1984年の今日(9月22日)、1位を獲得した John Waite(ジョン・ウェイト)の “Missing You” について解説しました。
ヴァースとブリッジでは別れた妻への未練を吐露しつつ、フックでは『君のことなんかちっとも恋しくない』と強がっているソフトロック。
妻をイギリスに残してレコード会社との契約のため拠点をニューヨークに移したジョンが、その気落ちして沈んだ気持ちをカプセル化し、情熱的かつ感傷的に繰り返す
僕は淋しくなんかない
君のことなんかちっとも恋しくないさ
というフレーズがとても印象的です。
また、本人も語っていますが、
電話線に込めたメッセージがある
:
そして今夜、僕の気持ちはこの長距離電話をためらってしまう
と歌われているように、妻への電話をためらってしまう自分気持ちがこの曲のインスピレーションになったようです。
ちなみに、ジョン・ウェイトはこの後、二-ル・ショーン、ジョナサン・ケインらとともにバッド・イングリッシュを結成、”When I See You Smile” でも1位を獲得しています。
【リンク】
当時(1984/09/22)のチャート