ビルボード Hot 100(2020/12/05付) トップ10解説

 
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2020/12/05付 ビルボード Hot 100 トップ10解説

1位アップ (先週-位、最高位1位)
BTS(防弾少年団) – Life Goes On
BTSは6曲目のトップ10で3曲目の1位。
値下げも手伝ってセールスを制して今年11曲目(通算46曲目)、BTS自身は “Dynamite” に続いて2曲目となる初登場1位。コロナ禍でも私たちの生活は続くという曲で歌詞は韓国語。ジョングクの『ある日、世界が止まった。何の予告もなく』という歌い出しで始まり、RMが『すごく辛いよ。世界からうつされた風邪のせいで…』とラップ、フックでは『終わりが見えないよ。出口はあるのかな?』と歌われています。なお、BTSはビートルズ、ビージーズに次ぐ短期間(3か月)で3曲の1位を輩出したアーティストとなっています。


2位右下矢印 (先週1位、最高位1位)
24kGoldn(24kゴールデン) feat. iann dior(イアン・ディオール) – Mood
今週もラジオは制したものの2度目の1位陥落。
今年トップ10デビューしたアーティストの曲としてはドジャ・キャットの “Say So” を抜いて(スコア的には)最大のヒットとなった24kゴールデンのこの曲、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化した一発ヒットランキングでは暫定23位に上昇し、プレイン・ホワイト・ティーズの “Hey There Delilah”(2007年、最高位1位)など3曲と並んでいます。


3位アップ (先週14位、最高位1位)
BTS(防弾少年団) – Dynamite
11ランクアップで5週ぶりにトップ10復帰。
先週日曜日に開催されたAmerican Music Awards(以下、AMAs)では “Life Goes On” と共にパフォーマンスされたこの曲、来年1月31日に開催されるグラミー賞では最優秀ポップ(デュオ/グループ)パフォーマンスにノミネートされています。ちなみにライバルはジャスティン・ビーバー ft. クエヴォの “Intentions”、レディー・ガガ&アリアナ・グランデの “Rain On Me” など。


4位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – positions
ワンランクダウンでトップ3から陥落。
今年3曲のナンバーワン・ヒットを輩出したものの、グラミーでは1部門のみのノミネートとなったアリアナ・グランデ。この曲のフックでは『私の愛は無限だって知って欲しいの。何でもする』と歌われていますが、このフレーズはリリース1ヶ月以上前にツイートされていたものであることが判明し、ちょっとした話題になっています。
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – ヒット曲ベスト20


5位右下矢印 (先週4位、最高位3位)
Gabby Barrett(ギャビー・バレット) feat. Charlie Puth(チャーリー・プース) – I Hope
こちらもワンランクダウン。
カントリー界をリードするニューヒロイン(まだ20歳)、希望の光として期待されているギャビー・バレットのこの曲、タイトルに “Hope” が付く曲としてはパニック・アット・ザ・ディスコの “High Hopes”(2019年、最高位4位)以来となる3曲目のトップ10ヒット、オリビア・ニュートンジョンの “Hopelessly Devoted To You”(1978年、最高位3位)以来となる2曲目のトップ3ヒットとなりましたが、初のナンバーワン・ヒットとなる希望はついえたと言わざるを得ない状況になっています。


6位右矢印 (先週6位、最高位3位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) feat. Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー) – Holy
6位変わらず。
洗礼仲間のチャンス・ザ・ラッパーと共にコロナ禍で苦しむ人たちのために25万ドルを寄付しているジャスティン・ビーバーのこの曲、クリスマスに向けたチャリティー・ソング的な要素もヒットの一因になっているようです。


7位右下矢印 (先週5位、最高位2位)
Drake(ドレイク) feat. Lil Durk(リル・ダーク) – Laugh Now Cry Later
2ランクダウンでトップ5から陥落。
今年の年間トップ10滞在ランキングでは今のところロディ・リッチの51週に次ぐ47週で2位のドレイク。通算では歴代2位(Hot 100以前の記録も含む)のエルビス・プレスリーにあと2週と迫る291週となっており、今年中に抜けるかどうかはこの曲にかかっていますが、今後はクリスマスソングのランクインが予想されるだけにちょっと厳しくなっています。ちなみに、通算で歴代1位はダントツでリアーナの360週。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20

8位アップ (先週-位、最高位8位)
Shawn Mendes(ショーン・メンデス) & Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Monster
ショーン・メンデスは6曲目、ジャスティン・ビーバーは21曲目のトップ10。
AMAsでのパフォーマンス効果もあって初登場8位。自分たちが何か間違いを犯すと「モンスター」を見るような眼が向けられるという、セレブのダークな部分を歌ったメランコリック(憂鬱)な曲。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20(更新)


9位右下矢印 (先週7位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Blinding Lights
2ランクダウン。
これでビルボード史上10曲目となるトップ10内すべての順位に滞在。この曲がHot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートで1位、トップ10滞在は全人未踏の41週、トップ5滞在もダントツ1位の33週を記録し、今年どころか歴史的なヒットとなったにも関わらず、またペアレント・アルバムの “After Hours” も大ヒットしたにも関わらず、グラミーではノミネートすらされなかったザ・ウィークエンド。その不満を隠すことなく、「グラミーは腐敗している」、「透明性を示すべき」などとツイートしており、物議をかもしています。
【解説・和訳】 Blinding Lights / ザ・ウィークエンド
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – ヒット曲ベスト20

■トップ10内で全ての順位に滞在した曲
“Truly Madly Deeply”(1998年)/ サヴェージ・ガーデン
“Buy U A Drank”(2007年)/ T-ペイン ft. ヤング・ジョック
“Down”(2009年)/ ジェイ・ショーン ft. リル・ウェイン
“Love Yourself”(2016年)/ ジャスティン・ビーバー
“SICKO MODE”(2018年)/ トラヴィス・スコット
“Without Me”(2019年)/ ホールジー
“Sunflower”(2019年)/ ポスト・マローン&スワエ・リー
“bad guy”(2019年)/ ビリー・アイリッシュ
“Circles”(2019年)/ ポスト・マローン
“Blinding Lights”(2020年)/ ザ・ウィークエンド



10位右下矢印 (先週8位、最高位6位)
Internet Money(インターネット・マネー) & Gunna(ガンナ) feat. Don Toliver(ドン・トリヴァー) & NAV(NAV) – Lemonade
こちらも2ランクダウン。
裕福さと快楽主義のライフスタイルを歌ったギター主導で今流行りのメロディックなヒップホップになっているこの曲、1位候補と思われましたがトップ5にも入れぬままトップ10滞在はこれで最後になるかもしれません。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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