1988年の今日(10月22日)、1位を獲得した Phil Collins (フィル・コリンズ)の “A Groovy Kind Of Love” を解説・和訳しました。
映画「フィル・コリンズ in バスター」の主題歌で、『僕たちにはグルーヴィな(イカしてる)愛があるよね』というポップ・ソング。
もともと、ダイアン&アニタという女性二人組が1965年にレコーディングした曲で、ソングライターはクリストファー・クロスの “Arthur’s Theme”、パティ・ラ・ベル&マイケル・マクドナルドの “On My Own”、ディオンヌ&フレンズの “That’s What Friends Are For” などのナンバーワン・ヒットで知られるキャロル・ベイヤー・セイガーとアーチーズの “Sugar, Sugar” のナンバーワン・ヒットを手がけているトニー・ワインという女性二人。
ダイアン&アニタ
ただ、大元は1700年代に活躍したムツィオ・クレメンティというクラシック音楽家の「ソナチネop36-5 第3楽章」がベースになっているようです。
この曲を書いた時は17歳だったトニー・ワインによると、当時の流行語だった “Groovy kind of” が口癖になっていたそうで、『誰が “Groovy kind of love” と言ったか知らないけど、それを頂いちゃった』そうです。
ちなみに、1966年にはマインドベンダーズのカヴァーが最高位2位まで上昇しています。
【リンク】
当時(1988/10/22)のチャート
フィル・コリンズのヒット曲
【和訳】
[Verse 1]
ブルーな気持ちになったとき
僕は君を見つめさえすればいいんだ
そしたらもうブルーではなくなる
君が近くにいてくれると
鼓動を感じ
息づかいが聞こえるんだ
[Hook]
同意してくれるかい
君と僕には
イカしてる愛があるんだ
[Verse 2]
君が望めば いつだって
僕をその気にさせられる
君が望めば 何だって いつだって
君の唇にキスすると
ゾクゾクするんだ
心の震えが止められないんだ
[Hook]
[Verse 3]
ブルーな気持ちになったとき
僕は君を見つめさえすればいいんだ
そしたらもうブルーではなくなる
君に抱きしめられると
何も問題なくなる
僕の世界が粉々になっても
気にしない
[Hook]
君と僕には イカしてる愛があるんだ
君と僕には イカしてる愛があるんだ