンもこれで15週目のトップ10。
過去10年、”Song of the Summer” に選ばれた曲で年間チャートで1位になったのはマライア・キャリーの “We Belong Together”(2005年)だけで、5位以内に入れなかったのはケイティ・ペリーの “I Kissed A Girl”(2008年、14位)だけ。はたしてこの曲は…


9位アップ (先週16位、最高位9位)
Drake(ドレイク) – Hotline Bling
ドレイクは約2年ぶり、14曲目のトップ10。
真夜中によく電話をかけてきたという元カノをネタにした曲で、「そのホットラインが鳴れば 意味することはただひとつ」と歌われています。


10位右下矢印 (先週6位、最高位4位)
Major Lazer(メジャー・レイザー) & DJ Snake(DJスネーク) feat. MØ(ムー) – Lean On
4ランクダウンもこれで10週目のトップ10。
ディプロは『僕が作るべきなのはその場のムード、みんなを乗せる音楽を作るのが仕事なんだ』と語っており、この曲もムードと乗り重視で作られたようです。
【解説・和訳】Major Lazer(メジャー・レイザー) – Lean On

今週のトップ10は4曲がカナダ人(ザ・ウィークエンド、ジャスティン・ビーバー、ドレイク)となり、ビルボードは “Canadian Invasion”(カナダ人の侵略)と呼んでいます。

以上、最新のチャートでした。

(関連記事、コメント欄はこの下)

 
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コメント

  1. はろ より:

    不要論面白いですね?最初普通と感じた曲でしたが、段々好きになりました。セレーナの代表作かも。
    来週はサム・スミスきますかねぇ。

    • 私も不要論支持派ですが、自己最高位を更新したし、代表作と言えるかもしれませんね。
      サム・スミスはまだのようです。