ビルボード Hot 100(2020/11/28付) トップ10解説

 
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2020/11/28付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
24kGoldn(24kゴールデン) feat. iann dior(イアン・ディオール) – Mood
今週もラジオを制して5週目の1位。
日曜日に開催されたAmerican Music Awards(以下、AMAs)では二人揃ってこの曲を披露。床にドアと窓の絵が描かれたミニステージで壁に垂直に立っているような視覚効果が演出されたパフォーマンスで、ビルボードは「24kゴールデンとイアン・ディオールがAMAsにいいバイブス(ムード)をもたらした」と評しています。

2位アップ (先週94位、最高位2位)
Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ) – Therefore I Am
ビリー・アイリッシュは4曲目のトップ10。
ストリーミングを制して、ビルボード史上4番目のジャンプアップとなる92ランクアップ。AMAsで初めてパフォーマンスされたこの曲、歌詞はメディアによる度重なる彼女のだぶだぶ服と体型(巨乳隠し)に関する報道を軽蔑するような内容で、フックでは「私はあなたの友達でも何でもない。自分には権力があるとでも思っているんでしょ。我思う、ゆえに我あり(I think, therefore I am)」と歌われており、フランスの哲学者デカルトの言葉が引用されています。

■ジャンプアップ歴代トップ5
+98(100→2)”ME!” / テイラー・スウィフト ft. ブレンドン・ユーリー
+97( 97→1)”My Life Would Suck Without You” / ケリー・クラークソン
+95( 96→1)”Womanizer” / ブリトニー・スピアーズ
+92( 94→2)”Therefore I Am” / ビリー・アイリッシュ
+91( 94→3)”Beautiful Liar” / ビヨンセ ft. シャキーラ



3位右下矢印 (先週2位、最高位1位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – positions
ワンランクダウン。
ピッツィカート(弦を指ではじく演奏技法)のようなバイオリン(orギター)のサウンドとトラップのビートが印象的なこの曲、アリアナのヒット曲ランキングでは “No Tears Left To Cry”(2018年、最高位3位)と “Break Free”(2014年、最高位4位)を抜いて6位に上昇しています。
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – ヒット曲ベスト20(更新)


4位右下矢印 (先週3位、最高位3位)
Gabby Barrett(ギャビー・バレット) feat. Charlie Puth(チャーリー・プース) – I Hope
ワンランクダウンでトップ3から陥落。
トップ10滞在はこれで10週目。「あなたや私が決して口に出しては言えない元恋人への復讐心のような思い(=不幸になって欲しいという思い)が代弁されている」というこの曲、キャリー・アンダーウッドの “Before He Cheats”(2007年、最高位8位)以来となる、けんか腰のカントリー・ブレイクアップ(失恋)・アンセムと言われています。


5位右下矢印 (先週4位、最高位2位)
Drake(ドレイク) feat. Lil Durk(リル・ダーク) – Laugh Now Cry Later
今週もワンランクダウン。
チャートイン後初の2週連続ダウンとなったこの曲、ヴァース1では、確執があるカニエ・ウエストのブランド「イージー(YEEZY)」とアメリカ最大級の衣料品店「ギャップ(GAP)」がパートナーシップを締結したことをネタにして『俺たちの溝はストア(店)のようなものではない。埋めることのできないギャップ(GAP:アメリカの最大の衣料品の小売店)があるんだ』とラップされています。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20


6位右上矢印 (先週7位、最高位3位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) feat. Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー) – Holy
ワンランクアップ。
AMAsではオープニングを務めたジャスティン・ビーバー。ショーン・メンデスとのコラボ “Monster”、”Lonely”、そしてこの曲がメドレーでパフォーマンスされています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20


7位右下矢印 (先週5位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Blinding Lights
2ランクダウンで2度目のトップ5陥落。
これでトップ10滞在は前人未到の40週。AMAsでは最優秀ソング(POP/ROCK)と最優秀ミュージック・ビデオにノミネートされていたこの曲、パフォーマンスもされず、受賞も逃しています。(ちなみに、ザ・ウィークエンドは “In Your Eyes” と “Save Your Tears” をパフォーマンスし、”After Hours” で最優秀アルバム(SOUL/R&B)を、”Heartless” で最優秀ソング(SOUL/R&B)を受賞しています。)
【解説・和訳】 Blinding Lights / ザ・ウィークエンド
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – ヒット曲ベスト20


8位右下矢印 (先週6位、最高位6位)
Internet Money(インターネット・マネー) & Gunna(ガンナ) feat. Don Toliver(ドン・トリヴァー) & NAV(NAV) – Lemonade
こちらも2ランクダウン。
インターネット・マネーのメンバー、タズ・テイラーによると、(プロデューサー兼ソングライターの)アレック・ウィグダルの印象的なギターがトラヴィス・スコットの “Yosemite” を想起させるので当初はトラヴィスに参加を依頼する予定だったというこの曲(結局、実現せず、代わりにその “Yosemite” でフィーチャーされていたガンナとNAVが参加)、”WAP”、”Mood”、”positions” に続くイギリスとアメリカでの1位獲得の可能性は極めて低くなったと言えると思います。


9位右下矢印 (先週8位、最高位8位)
Bad Bunny(バッド・バニー) & Jhay Cortez(ジャイ・コルテッツ) – Dakiti
ワンランクダウン。
二人のコラボはこれが3曲目というバッド・バニーとジャイ・コルテッツ。電話のやり取りだけで済ませた(ヒットしなかった)過去の2曲と違って今回はスタジオで会ってレコーディングしたそうで、バッド・バニーはこの曲の成功の要因として「直接会ってアイデアをシェアできたこと」と語っています。


10位右矢印 (先週10位、最高位6位)
Pop Smoke(ポップ・スモーク) feat. Lil Baby(リル・ベイビー) & DaBaby(ダベイビー) – For the Night
変わらずトップ10をキープ。
フックでは『いくつか間違いを犯したが、俺は常に正しい』とラップされているこの曲、当初はヤングボーイ・ネヴァー・ブローク・アゲインをフィーチャーする予定だったそうですが実現せず。「タイミングが正しくなかった」のがその理由だそうです。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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