ビルボード Hot 100(2020/03/28付) トップ10解説

 
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2020/03/28付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Roddy Ricch(ロディ・リッチ) – The Box
今週もストリーミングを制して11週目の1位。
11週1位はビルボード史上27曲目(Hot 100になってからは26曲目)。イントロ部分はシアラ ft. ジャスティン・ティンバーレイクの “Love Sex Magic” のサンプリングではないかと言われていたこの曲(プロデューサーが否定)、1位は今週で最後になってしまうかもしれません。


2位右上矢印 (先週4位、最高位2位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Blinding Lights
セールスを制して2ランクアップで最高位更新。
アーハの “Take On Me” に似た疾走感が特徴的なこの曲、先週、ペアレント・アルバムの “After Hour” がリリースされており、来週はその効果で1位獲得の可能性が高くなっています。
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – ヒット曲ベスト20(更新)


3位右下矢印 (先週2位、最高位2位)
Dua Lipa(デュア・リパ) – Don’t Start Now
今週もラジオを制したもののワンランクダウン。
フックでは『姿を現さないで、出てこないで』と歌われているこの曲、先週、デュア・リパはこの歌詞を引用して新型コロナウイルス感染症対策のため外出を自粛するように呼びかけています。


4位右下矢印 (先週3位、最高位2位)
Future(フューチャー) feat. Drake(ドレイク) – Life Is Good
こちらもワンランクダウンでトップ3から陥落。
トップ10はこれで10週目。ドレイクのヒット曲ランキングでは “Best I Ever Had”(2009年、最高位2位)を抜いて9位に上昇しています。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20(更新)


5位右矢印 (先週5位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Circles
5位変わらず。
トップ5はこれでビルボード史上7曲目(5位タイ)の24週となったこの曲、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではドレイクの “God’s Plan”(2018年、最高位1位)を抜いて11位→10位に上昇、トップ10入りしています。
【解説・和訳】 Circles / ポスト・マローン


6位右上矢印 (先週7位、最高位4位)
Arizona Zervas(アリゾナ・ザーヴァス) – Roxanne
再上昇でワンランクアップ。
2020年の年間の最多トップ10滞在週争いは今のところジャスティン・ビーバー、(2019年に年間84週の新記録を作った)ポスト・マローンと並び13週でトップに立っているアリゾナ・ザーヴァス。この曲のトップ10はこれで17週目で、トップ3に入れなかった曲としてはビルボード史上16曲目のロングヒットとなっています。

7位アップ (先週16位、最高位7位)
Harry Styles(ハリー・スタイルズ) – Adore You
ハリー・スタイルズは2曲目のトップ10。
恋人に対して完全かつ絶対的な献身を誓う曲。ハリーはこの曲について、『付き合いはじめの舞い上がった気持ちを歌った曲』と語っています。


8位右上矢印 (先週10位、最高位8位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) & Quavo(クエヴォ) – Intentions
2ランクアップで最高位更新。
TwitterのフォロワーでもYouTubeのチャンネル登録者数でも世界一のアーティストとなっているジャスティン・ビーバー。先週、アルバム “Changes” に新たにこの曲のアコースティック・バージョンが収録されることを示唆するツイートをしています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20


9位アップ (先週15位、最高位1位)
Lewis Capaldi(ルイス・キャパルディ) – Someone You Loved
6ランクアップでトップ10復帰。
トップ10はこれでビルボード史上20曲目の26週。Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではアッシャーの “U Got It Bad”(2001年、最高位1位)と並び68位→64位に上昇しています。
【解説・和訳】 Someone You Loved / ルイス・キャパルディ


10位アップ (先週14位、最高位8位)
Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ) – everything i wanted
5週ぶりにトップ10復帰。
『フィニアスは私の兄であり親友。たとえ何が起こっても、私たちはお互いのために寄り添い合う』というテロップで始まるこの曲のビデオ、リリース当初はYouTubeの急上昇ランキングで1位になったものの、その後の再生回数はさほど伸びておらず、現在は約6,800万回となっています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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