1986年の今日(7月26日)、1位を獲得した Peter Gabriel(ピーター・ガブリエル)の “Sledgehammer” を解説・和訳しました。
ホーン・セクションが特徴的なファンクっぽいブルー・アイド・ソウルで、ズバリ、セックスについて歌った曲。
男性シンボルはタイトルにもなっている「スレッジハンマー(巨大なハンマー)」、女性シンボルは「果物かご」という隠喩でモザイク処理が施されていますが、ビデオの冒頭では(セクシャルな意味もある)尺八のサウンドに乗せて、精子と卵子が出会うシーンが映し出されており、曲の正体を示唆するオープニングになっています。
また、電気技師の息子のピーター・ガブリエルらしく、最後は電飾衣装を着て星空に紛れていくシーンはこの曲がカムフラージュ・ソングであることの種明かしになっているような気がします。
ちなみに、ほとんど全編コマ送りのこの曲のビデオは MTV Video Music Awards などで数々の賞を獲得しており、MTVではマイケル・ジャクソンの “Thriller”、マドンナの “Vogue”、ニルヴァーナの “Smells Like Teen Spirit” に次いで4番目に多くオンエアされているビデオだそうです。
【和訳】
[Verse 1]
(僕の)蒸気機関車は君のものさ
君が線路を引いてくれるならね
(飛び出す)飛行機だって君のもの
君が青空の背景を用意してくれるんだったらね
僕の名前を呼ぶだけでいいのさ
僕は君が必要なものの何にでもなれる
ジェットコースターも君のもの
上になったり下になったり くねらせたり
バンパーカーも君のもの
バンバンぶつけて
お楽しみは終わらない
[Hook 1]
僕は君のスレッジハンマーになりたいんだ
(あの最中に)僕の名前を呼んでくれよ
僕を君のスレッジハンマーにさせてくれよ
これは僕の意思表示なんだ
[Verse 2]
僕に君の果物かごを見せてくれ
君のミツバチになってあげるから
君の果物かごを開けてくれよ
中身はもう熟してるんだから
[Hook 2]
僕は君のスレッジハンマーになりたいんだ
(あの最中に)僕の名前を呼んでくれよ
スレッジハンマーを呼んでみたら
これは僕の意思表示なんだ
僕は君のスレッジハンマー
疑いの余地もなくね
[Bridge]
自分(の古い習慣)を脱ぎ捨てるんだ
僕を一皮むいてくれ
これは新しいことなんだ
僕は(君の中で)踊る
見せてくれよ
僕も見せるから
君だけさ
君も経験してきた
あのパワーを感じるんだ
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コメント
ピーター・ガブリエルの若い頃を初めて見ました。。。
今はだいぶ変わってしまってますよね…