ビルボード Hot 100(2020/12/12付) トップ10解説

 
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2020/12/12付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右上矢印 (先週2位、最高位1位)
24kGoldn(24kゴールデン) feat. iann dior(イアン・ディオール) – Mood
今週もラジオを制して2度目の返り咲きでトータル6週目の1位。
ビルボード史上8曲目となる複数回1位に返り咲いたこの曲、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化した一発ヒットランキングでは暫定17位に上昇し、ブルー・カントゥレルの “Hit ’Em Up Style (Oops!)”(2001年、最高位2位)と並んでいます。

■複数回1位に返り咲いた曲
“Le Freak” / シック(1979年、2回)
“Bleeding Love” / レオナ・ルイス(2008年、2回)
“Whatever You Like” / T.I.(2008年、2回)
“Live Your Life” / T.I. ft. リアーナ(2008年、2回)
“Grenade” / ブルーノ・マーズ(2011年、2回)
“Can’t Feel My Face” / ザ・ウィークエンド(2015年、2回)
“Nice For What” / ドレイク(2018年、3回)
“Mood” / 24kゴールデン ft. イアン・ディオール(2020年、2回)



2位アップ (先週14位、最高位1位)
Mariah Carey(マライア・キャリー) – All I Want For Christmas Is You
ストリーミングを制して約1年ぶりにトップ10復帰。
ご存じ、アメリカで最も愛されているクリスマス・ソング。マライア・キャリーのヒット曲ランキングではこの曲が “I’ll Be There”(1992年、最高位1位)を抜いて10位に上昇、トップ10入りしています。
Mariah Carey(マライア・キャリー) – ヒット曲ベスト20(更新)


3位右上矢印 (先週4位、最高位1位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – positions
ワンランクアップでトップ3復帰。
カーディ・B ft. ミーガン・ジー・スタリオンの “WAP” 同様、セックス・ポジティブ・ソングとも言われているこの曲、ローリング・ストーン誌では「あなたのためなら、いつでも、どこでもget downする(※股間の高さまでかがむ)ことを誓う曲」と解説されています。
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – ヒット曲ベスト20


4位アップ (先週21位、最高位2位)
Brenda Lee(ブレンダ・リー) – Rockin’ Around The Christmas Tree
約1年ぶりにトップ10復帰。
1958年にリリースされているクリスマスの定番ソング。今週11日に76歳の誕生日を迎えるブレンダ・リーはトップ10入りしたアーティストの最年長記録を更新しています。


5位アップ (先週15位、最高位5位)
Bad Bunny(バッド・バニー) & Jhay Cortez(ジャイ・コルテッツ) – Dakiti
2週ぶりにトップ10復帰でトップ5入り。
ペアレント・アルバムのリリース効果で10ランクアップ。今年、Spotifyで最もストリーミングされたアーティストとなったバッド・バニー。この曲はメロディ、リズム、歌詞を役割分担(バッド・バニーは歌詞の一部を担当)して作ったそうで、「今までにやったことのない方法で出来た」と語っています。


6位右上矢印 (先週7位、最高位2位)
Drake(ドレイク) feat. Lil Durk(リル・ダーク) – Laugh Now Cry Later
ワンランクアップ。
アーティスト別トップ10滞在週のランキングでは2位のエルビス・プレスリーにあと1週と迫っているドレイクのこの曲、2020年の集計年度内ではトップ10滞在13週でトップ5滞在も13週でしたが2020年の年間チャートでは41位とトップ40入りは逃しています。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20


7位右下矢印 (先週6位、最高位3位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) feat. Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー) – Holy
ワンランクダウン。
アーティスト別トップ10滞在週のランキングではブルーノ・マーズを抜いて6位となっているジャスティン・ビーバーのこの曲、ジャンル的にはポップとされていますが、ゴスペルの要素が色濃く、結婚を機にジャスティンのクリスチャンとしての意識が覚醒した一曲と言えるかもしれません。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20


8位右下矢印 (先週5位、最高位3位)
Gabby Barrett(ギャビー・バレット) feat. Charlie Puth(チャーリー・プース) – I Hope
3ランクダウンでトップ5から陥落。
カントリー・ソングとしてはマレン・モリスの “The Bones” と並んで今年の代表曲と言えるこの曲、2020年の年間チャートではトップ10入りの可能性も十分にあると思われましたが、結果は12位とトップ10入りは逃しています。


9位アップ (先週31位、最高位3位)
Bobby Helms(ボビー・ヘルムズ) – Jingle Bell Rock
こちらも約1年ぶりにトップ10復帰。
1957年にリリースされているロカビリーっぽいクリスマス・ソング。トップ10滞在はこれでトータル6週目となっています。


10位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
BTS(防弾少年団) – Dynamite
7ランクダウン。
RMが「新型コロナウルスで疲弊するみんなを元気づけるためイージーでシンプルでポジティブな曲にしたかった」というこの曲、2020年の年間チャートでは38位となり、トップ40入りしています。

なお、先週初登場で1位を獲得したBTSの “Life Gones On” は今週28位となり、1位からの陥落幅としてはシックスナイン&ニッキー・ミナージュの”TROLLZ”(1→34)に次ぐ大きさとなっています。(※”All I Want For Christmas Is You” は1位からトップ100圏外に落ちていますが、「季節物」であるため除外)

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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