1988年の今日(11月5日)、1位を獲得した Beach Boys(ビーチ・ボーイズ)の “Kokomo” を解説・和訳しました。
トム・クルーズ主演映画「カクテル」の主題歌で、スティール・ドラムのサウンドとリゾート地名を並べた歌詞が特徴的なトロピカル・ポップ。
ソングライターは主にコーラス(フック)の前半部分を書いたリード・ヴォーカルのマイク・ラブ、ヴァースを書いた元ママス&パパスのジョン・フィリップ、そしてコーラスの後半部分を書いたプロデューサーのテリー・メルチャーの実質3人ですが、マイク曰く『なんで入っているのかわからない』というスコット・マッケンジー(1967年、最高位4位の”San Francisco”が代表曲)の名前もクレジットされています。
バンドの「クリエイティブ・フォース(創造力)」ブライアン・ウィルソンが全く関わっていないということと、”Good Vibrations” 以来22年ぶりのナンバーワンということでも話題になったこの曲ですが、米人気ドラマ「フルハウス」で使われたこともヒットの一因だと思われます。
【リンク】
当時(1988/11/05)のチャート
ビーチ・ボーイズのヒット曲
【和訳】
[Intro]
アールーバー ジャマイカへ
あぁ 君を連れて行きたい
バミューダ バハマへ
さぁ プリティ・ママ
キー・ラーゴ モンティゴへ
ベイビー 行こうよ ジャマイカへ
[Verse 1]
フロリダ半島から離れたところに
ココモという地がある
君はそこに行きたいんだね
すべてから逃れるため
身体を砂に埋め
手にはトロピカル・ドリンク
ふたりは恋に落ちる
スティールドラムのリズムで
ココモの生活も悪くないね
[Hook]
アールーバー ジャマイカへ
あぁ 君を連れて行きたい
バミューダ バハマへ
さぁ プリティ・ママ
キー・ラーゴ モンティゴへ
ベイビー 一緒に行かないか ココモへ
ひとっ飛びさ そこで気楽に暮らそうよ
目的地はひとつ
ココモへ向かおう
マルティニーク島 魅惑の…
[Verse 2]
海に出れば
不思議な力が授けられる
感じるだろう
ちょっとした重力を
太陽と戯れる午後
カクテルと月明かりに
君は夢見心地
トロピカルな日々を楽しもう
ココモへ向かおう
[Hook]
ポート・オゥ・プリンス 一目見たいね
[Break]
(サックス間奏)
[Verse 3]
誰もが知っている
ココモみたいなちょっとした場所を
行ってみたいんだね
すべてから逃れるため
ココモに行こうよ
[Hook] ×2