ビルボード Hot 100(2017/12/16付) トップ10解説

 
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2017/12/16付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) feat. 21 Savage(21サヴェージ) – Rockstar
今週もストリーミングを制して8週目の1位。
薬物のオーバードーズ(過剰摂取)で先日亡くなったラッパーのリル・ピープのタトゥを入れたポスト・マローン、この曲のヴァース1では『コカインをテーブル(おつまみ)に 酒を注ぐ 心配は無用』と歌っていますが、友人の死にかなりショックを受けたようで、他人事じゃないと感じていることをラジオのインタビューで明かしています。
【解説・和訳】Rockstar / ポスト・マローン ft. 21サヴェージ


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Camila Cabello(カミラ・カベロ) feat. Young Thug(ヤング・サグ) – Havana
1位との差は若干広がったものの2位をキープ(5週目)。
ビルボードの “Woman in Music” ではブレイクスルー・アーティストに選ばれたカミラ・カベロ、ステージでは3人のギタリストを従えてシンプルなアコースティック・バージョンでこの曲をパフォーマンスしています。


3位右上矢印 (先週5位、最高位3位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) – Perfect
2ランクアップでトップ3入り。
ビヨンセとのデュエット・バージョンがリリースされ、その効果(リリース日の関係で今週はチャートポイントに18%分だけ計上)でセールス1位。来週はビヨンセの名前もクレジットされるそうで、同バージョンのポイントがフルで計上されるため、1位獲得の可能性が高いと思われます。


4位右下矢印 (先週3位、最高位3位)
Lil Pump(リル・パンプ) – Gucci Gang
ワンランクダウンでトップ3から陥落。
チャートポイントをけん引していたストリーミングが20%減、セールスも26%減となってしまったこの曲、2:04という短さは1975年以降にトップ10入りした曲としては最短だそうです。ちなみにトップ10入りした曲で最短は1961年に最高位8位を記録したヘイリー・ミルズの “Let’s Get Together” で1:28。


5位右下矢印 (先週4位、最高位4位)
Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ) – Thunder
今週もラジオを制したもののワンランクダウン。
この曲もほぼ間違いなく披露されると思われる来日公演がいよいよ来月に迫ったイマジン・ドラゴンズ、それに先駆け来日への意気込み、そして今後の展望などが「rockin’on 2018年1月号」に掲載されています。


6位右上矢印 (先週7位、最高位4位)
Sam Smith(サム・スミス) – Too Good at Goodbyes
再上昇でワンランクアップ。
数多くの「サヨナラ」を経験して慣れ過ぎてしまったというこの曲、いまのところ毎週順位が変わり、4位~10位すべての順位を経験しています。ちなみに1位~10位すべての順位を経験した曲はサヴェージ・ガーデンの “Truly Madly Deeply”、T-ペイン ft. ヤング・ジョックの “Buy U A Drank”、ジェイ・ショーン ft. リル・ウェインの “Down”、そしてジャスティン・ビーバーの “Love Yourself”、以上4曲のみ。


7位右下矢印 (先週6位、最高位1位)
Cardi B(カーディ・B) – Bodak Yellow (Money Moves)
今週もワンランクダウン。
年間チャートではトップ10入りする可能性も十分にあると思われるこの曲、HOT100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイムチャートではTLCの “Waterfalls”(1995年、最高位1位)、デボラ・コックスの “Nobody’s Supposed To Be Here”(1998年、最高位2位)と並び114まで上昇していますが、トップ100入りできるかどうかは微妙となっています。
【解説・和訳】Bodak Yellow / Cardi B(カーディ・B)

8位アップ (先週11位、最高位8位)
G-Eazy(ジー・イージー) feat. A$AP Rocky(エイサップ・ロッキー) & Cardi B(カーディ・B) – No Limit
ジー・イージーとカーディ・Bは2曲目、エイサップ・ロッキーは3曲目のトップ10。
ヒップホップ・セレブの「みだらな」ライフスタイルをラップしている曲で、フックでは『一回やれば夢中になる、二回やれば好きになる(※インスタで2回タップすると「いいね!」が付くという意味のダブルミーニング?)、3回やれば俺の女になる』とラップされています。


9位右上矢印 (先週10位、最高位9位)
Maroon 5(マルーン5) feat. SZA(シザ) – What Lovers Do
ワンランクアップ。
アダム・レヴィーンの特徴とも言える女々しさとファルセット・ヴォイス(裏声)が際立つこの曲、フックでは『ずっと願ってるんだ 恋人同士がすることを』と歌われています。


10位右下矢印 (先週8位、最高位4位)
Portugal. The Man(ポルトガル・ザ・マン) – Feel It Still
2ランクダウン。
オルタナのチャートではミューズの “Madness” が保持していた記録を破り20週1位という新記録を作ったこの曲ですが、トップ10からは今週でお別れかもしれません。

トップ10圏外ではホールジーの “Bad At Love” が14位→11位、デュア・リパの “New Rules” が18位→15位、ポスト・マローンの “I Fall Apart” が21位→19位、そして毎年恒例、マライア・キャリーの “All I Want for Christmas Is You” が21位などとなっています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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