ビルボード Hot 100(2020/05/16付) トップ10解説

 
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2020/05/16付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右上矢印 (先週6位、最高位1位)
Doja Cat(ドジャ・キャット) feat. Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ) – Say So
ドジャ・キャット、ニッキー・ミナージュともに初の1位獲得。
女性同士のコラボによる1位はイギー・アゼリア ft. チャーリー・XCXの “Fancy” 以来、約6年ぶり6曲目。ニッキー・ミナージュをフィーチャーしたリミックス版のリリース効果に加え、15.99ドルのヴィニール(12インチのレコード)を買うとデジタル・シングルも付いてくるというバンドル商法(購入1でカウントは2。ヴィニールは120日後の発送)が大きく寄与(セールス1位)。過去にジェニファー・ロペスの “I’m Real”(2001年、最高位1位)が巻き起こした論争では、最終的にビルボードがルール変更することになりましたが、再び集計方法の見直し議論が活発になるかもしれません。


2位右上矢印 (先週4位、最高位2位)
Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン) feat. Beyonce(ビヨンセ) – Savage
ストリーミングを制して2ランクアップ。
19曲目のトップ10となったビヨンセをフィーチャーしたリミックス版のリリース効果と “Say So” と同じフィジカルとデジタルのバンドル商法で大きくポイントを伸ばしたものの1位獲得はならず。ヴァース2のビヨンセのパートではこの曲が注目を集めるきっかけになったTikTokと掛けて『私が踊るとティックトックと(時計の振り子のように)オシリが揺れる』と歌われています。


3位右下矢印 (先週2位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Blinding Lights
今週もラジオは制したもののワンランクダウン。
来週は上位2曲のセールスが大幅にダウンすることが予想される一方でこの曲はクロマティックスをフィーチャーしたリミックス版のリリース効果が期待できそうなことから、ビルボード史上8曲目となる2度目(以上)の1位復帰もありそうですが、その前に立ちはだかる曲が現れそうです。(後述)
【解説・和訳】 Blinding Lights / ザ・ウィークエンド
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – ヒット曲ベスト20
マックス・マーティン – 1位獲得曲ベスト20+α


4位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
Drake(ドレイク) – Toosie Slide
ワンランクダウンでトップ3から陥落。
もともとリル・ベイビーがフィーチャーされる予定だったというこの曲、結局ドレイクとの共演を逃すことになったリル・ベイビーはそのことについて『この曲が1ヶ月前に送られてきたんだ。まだ俺のヴァースは送り返せていないけど、今、リリースされてしまった!!!』とインスタに投稿しています。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20


5位右矢印 (先週5位、最高位1位)
Roddy Ricch(ロディ・リッチ) – The Box
変わらずトップ5をキープ。
先週、ビルボードによるインタビューの中で『インスピレーションは自分の人生から得ている』、『”The Box” はニューヨークに滞在中の朝6時に着想を得た』と語っているロディ・リッチのこの曲、トップ5はこれでビルボード史上30曲目(23位タイ)となる19週。そして、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではクーリオ ft. L.V.の “Gangsta’s Paradise”(1995年、最高位1位)、マライア・キャリー&ボーイズ・II・メンの “One Sweet Day”(1995年、最高位1位)と並び46位→34位に上昇しています。
【解説・和訳】 The Box / ロディ・リッチ


6位右上矢印 (先週7位、最高位2位)
Dua Lipa(デュア・リパ) – Don’t Start Now
ワンランクアップ。
ヴァース2ではヴァース1にはなかったリズム・ギターのループを加えるなど、サウンド的な変化と工夫も感じられるこの曲、トップ10滞在はこれで15週目で、年間チャートの予想では今のところアリゾナ・ザーヴァスの “Roxanne” を抜いて5位に上昇しています。
【解説・和訳】 Don’t Start Now / デュア・リパ

7位アップ (先週-位、最高位7位)
Drake(ドレイク) feat. Playboi Carti(プレイボーイ・カルティ) – Pain 1993
ドレイクは38曲目(1位タイ)、プレイボーイ・カルティは初のトップ10。
タイトルは若者のファッション・アイコン、イアン・コナーのスローガン “Born from Pain 1993.” から取ったもの。タイトルフレーズは出てこない歌詞は基本的に自慢と敵対者へのディスになっています。


8位右矢印 (先週8位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Circles
8位変わらず。
あと10位になればビルボード史上9曲目のトップ10内すべの順位に滞在した曲となるこの曲、トップ10はこれで記録更新となる36週目で、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートでのトップ3入りも目前となっています。
【解説・和訳】 Circles / ポスト・マローン


9位アップ (先週14位、最高位9位)
DaBaby(ダベイビー) feat. Roddy Ricch(ロディ・リッチ) – ROCKSTAR
トップ10&最高位復帰。
逮捕されたときに「全曲同じフロウを使用したからでは?」と揶揄されたからか、今回はフロウを変えてきたダベイビーのこの曲、フックでは『本物の黒人ロックスターに会ったことがあるか?これはギターじゃない、グロック(セミオートマチックのピストル)だ』とラップされており、ギャングスターこそが本物のロックスターだと説いています。


10位右下矢印 (先週9位、最高位8位)
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) & Quavo(クエヴォ) – Intentions
ワンランクダウン。
ビルボード史上初となる最高位8位で11週目のトップ10。ドレイクの “God’s Plan”(2018年、最高位1位)を想起させるビデオの週間再生回数は激減していますが、ラジオの好調がトップ10キープの下支えとなっています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20

来週は、アリアナ・グランデ&ジャスティン・ビーバーの “Stuck With U” のトップ10入りが確実で、1位獲得する可能性も十分に考えられます。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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