The Weeknd(ザ・ウィークエンド)の “Blinding Lights” を解説・和訳しました。
自分の人生を明るく照らしてくれた元恋人への未練を歌っている曲で、疾走感漂う80年代風のサウンドが印象的なアップテンポのエレクトロ・ポップ。
ソングライターはザ・ウィークエンド本人とプロデュースも務めているマックス・マーチンら5名。
メルセデスベンツとのコラボ(新車のCMで曲を採用、曲のビデオで新車を使用、新車の発表と曲のリリースが同時)という形になっているこの曲は、アーハの “Take On Me”(1985年、最高位1位)に似た疾走感を漂わせて13週連続上昇でチャートを駆け抜け1位を獲得、ザ・ウィークエンドにとっては5曲目のナンバーワン・ヒットとなっています。
ゴーストタウン化したラスベガスが(ベラ・ハディッドとの破局が原因と思われる)傷心と虚無感のメタファーになっていると思われるビデオでは、ザ・ウィークエンドがバットマンの敵対者「ジョーカー」を彷彿とさせるヒールを演じ、人間の内面に隠された狂気が表現されています。
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ザ・ウィークエンドの全ヒット曲
【解説・和訳】Can’t Feel My Face / ザ・ウィークエンド
【和訳】
[Verse 1]
I’ve been tryna call
I’ve been on my own for long enough
Maybe you can show me how to love, maybe
I’m going through withdrawals
You don’t even have to do too much
You can turn me on with just a touch, baby
ずっと電話しようとしてる
十分に長く独りで過ごしてきた
多分 君が僕に愛し方を教えてくれる、多分
クスリも抜いてるところなんだ
何もしてくれなくていいんだ
君に触れられるだけで僕は覚醒するから
[Pre-Hook]
I look around and
Sin City’s cold and empty (Oh)
No one’s around to judge me (Oh)
I can’t see clearly when you’re gone
周りを見渡すと
シン・シティ(※)は冷たくて空虚
(罪の街:ラスベガスのニックネーム)
誰も俺を裁けない
君がいないと俺の目はかすんでしまう
[Hook]
I said, ooh, I’m blinded by the lights
No, I can’t sleep until I feel your touch
I said, ooh, I’m drowning in the night
Oh, when I’m like this, you’re the one I trust
Hey, hey, hey
言っただろ、光で目がくらむって
君の温もりがないと眠れないんだ
言っただろ、夜の闇に溺れてるって
俺がこんなだと、頼れるのは君だけなんだ
[Verse 2]
I’m running out of time
‘Cause I can see the sun light up the sky
So I hit the road in overdrive, baby, oh
僕には時間がないんだ
もう太陽が空をライトアップしている
だから猛スピードで車を走らせる
[Pre-Hook]
[Hook]
[Bridge]
I’m just walking by to let you know (Back to let you know)
I could never say it on the phone (Say it on the phone)
Will never let you go this time (Ooh)
君に伝えるために歩を進めているんだ(君に伝えるために)
電話では言えないことだから(電話では)
今度は決して君を離さない
[Hook]
[Outro]
I said, ooh, I’m blinded by the lights
No, I can’t sleep until I feel your touch
言っただろ、光で目がくらむって
君の温もりがないと眠れないんだ