ビルボード Hot 100(2017/12/09付) トップ10解説

 
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2017/12/09付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) feat. 21 Savage(21サヴェージ) – Rockstar
ビデオのリリース効果もあって7週目の1位。
当初はフック部分のループになっているバージョンがアップされていたこの曲のビデオ、先週(11/21)ようやくオフィシャルビデオがリリースされましたが、日本のアクション映画「修羅雪姫」(1973年)のオマージュになっているようで、ポスト・マローンが日本刀で敵を斬殺し、真っ白の衣装が赤く染まるという「ウルトラ・バイオレント」な内容になっています。
【解説・和訳】Rockstar / ポスト・マローン ft. 21サヴェージ


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Camila Cabello(カミラ・カベロ) feat. Young Thug(ヤング・サグ) – Havana
今週もセールスを制したものの4週目の2位。
ラジオでは3週連続伸び率1位、ストリーミングでも20%アップながら1位獲得ならず(チャートポイントは “Rockstar” が11%増、”Havana” が19%増で先週より僅差)。YouTubeにアップされている全ビデオの中で、1週間の再生回数が4位(約4890万回)となっているビデオも好調の下支えになっていますが、そのビデオではカミラ・カベロ(本名:カーラ・カミラ・カベロ・エストラバオ)が引きこもりでダサい「カーラ」とセクシーで社交的な「カミラ」の一人二役を演じており、本人は『両方とも実際の自分が持ち合わせている性格だけど「カーラ」のほうがいつもの自分』だとコメントしています。


3位右矢印 (先週3位、最高位3位)
Lil Pump(リル・パンプ) – Gucci Gang
ストリーミングが好調でトップ3をキープ。
歌詞の概要としてはドラッグと高級品が好きという内容になっているこの曲、ただ、機内で騒いだため搭乗拒否にあったというウエストジェット航空へのディスもしっかりラップされています。


4位右矢印 (先週4位、最高位4位)
Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ) – Thunder
今週もラジオを制したものの4位変わらず。
ヴァース1では彼らのキャリアが始まったばかりの頃にリリースした曲のタイトル “Uptight”(イラつくの意味) を引用して “I was uptight”(俺はイラついていた)、そして同ヴァースの最後では『俺は雷の前の稲妻だった』と歌われているこの曲、昔のイラついていた自分を「稲妻だった」というメタファ(例え)で言い換えているこの歌詞はなかなか秀逸だと思います。


5位右上矢印 (先週7位、最高位5位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) – Perfect
2ランクアップでトップ5入り。
“Thinking Out Loud”、”Shape Of You” に続き自身3曲目のトップ5ヒットとなったこの曲、ストリーミングが前週比61%アップと好調ですが、ビデオの再生回数ではこの1週間で約6500万回増やし、ついに “Despacito” を上回り全ビデオの中で週間1位となっています。


6位右下矢印 (先週5位、最高位1位)
Cardi B(カーディ・B) – Bodak Yellow (Money Moves)
ワンランクダウンでトップ5から陥落。
“Money” がタイトルに付くナンバーワン・ソングとしてはダイア・ストレイツの “Money For Nothing”(1985年、3週1位)、ノトーリアス・B.I.G. ft. パフ・ダディ&メイスの “Mo Money Mo Problems”(1997年、2週1位)、リュダクリス ft. ファレルの “Money Maker”(2006年、2週1位)に次いで4曲目となったこの曲、売り上げは意外と少なくアメリカ国内ではまだゴールド認定(50万枚相当:ストリーミングによるみなし売り上げ含む)で、1位獲得曲としてはあまり稼げていないほうかもしれません。
【解説・和訳】Bodak Yellow / Cardi B(カーディ・B)


7位右下矢印 (先週6位、最高位4位)
Sam Smith(サム・スミス) – Too Good at Goodbyes
こちらもワンランクダウン。
サム・スミスがノルウェーのプロダクション・デュオ、スターゲートらと書いたこの曲、プロデュースはそのスターゲートが共同で務めていますが、彼らが過去に手がけたリアーナの “Diamonds”、ケイティ・ペリーの “Firework” などとは全く違うテイストで、ゴスペル色がかなり強い仕上がりになっています。


8位右上矢印 (先週9位、最高位4位)
Portugal. The Man(ポルトガル・ザ・マン) – Feel It Still
再上昇でワンランクアップ。
これで10週目のトップ10となったこの曲、再上昇の要因はAmerican Music Awards(以下、AMA)でのパフォーマンス効果で、セールスが先週比25%アップとなっています。


9位アップ (先週12位、最高位6位)
Demi Lovato(デミ・ロヴァート) – Sorry Not Sorry
3週ぶりにトップ10復帰。
こちらも再上昇の要因はAMAでのパフォーマンス効果。ビルボードでは “Feel It Still” ほど評価されずベスト・モーメント(10パフォーマンス)にも選ばれていませんが、セールスは32%増となっています。


10位アップ (先週11位、最高位9位)
Maroon 5(マルーン5) feat. SZA(シザ) – What Lovers Do
同じく再上昇でトップ10復帰。
ややスプーキーな(気味が悪い、お化けが出そうなの意味)シンセサイザーのサウンドで始まるこの曲、ネイキッドの “Sexual” という曲が(手を加えて)使用されているようで、ソングライターには同曲の作者がクレジットされています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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