ビルボード Hot 100(2018/12/01付) トップ10解説

 
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2018/12/01付 ビルボード Hot 100 トップ10解説

今週からビルボードは集計上、新年度となります。
そしてこのトップ10解説も8年目に入ります。引き続き、よろしくお願い致します。



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – thank u, next
ストリーミングを制して3週目の1位。
タイトルに “Thank” が付く曲としてはダイドの “Thank You”(2001年、最高位3位)以来のトップ10ヒット、そしてマライア・キャリー with ジョー&98°の “Thank God I Found You”(2000年、最高位1位)以来の1位獲得となった「感謝」の気持ちが歌われているこの曲、先週は感謝祭(Thanksgiving:11月の第4木曜日)にちなんだ企画(ラジオ番組やアプリのプレイリストなど)で取り上げられていたようです。今週はラジオこそ45%アップながらセールス47%減、ストリーミング31%減で2位とは僅差となっていますが、近々(今週中?)ビデオがリリースされる予定になっており、来週も1位をキープできるかどうかはそのタイミング次第かもしれません。


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Travis Scott(トラヴィス・スコット) – SICKO MODE
最高位をキープしてトータル4週目の2位。
イントロ部分で『ピック&ロール(バスケの戦術)でお前にもパスを回すぜ』とラップしているドレイク、ヴァース3では『俺がシュートを放つ時は、シェック並みだぜ』ともラップしており、トラヴィスだけではなく、”Mo Bamba” で一躍有名になったシェック・ウェスにもパスを回しています。
【解説・和訳】 SICKO MODE / トラヴィス・スコット


3位右矢印 (先週3位、最高位3位)
Marshmello(マシュメロ) feat. Bastille(バスティル) – Happier
ラジオで1位陥落ながら最高位の3位をキープ。
フォーブス誌の表紙を飾り、”30 Under 30″(30歳以下のリッチ30人)の一人として取り上げられたマシュメロ。そのフォーブス誌によると今年の収入(見込み)は4,400万ドル(約50億円)で、この曲のヒットが昨年からの収入倍増の主因になっているようです。ちなみに被っているヘルメットにはエアコンとプログラミング可能なLEDライトが付いていて、値段は5万5,000ドル(約620万円)、重さは約3.6キロだそうです。


4位右矢印 (先週4位、最高位4位)
Halsey(ホールジー) – Without Me
セールスを制したものの4位変わらず。
ラジオとストリーミングも先週よりアップしており、エミネムの2002年の同名異曲 “Without Me” の最高位2位を上回ること(すなわち1位獲得)もまだ不可能ではないこの曲、元恋人のジー・イージーとの別れの曲と思われていましたが、ホールジー本人によると、いくつかの異なる別れを歌ったものだそうで、この曲は『他人に利用されることを許してはいけないという自分へのリマインダー(備忘通知)』と語っています。


5位右上矢印 (先週6位、最高位2位)
Juice WRLD(ジュース・ワールド) – Lucid Dreams
再上昇でトップ5復帰。
年間チャートでのトップ10入りは微妙ではあるものの、やや厳しい(12位予想)と思われるこの曲、一発ヒットランキングでは、ザ・トニー・リッチ・プロジェクトの “Nobody Knows”(1996年、最高位2位)を抜いて5位→4位に上昇しています。


6位右上矢印 (先週8位、最高位6位)
Panic! At The Disco(パニック・アット・ザ・ディスコ) – High Hopes
ラジオを制して2ランクアップ。
パニック・アット・ザ・ディスコにとっては “I Write Sins Not Tragedies”(2006年、最高位7位)以来、12年3ヶ月ぶりのトップ10ヒット、そして自己最高位更新となったこの曲、スタンレー・カップ・ファイナル(ナショナルホッケーリーグの優勝決定戦)のプロモーション・キャンペーンで使用されたこともヒットの一因となっています。


7位右矢印 (先週7位、最高位7位)
Sheck Wes(シェック・ウェス) – Mo Bamba
変わらず最高位をキープ。
レコーディング中、パソコンのフリーズが原因でビートが途切れた際に(ビデオでは1:38頃)”Oh! Fuck! Shit! Bitch!” と叫んだというシェック・ウェス。その叫び声と途切れたビートはそのまま使用されています。


8位右下矢印 (先週5位、最高位1位)
Maroon 5(マルーン5) feat. Cardi B(カーディ・B) – Girls Like You
3ランクダウン。
年間チャートではトップ10入りが期待できるこの曲、トップ10滞在はビルボード史上19曲目(※ビルボードでは20曲目と報じていますがおそらく間違い)の25週、そしてHOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではポスト・マローン ft. 21サヴェージの “rockstar” を抜き単独9位となっています。
【解説・和訳】 Girls Like You / マルーン5 feat. カーディ・B
Maroon 5(マルーン5) – ヒット曲ベスト20


9位右上矢印 (先週10位、最高位4位)
Lil Baby(リル・ベイビー) & Gunna(ガンナ) – Drip Too Hard
再上昇でワンランクアップ。
トップ10陥落の危機が続くも何とか持ちこたえているこの曲、曲ができた背景や歌詞やビデオに関する情報はほとんどなく(ウィキペディアのページもスカスカ状態)、プロモーションが強ければもっと上にいくポテンシャルはあると思います。

10位右下矢印 (先週9位、最高位2位)
Kodak Black(コダック・ブラック) feat. Travis Scott(トラヴィス・スコット) & Offset(オフセット) – ZEZE
ワンランクダウンながら今週もトップ10はキープ。
メイキング・ビデオのようになっているオフィシャルビデオがようやくリリースされたこの曲、その効果は来週反映される予定で、これをきっかけに息を吹き返すかもしれません。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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