2016/04/16付 ビルボード Hot 100 トップ10解説
1位 (先週1位、最高位1位)
Rihanna(リアーナ) feat. Drake(ドレイク) – Work
7週目の1位。
7週1位はリアーナにとって “Umbrella”、”Love The Way You Lie” と並ぶ自己2位タイの記録で(1位は “We Found Love” の10週)、マライア・キャリー以来、史上2人目の7週以上1位の曲を4曲持つアーティストとなっています。
【解説・和訳】Work / リアーナ feat. ドレイク
2位 (先週2位、最高位2位)
Lukas Graham(ルーカス・グラハム) – 7 Years
1位との差を大幅に縮めて2週目の2位。
ビートルズのポール・マッカートニーが25~26歳の時に書いた “When I’m Sixty-Four” のアンサーソングになっているという見方もあるこの曲、ルーカス・グラハム・フォルクハマー(現在27歳)も当時のポールと同じくらいの年齢で同じようなテーマの曲を書いたということで何かと比較されているようです。
3位 (先週6位、最高位3位)
Meghan Trainor(メーガン・トレイナー) – No
3ランクアップでトップ3入り。
アルバム “Thank You” が完成したことをレコード会社社長兼プロデューサーのL.A.リードに報告に行ったところ、『バカ言うな。シングル(カットできる曲)ができていないじゃないか』と言われカチンときたメーガンがそのままスタジオに直行し怒りを曲に注入、7時間で完成させたのがこの曲だそうです。
4位 (先週8位、最高位1位)
ZAYN(ゼイン) – PILLOWTALK
再上昇で4ランクアップ。
今週のアルバムチャートで初登場1位となった “Mind Of Mine” のリリース効果で急上昇。このアルバムは今現在のありのままを伝えている作品だそうで、ゼインは一部ビートルズの影響を受けたということを明かしています。また、ツイッターで「アルバムの中で最初に書いた曲は?」というファンの質問に対しては “Pillowtalk” と答えています。
【解説・和訳】PILLOWTALK / ZAYN(ゼイン)
5位 (先週3位、最高位1位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Love Yourself
2ランクダウンもこれで20週目のトップ10。
ファンと直接会うことに身の危険を感じるという理由で「ミート&グリート」(コンサートでチケットとは別に900~2,000ドル払えば握手や記念撮影をしてサインがもらえるというサービス)をやめると宣言したジャスティン、一部ではこの曲を引用して「自分で自分を愛すれば」と皮肉られているようです。
【解説・和訳】Love Yourself / ジャスティン・ビーバー
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20
6位 (先週4位、最高位4位)
Flo Rida(フロー・ライダー) – My House
2ランクダウンながら10週目のトップ10。
4/3に開催された世界最大のプロレスイベント「レッスルマニア」ではオフィシャル・テーマ曲になっているこの曲を(サプライズで?)パフォーマンスした(と伝えられている)フロー・ライダー、ちなみに4年前の同大会でも “Wild Ones” をライブで披露しています。
Flo Rida(フロー・ライダー) – ヒット曲ベスト10
7位 (先週5位、最高位2位)
Twenty One Pilots(トゥエンティ・ワン・パイロッツ) – Stressed Out
こちらも2ランクダウン。
アルバムのイメージ・カラー(赤と黒)に合わせた衣装とメイクで撮影したというこの曲のビデオ、ニット帽、髪の毛、背負っているバックパック、三輪車のハンドルバーについているリボンにまでこだわったそうです。
8位 (先週7位、最高位7位)
G-Eazy(G・イージー) × BeBe Rexha(ベベ・レクサ) – Me, Myself & I
最高位から一歩後退。
4/3に開催された今年で3回目となる “iHeartRadio Music Awards” でG・イージーはベベ・レクサと共にこの曲をパフォーマンスしています。
9位 (先週10位、最高位9位)
Mike Posner(マイク・ポスナー) – I Took A Pill In Ibiza
ワンランクアップで最高位更新。
『アヴィーチーを観るために行ったイビザ(島)でクスリを飲んだんだ』という歌詞で始まるこの曲、そのアヴィーチーは先日Facebookで突如、DJを引退すると発表しています。
Fifth Harmony(フィフス・ハーモニー) feat. Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン) – Work From Home
フィフス・ハーモニー、タイ・ダラー・サイン共に初のトップ10。
仕事なんか休んで私と家でいいことしよう、という曲。もともと “Work” というタイトルだったものの、リアーナが同じタイトルの曲を出すということで急遽変更。「女王には逆らえない」ということだそうです。
トップ10圏外では、アリアナ・グランデの “Dangerous Woman” が13位→12位、Desiigner(デザイナー)の “Panda” が21位→14位、ザラ・ラーソン&エム・エヌ・イー・ケーの “Never Forget You” が17位→15位などとなっています。
以上、最新のチャートでした。
(関連記事、コメント欄はこの下)
コメント
来週はDrakeの新曲のOne DanceとRihannaのKiss It Betterがかなり高い位置で初登場の可能性ありますね。
Fifth HarmonyのTop10入り素晴らしいですね。女性グループではプッシーキャットドールズ以来だそうですので。
来週に7yearsかNoが一位になりそうですね。RihannaのWorkが7週1位となると年間も上位にくる可能性がありますね。
デザイナーのPandaはカニエの新しいアルバムでサンプリングに使われたりして、ニューヨークで火がついているらしいので結構上位にきそうです。来週あたりトップ10入りも可能性十分ありますね。
ゼインのアルバムはこちらも1位とりましたが、1D時代と比べるとあまり売れてないですよね…
こんにちは
ニックジョナスの新曲が27位に初登場と好調ですよね。
iTunesでは下がり始めていますが、今後もあがりビルボードチャートで10位に入る見込みはあると思いますか。
よろしくお願い致します