2016/06/18付 ビルボード Hot 100 トップ10解説
1位 (先週1位、最高位1位)
Drake(ドレイク) feat. WizKid(ウィズキッド) & Kyla(カイラ) – One Dance
4週目の1位。
この曲が収録されているアルバム “Views” も5週目の1位を獲得し、シングルとアルバムチャートの同時制覇はこれで3週目。同時制覇3週以上はアデル(”Hello” と “25” のセットで6週)以来、男性アーティストとなるとフィフティ・セント(”Candy Shop” と “The Massacre” のセットで6週)以来、約10年ぶりだそうです。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20
2位 (先週2位、最高位1位)
Desiigner(デザイナー) – Panda
変わらず2位をキープ。
グーグルで “Panda” を検索すると動物のパンダより先に表示されていたこの曲のビデオ、再生しても可愛いパンダは登場しないという「警告」が必要かもしれません。
【解説・和訳】Panda / デザイナー
3位 (先週3位、最高位1位)
Justin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク) – Can’t Stop The Feeling!
主要3チャートで2冠ながら3位変わらず。
ラジオでは初登場後わずか5週で1位を獲得。これはアデルの “Hello” が4週で1位になって以来、男性アーティストとしてはマイケル・ジャクソンの “Black Or White” が3週で1位になって以来、約25年ぶりのスピード記録だそうです。
4位 (先週4位、最高位4位)
Fifth Harmony(フィフス・ハーモニー) feat. Ty Dolla $ign(タイ・ダラー・サイン) – Work From Home
最高位キープで10週目のトップ10。
アルバム “7/27″(初登場4位)のリリース効果があったもののトップ3の牙城は崩せず。工事現場で撮影されたビデオは曲本来の意味(「仕事なんか休んで家で私といいことしましょう」という意味)をカムフラージュしつつも、セクシャルな演出が施されています。ちなみにこのビデオを監督したのはリアーナの “Work” と同じディレクター・X。
5位 (先週5位、最高位5位)
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ) feat. Daya(デイア) – Don’t Let Me Down
こちらも最高位をキープ。
『がっかりさせないで』というこの曲、ライブでは(デイアを帯同しないため)シンガー不在、チェインスモーカーズの二人は走り回るだけで「がっかりした」という声も少なくないようです。
6位 (先週6位、最高位2位)
Lukas Graham(ルーカス・グラハム) – 7 Years
変わらず6位。
観客や評論家にはおおむね好評だったビルボード音楽賞でのパフォーマンスがローリング・ストーン誌の評価ではワーストだったこの曲、理由は「普段着で出てきてセレモニー感ゼロだった」からだそうです。
7位 (先週7位、最高位4位)
Mike Posner(マイク・ポスナー) – I Took A Pill In Ibiza
こちらも変わらず。
『僕の名前はみんなが忘れたあのポップソングをただ思い出させるだけ』と歌われているこの曲、これでトップ10滞在は12週目で、「あのポップソング」= “Cooler Than Me”(2010年、最高位6位)を抜いて自己最長となっています。
8位 (先週9位、最高位8位)
Rihanna(リアーナ) – Needed Me
ワンランクアップで最高位更新。
再生回数が5千万回超え目前となっているこの曲のビデオ、”Work” に続くリアーナのバストトップ露出よりも、銃を持ってクラブに侵入し、(恐らく不当に扱われたであろう)男を何発も撃つという内容のほうが話題(問題?)になっているようです。また、莫大なお金をリアーナから横領した会計士について歌った曲で、ビデオではリンチのシーンが衝撃的だった “Bitch Better Have My Money” の続編では?とも指摘されています。
9位 (先週11位、最高位9位)
Calvin Harris(カルヴィン・ハリス) feat. Rihanna(リアーナ) – This Is What You Came For
トップ10復帰。
もともとリアーナのアルバム “Anti” に入る予定だったというこの曲、『私のアルバムに合うとは思わない』という彼女の一言でカルヴィンはボツになることを覚悟したようですが、『後でやるわ』ということになり、アルバムが完成したあとにレコーディングしたそうです。
P!nk(ピンク) – Just Like Fire
ピンクは3年ぶり15曲目となるトップ10。
映画「アリス・イン・ワンダーランド2」の主題歌で、”So What”、”Raise Your Glass”(共に最高位1位)に続くピンクとマックス・マーチンの共作。そして “Just Like A Pill” に続く “Just Like” ソング。『炎のように道を焼き尽くす』と歌われていますが、これは「自分の道は自分で切り開く」という意味のようです。
トップ10圏外では、ケント・ジョーンズの “Don’t Mind” が25位→13位、シーア feat. ショーン・ポールの “Cheap Thrills” が24位→19位などとなっています。
以上、最新のチャートでした。
コメント
今のところ1位の可能性があるのはJTかコンニチハの人みたいですね。シーアは最初勢いなかったけど、イギリスなどの方で人気が出たためか順調に上がってますね。コンニチハの人は再生回数そこまでないのになんでこんなに人気あるんでしょうか?
そしてピンクも久々ですね。オーストラリアでは1位獲得しているので、さらなるヒットに期待してます。
JTが返り咲く可能性は結構あると思います。ニューバージョンのビデオが制作されているということもあるので。
ピンクは映画のほうがイマイチのようなので逆風かも。
毎度お疲れ様です!
ピンク姐さんやっとトップ10入りしましたね!^o^
siaのcheap thrillsも好きなのですが、このまま上がりそうでしょうか?
ありがとうございます!毎度結構大変です。(^_^;
ピンクのトップ10はほんと久しぶりですね。
“Cheap Thrills” は… 行けると思います。