ビルボード Hot 100(2016/10/29付) トップ10解説

 
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2016/10/29付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
The Chainsmokers(チェインスモーカーズ) feat. Halsey(ホールジー) – Closer
主要3チャートを3週連続で制して9週目の1位。
MTV VMAsでのパフォーマンスがオフィシャルビデオになっているこの曲、ビルボード誌のインタビューでアンドリュー・タガートはその時のパフォーマンスについて、『本番では声をミックスしてくれるっていう話だったのにリヴァーブもかけてないし、レコードよりもヴォーカルが大き目でとにかく最悪。恥をかくために出たみたいなものだった。口パクするヤツらの気持ちがわかった』と語っています。
【解説・和訳】Closer / チェインスモーカーズ feat. ホールジー


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) feat. Daft Punk(ダフト・パンク) – Starboy
1位との差を詰められず今週も2位。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの離婚が発表された数日後にリリースされたこの曲、突然セレブになった「スターボーイ」のことをヴァース3では『ただのニガ(※黒人の蔑称)がブラッド・ピットになる(ようなもの)、「レジェンド・オブ・ザ・フォール」(に出演したブラッド・ピット)は盗賊みたいにその年(の話題)をかっさらっていったんだ』と歌われています。


3位右矢印 (先週3位、最高位2位)
Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ) – Heathens
変わらずでトップ3をキープ。
“Stressed Out” 同様、惜しくも最高位2位止まりになっているこの曲、10週滞在しているトップ10は全て4位以内でこれは今年12曲目。今集計年度(11月末まで)の残り4週トップ10をキープできれば年間チャートのトップ10入り争いに加われるかもしれません。


4位右上矢印 (先週5位、最高位4位)
DJ Snake(DJ・スネーク) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Let Me Love You
ワンランクアップで最高位復帰。
先週はブラジルでライブを行ったDJ・スネーク、ジャスティン・ビーバーは不在ながらこの曲で会場を盛り上げている様子(動画)を現地のファンに向けた “Let Me Love You…” というツイートに添付してくれています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20

5位アップ (先週-位、最高位5位)
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – 24K Magic
ブルーノ・マーズは13曲目となるトップ10。
楽曲的にはシンセサイザーとオート・チューンを多用したレトロ・ファンクで、ブルーノ本人は「パーティへの招待状」と語っているパーティ・ソング。先週の土曜日には米人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」でもパフォーマンスされており、来週はその効果もあってチャートポイントは続伸すると見られています。


6位右矢印 (先週6位、最高位6位)
D.R.A.M. feat. Lil Yachty(リル・ヤッチー) – Broccoli
変わらず最高位をキープ。
スラングでマリファナを意味するブロッコリーですが、『野菜のほうもバターと塩コショウでいける』と語っているD.R.A.M.、歌詞通りブロッコリーを「一服」することもあるようです。


7位右下矢印 (先週4位、最高位2位)
Major Lazer(メジャー・レイザー) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) & MØ(ムー) – Cold Water
3ランクダウンでトップ5から陥落。
先行リリースされたリリック・ビデオは3億回以上再生されているのに対して、約1ヶ月前にリリースされたオフィシャル・ダンス・ビデオはやや力不足で再生回数はようやく5000万回に到達。ジャスティンが出演しているビデオが制作されていたら1位獲得できたのでは、という声もあがっているようです。
【解説・和訳】Cold Water / メジャー・レイザー ft. ジャスティン・ビーバー & ムー


8位右下矢印 (先週7位、最高位6位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) – Treat You Better
ワンランクダウン。
アルバム “Illuminate” は1位を獲得したものの、この曲は最高位6位止まりで失速。アイドルがDVという重たいテーマを扱ったことが一部では敬遠されたという見方もあるようです。


9位右下矢印 (先週8位、最高位1位)
Sia(シーア) feat. Sean Paul(ショーン・ポール) – Cheap Thrills
ワンランクダウン。
これであと10位になればトップ10すべての順位にランクしたことになるこの曲ですが、ちなみにビルボード史上初めてトップ10すべての順位を経験した曲はサヴェージ・ガーデンの “Truly Madly Deeply”。
【解説・和訳】Cheap Thrills / シーア feat. ショーン・ポール

10位アップ (先週12位、最高位10位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) feat. Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ) – Side To Side
アリアナは8曲目、ニッキーは13曲目となるトップ10。
アリアナにしては珍しいレゲエ風のこの曲、メインのソングライターはご存知マックス・マーティン。”Side To Side” とは「右に左に」、「フラフラ」という意味ですが、実はSEXしすぎて『あなたのせいで真っ直ぐ歩けない』というセクシャルな曲。

以上、最新のチャートでした。

 
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