ビルボード Hot 100(2018/11/17付) トップ10解説

 
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2018/11/17付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位アップ (先週-位、最高位1位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – Thank U, Next
アリアナ・グランデは11曲目のトップ10で、初の1位獲得。
セールスとストリーミングを制し、女性ではアデルの “Hello” 以来3年ぶり、ビルボード史上32曲目の初登場1位となった「ありがとう。次」というこの曲、交際1ヶ月で婚約し、お互いの名前のタトゥーまで入れたもののスピード破局したピート・デヴィッドソンをはじめ、これまで付き合ってきた元恋人たち(ビッグ・ショーン、リッキー・アルヴァレス、マック・ミラー)に向けられたもので、感謝と許し、そして決別が歌われています。


2位右下矢印 (先週1位、最高位1位)
Maroon 5(マルーン5) feat. Cardi B(カーディ・B) – Girls Like You
今週もラジオは制したものの8週目の1位はならず。
トップ10滞在はビルボード史上41曲目の23週となったこの曲、HOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではエド・シーランの “Perfect”、アッシャーの “Yeah!” などを抜き16位→12位に上昇しています。
【解説・和訳】 Girls Like You / マルーン5 feat. カーディ・B
Maroon 5(マルーン5) – ヒット曲ベスト20


3位右下矢印 (先週2位、最高位2位)
Travis Scott(トラヴィス・スコット) – SICKO MODE
ワンランクダウンもトップ3はキープ。
“Lucid Dreams” 同様、惜しくも1位を逃してしまったこの曲、ヴァース2では『305では女たちが俺をアンクル・ルークのように扱う』とラップされていますが、305はマイアミのエリアコードのことで、アンクル・ルークはそのマイアミを拠点に過激な下ネタばかりラップするという独特なスタイルで活動し、フロー・ライダーも参加していたことで知られるツー・ライブ・クルーのフロントマン。同じヴァース2でサンプリングされている彼の代表曲 “I Wanna Rock (Doo Doo Brown)” ももちろん下ネタです。

4位右下矢印 (先週3位、最高位3位)
Marshmello(マシュメロ) feat. Bastille(バスティル) – Happier
まだ上昇の余地はあるものの今週は一歩後退。
バスティルのフロントマン、ダン・スミスのスモーキー・ヴォーカルがいい味を出しているこの曲、先週(11/7)は人気TV番組 “Good Morning America” でライブ・パフォーマンスされており、観客の手拍子と笑顔を引き出しています。


5位右下矢印 (先週4位、最高位2位)
Juice WRLD(ジュース・ワールド) – Lucid Dreams
今週もワンランクダウンながらトップ5はキープ。
ビルボード史上50曲目のトップ10滞在22週となったこの曲、一発ヒットランキングでは、オーミの “Cheerleader”(2015年、最高位1位)を抜いて単独8位となっています。


6位右上矢印 (先週9位、最高位6位)
Halsey(ホールジー) – Without Me
3ランクアップで最高位更新。
リリースから2週間で再生回数は約1,500万回(好調とは言えないレベル)となっているこの曲のビデオ、元恋人のジー・イージーそっくりの俳優を相手に付き合っていた頃の幸せな様子、口論になり争う様子、そして最後に彼と別れるまでをホールジー自身が演じており、彼女は『(撮影は)とてもエモーショナルなものになった』と振り返っています。


7位右下矢印 (先週5位、最高位3位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Better Now
2ランクダウンでトップ5から陥落。
トータルで5位に7週滞在したこの曲、これはビルボード史上7曲目でイマジン・ドラゴンズの “Thunder”(最高位4位で5位は8週)に次ぐ記録となっています。


8位右下矢印 (先週6位、最高位2位)
Kodak Black(コダック・ブラック) feat. Travis Scott(トラヴィス・スコット) & Offset(オフセット) – ZEZE
こちらも2ランクダウン。
スチール・ドラムのアフリカンなサウンドが印象的なこの曲、”ZEZE”(ズィーズィー)というタイトルがいろいろな憶測を呼んでいますが、敵対しているシックスナインの “FEFE” などの曲名を茶化しているという説が有力である一方、コリンズの英語辞書によると西アフリカが発祥の弦楽器の名前だそうで、ダブルミーニングにしているのかもしれません。(ちなみに、コダック・ブラックの両親はハイチ出身で、ハイチ人の中には西アフリカから連れられてきた奴隷を起源に持つ人がたくさんいると言われています。)


9位右上矢印 (先週10位、最高位9位)
Sheck Wes(シェック・ウェス) – Mo Bamba
ワンランクアップで最高位更新。
リリースは昨年の6月というこのスリーパー・ヒット、音が外れているのはワンテイクのみの録音だったことが大きく、後から聴いたシェック・ウェス本人も “Oh! Fuck!” と驚いた(嘆いた?)そうですが、それでもプロデューサーによってだいぶ「まし」に仕上げられているようです。


10位右下矢印 (先週8位、最高位4位)
Lil Baby(リル・ベイビー) & Gunna(ガンナ) – Drip Too Hard
2ランクダウン。
スムーズでメロディックなラップが特徴的なこの曲、ラッパー定番のビデオが想定外の(?)不調ということもあって、来週トップ10に踏みとどまれるかどうかは微妙です。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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