1988年の今日(3月26日)、1位を獲得した Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)の “Man In The Mirror” を解説・和訳しました。
人種差別、環境破壊、そして戦争、これらの社会問題に対するパーソナル・コミットメント的な曲。
自分のダンスを鏡越しにチェックしている「あの男」、つまり「自分自身から変えるんだ」という自己誓約のような歌詞になっており、ジョン・レノンの “Imagine”、マーヴィン・ゲイの “What’s Going On” と並んで「社会派ソング」の代表と言っても過言ではないと思います。
ちなみに、作曲したのは ”I Just Can’t Stop Loving You” で共演したサイーダ・ギャレットで、作詞はアラニス・モリセットの名アルバム “Jagged Little Pill” を共作&プロデュースしたグレン・バラード。
【リンク】
当時(1988/03/26)のチャート
マイケル・ジャクソンのヒット曲
【和訳】
[Verse 1]
一世一代の変化を起こすんだ
今までとの違いを生み出せたら
みんなにとって とてもいい感じになるはずさ
お気に入りのウィンター・コートの襟を立てると
心の中に風が吹く
食べ物もろくにないストリートの子供たちがいる
それに目をつぶる僕はなんてヤツだ
彼らが必要なものを 見て見ぬふりをするなんて
容赦ない真夏の陽射し 割れたボトルのかけら
そして ひとりの男の魂
それらが絡み合い 風に吹かれて
行くあてもなくさまよってゆく
だからみんなに知って欲しいんだ
[Hook]
僕は 鏡に映る男から始めていくってことを
僕は 彼に自分の変え方を問う
これ以上はっきりしたメッセージはないんだ
世界をより良い場所にしたければ
自分自身を見つめ 変えていくのさ
[Verse 2]
僕もこれまでは 自分勝手な愛の犠牲者だった
でも今 気が付いたんだ
世界には家もなく 5セントする借りられない人がいる
彼らの味方だなんて振りをするのは
本当の自分だろうか
深く傷ついた未亡人
誰かの失意
そして消え去った夢
風に流されるまま どこかをさまよう
行く先がないからさ
だから始めよう
[Hook] ×3
[Outro]
時間があるうちにそうするんだ
なぜなら心まで閉ざすことになるから
まずは鏡の中の男から