【解説】 I’m Real / ジェニファー・ロペス ft. ジャ・ルール

 
ビッグバナー広告
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 1

2001年の今日(9月8日)、1位を獲得した Jennifer Lopez(ジェニファー・ロペス) feat. Ja Rule(ジャ・ルール)の “I’m Real” について解説しました。

私はリアル(現実的)で遠い存在でもないし普通の女の子という曲で、様々な論争を巻き起こしたヒップホップとR&Bのハイブリッド。

翌年にリリースされる “Jenny from the Block”(隣のジェニー、どこにでもいる女の子)の序章のような位置付けで、話題にも事欠かなかったこの曲ですが、主な論争を簡単にまとめてみました。

論争1:ビルボードのルールを変えさせた「パート2スタイルのリミックス」
オリジナル・バージョンとは全く異なる曲をタイトルは変えず「リミックス版」と称し、チャート・ポイントが合算されたことが大きな要因となって5週1位を獲得。このことに対する苦情を受けてビルボードは「実質的に違うメロディーの曲のリミックス版はオリジナル版と合算しない」とルールを変更しています。

論争2:マライア・キャリーの離婚問題が飛び火!?
オリジナル・バージョンでは、もともとマライア・キャリーの “Loverboy” でサンプリングされる予定だったイエロー・マジック・オーケストラの “Firecracker” を横取りする形でサンプリング。これはマライアと離婚したソニー・ミュージックのCEOだったトミー・モトーラの嫌がらせで、自社の傘下にあるエピックからリリースされるこの曲に強奪させたと言われています。

論争3:Ellie(エリー)って誰?
曲の冒頭で、『俺の名前は何だ?』というジャ・ルールの問いかけにジェニファーが『Are you Ellie?(あなたはエリーなの?)』と答えていることが謎と言われていましたが、15年後の2016年になってようやく『Are you Ellie?』ではなく『R.U.L.E』とジャ・ルールの名前をスペルで言っていたということが判明しています。

論争4:Nワード(人種差別的な放送禁止用語)問題
社会的タブーとされている “Nigga” という言葉を白人女性であるジェニファーがヴァース3で使っていることで避難が殺到。ジェニファーは後に『私が人種差別的であると考えている人たちは馬鹿げている。この歌詞はジャ・ルールが書いたもので、誰も傷つけるつもりはなかった』と弁明しています。

ちなみに、この曲のヴァース1では、

たくさんの男たちと会ってきたけど みんな同じ
私の愛に対するアペタイト(欲望、食欲)が
今ではハンガー・ペイン(飢餓の苦しみ)になった
私がセクシーな気分の時
誰が満たしてくれるの?
問題は 彼らは頼りにならないってこと

そして、フックでは

だって私はリアルなの
だから あなたなしでは生きて行けない

と歌われていますが、この歌詞はこの曲が1位滞在中に結婚(&2年後に離婚)した俳優でダンサーの(ビデオにも出演している)クリス・ジャッドに向けられたものだと思われます。

【リンク】
当時(2001/09/08)のチャート
ジェニファー・ロペスのヒット曲
ジャ・ルールのヒット曲

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加