2001年の今日(11月3日)、1位を獲得した Mary J. Blige(メアリー・J. ブライジ)の “Family Affair” について解説しました。
単にクラブでお酒を飲んでダンスして…という曲ではなく、歌詞には出てこないタイトルに秘められた「ファミリー(仲間)」への想いが見え隠れするヒップホップ風R&B。
ソングライターはドクター・ドレー、メアリー自身、メアリーの弟のブルース・ミラーなどで、プロデュースも担当したドクター・ドレーによると、この曲に関しては単なるダンスソングから距離を置くためにもっと(歌詞としての)「深さ」が必要だと考えていたそうで、
ヘイター(文句ばかり言う人)は必要ない
お互いに愛するべきよ
みんなにいい時間を過ごしてもらいたいの
人生にこれ以上ドラマは必要ない
小銭を稼ぐために一生懸命働いてるって
そういう不平はあなた自身の問題 私のじゃない
BS(※Bull Shit:たわごと)はやめて
みんなで一晩中お祝いしましょう
今夜は楽しみましょう
争いごとはなし
ドレーの曲で盛り上がりましょう
一晩中ダンスして
そして今度は私が「本物」を見せてあげる
あなたが白(人)か黒(人)かなんて関係ない
クランク(※狂ったように飲むこと)しましょう
だってメアリーが復帰したんだから
という『ブリッジ部分をメアリーに依頼して追加した』と語っています。
また、メアリー本人はこの部分について『この曲の最もスピリチャルなところ』と語っています。
これまでキャリアの大半をドラッグとアルコールの中毒との格闘に費やしてきたメアリー・J.ブライジが、「ファミリーの問題」というタイトルの曲で復帰した背景には、困難に巻き込まれるのもそれから救われるのも「仲間次第」という思いがあったのかもしれません。