ビルボード Hot 100(2017/12/02付) トップ10解説

 
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2017/12/02付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) feat. 21 Savage(21サヴェージ) – Rockstar
今週もストリーミングを制して6週目の1位。
11/19(日)に開催された American Music Awards(以下、AMA)では最優秀新人賞を逃したポスト・マローン(受賞はナイル・ホーラン)、先日は21歳で亡くなったリル・ピープ(ラップ界のカート・コバーンと言われていたラッパー)の追悼メッセージをツイートをしていますが、この曲では『俺は車を黒に戻して(came “Back In Black”)こう言うんだ。「安らかに眠れ、ボン・スコット」』とラップされています。(※ボン・スコットは “Back In Black” というアルバムを制作中に死亡したハードロック・バンドAC/DCのリードシンガー)


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Camila Cabello(カミラ・カベロ) feat. Young Thug(ヤング・サグ) – Havana
今週も僅差で1位獲得ならず3週目の2位。
ダディ・ヤンキーのリミックス版リリース効果もあってセールスでは1位を獲得、ラジオは17%増で9位から3位に上昇、ストリーミングも4位から3位に上昇となったものの相手もチャートポイントを伸ばして一歩届かず。カミラのTwitterでは「もうちょっとでナンバーワン」というコメントと共にiTunesとSpotifyのリンクが貼ってあるツイートが引き続き固定表示されています。


3位アップ (先週12位、最高位3位)
Lil Pump(リル・パンプ) – Gucci Gang
トップ10復帰でいきなりトップ3入り。
この曲が使用されているビデオが増殖しているようでストリーミングの上昇率トップ、セールスも45%増となって急上昇。胸元にグッチ(のロゴ)のタトゥを入れているリル・パンプが、「グッチ・ギャング、グッチ・ギャング、グッチ・ギャング…」とマントラのように唱えている曲。


4位右上矢印 (先週5位、最高位4位)
Imagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ) – Thunder
ラジオを制して最高位更新。
AMAでは最優秀デュオorグループ(ポップ/ロック)を受賞したイマジン・ドラゴンズ、ステージではカリッドとのコラボで “Young Dumb & Broke” とこの曲をパフォーマンスしており、ビルボードは「厳(おごそ)かで見事だった」と評しています。


5位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
Cardi B(カーディ・B) – Bodak Yellow (Money Moves)
2ランクダウンでトップ3から陥落。
ローリング・ストーン誌の表紙を飾ったカーディ・Bのこの曲、タイトルは元々コダック・ブラックのラップのフローを盗んでいると噂になっていたことを逆手に取って付けたものだそうで、同誌のインタビューでは『たくさんマネしてきたからどんなラッパーのフローでもマネできる。ある日はコダック・ブラックみたいにラップして、次のステージではミーク・ミルみたいにラップする。その次はミーゴスみたいに聴こえるかも』と語っています。
【解説・和訳】Bodak Yellow / Cardi B(カーディ・B)


6位右下矢印 (先週4位、最高位4位)
Sam Smith(サム・スミス) – Too Good at Goodbyes
こちらも2ランクダウンでトップ5から陥落。
サム・スミスが『ゲイである自分の成長と自信を感じてもらえると思う』というこの曲、その言葉どおり悲しい曲なのに力強さが感じられる佳曲だと思います。


7位右上矢印 (先週8位、最高位7位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) – Perfect
ワンランクアップで最高位更新。
エドが恋人のチェリー・シーボーンに向けたこのロマンチック・バラード、エドはこの曲の歌詞について、『(”You’re Beautiful” のナンバーワンヒットで知られる)ジェームス・ブラントのイビザ島の家で、朝6時に二人でフューチャーの曲を聴いているときに着想を得た』と語っています。


8位右下矢印 (先週6位、最高位3位)
Logic(ロジック) feat. Alessia Cara(アレッシア・カラ) & Khalid(カリッド) – 1-800-273-8255
今週も2ランクダウン。
グラミーでは最優秀楽曲賞にノミネートされるのではという噂があるもののAMAには全く絡まなかったこの曲、ただアレッシアはゼッドと、カリッドはイマジン・ドラゴンズとのコラボでパフォーマンスしています。


9位右下矢印 (先週7位、最高位4位)
Portugal. The Man(ポルトガル・ザ・マン) – Feel It Still
こちらも2ランクダウン。
冒頭のベースのビートとジョン・グーレーのしなやかなファルセット(裏声)が特徴的なこの曲、AMAでは「コンピューターなし、生演奏のみ」と表示されたモニターの前でパフォーマンスされており、好評を得ています。


10位右矢印 (先週10位、最高位3位)
J Balvin(J・バルヴィン) & Willy William(ウィリー・ウィリアム) feat. Beyonce(ビヨンセ) – Mi Gente
今週も何とかトップ10をキープ。
ビヨンセの出演はないものの相変わらずビデオが好調。ホット・ラテンのチャートでは7週目の1位を獲得しています。ちなみに、注目されていたエミネム ft. ビヨンセの “Walk On Water” は14位デビューとなっています。
Beyonce(ビヨンセ) – ヒット曲ベスト20

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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