【解説】I Still Haven’t Found What I’m Looking For / U2

 
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1987年の今日(8月8日)、U2の “I Still Haven’t Found What I’m Looking For” が1位を獲得しています。

悟りの探求がテーマになっているスピリチャルな曲で、ゴスペルに影響を受けたというロック。

リードシンガーでこの曲の作詞者でもあるボノによると、他にもスピリチャルな曲は書いているものの、この曲は他と違って明確にイエス・キリストに言及しているということで、

一番高い山にも登った
草原も走り抜けた
ただ あなたのもとにいるために
ただ あなたのもとにいるために

という冒頭の歌詞を含め、曲中の「あなた」はすべてキリストのこと、そして

王国の到来を信じている
その時 すべての色は一つに流れ出る

という部分は、終末論における神が支配する世界(Kingdom=王国)の到来を信じている、そしてその世界ではすべての人種が融合して調和するということだと思われます。

またボノはこの曲を『信仰以上の疑いのアンセム』とも語っていますが、これは「まだ悟りには至っていない者たちのアンセム」ということのような気がします。

楽曲的には、ギタリストのエッジ曰く『デモの段階ではレゲエバンドによる “Eye Of The Tiger” みたいな曲だった』そうですが、ラリー・ミューレンJr.のドラムが奏でる独特なビートはバンド全員のお気に入りだそうで、この曲の特徴の一つと言えるかもしれません。

一部ではフォリナーの “I Want To Know What Love Is” の「二番煎じ」とも評されていますが、大多数の評論家からは絶賛され、グラミーでは「ベスト・ロック・パフォーマンス(デュオまたはグループ)」を受賞しています。

ちなみに、グラミー受賞の瞬間にベースのアダム・クレイトンの姿がありませんでしたが、『トイレに行っていた』そうで、遅れてステージに上がっています。

【リンク】
当時(1987/08/08)のチャート
U2のヒット曲

 
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