ビルボード Hot 100(2017/07/01付) トップ10解説

 
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2017/07/01付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Luis Fonsi(ルイス・フォンシ) & Daddy Yankee(ダディ・ヤンキー) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Despacito
今週もセールスとストリーミングを制して6週目の1位。
2006年のミス・プエルトリコでミス・ユニバースにも選ばれたスレイカ・リベラが出演していることでも話題になっているこの曲のビデオ、MVとしてはYouTube史上11曲目となる再生回数20億回超えを果たしています。


2位右上矢印 (先週3位、最高位1位)
DJ Khaled(DJキャレド) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー), Quavo(クエヴォ), Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー) & Lil Wayne(リル・ウェイン) – I’m The One
セールスが伸びてワンランクアップ。
DJキャレドとは昔からの友達というジャスティン・ビーバーはこの曲について『ビートを聴かせてもらった時、「これは凄い!」と思って飛びついてすぐにサビを書いた。キャレドとは一緒に居て楽しいし、彼がやる仕事なら信用できる。』と語っています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20

ジャスティン・ビーバーはこれでビートルズ、T.I.と並ぶ3度目の1位2位独占。(1回目と2回目は “Sorry” と “Love Yourself” の組み合わせによるもの)


3位右下矢印 (先週2位、最高位1位)
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – That’s What I Like
2位の最長滞在記録に並べずワンランクダウン。
今週もラジオは制しているこの曲、1位は1週ながらトップ3はこれで15週目となっており、2017年の年間チャートでは今のところ2位の有力候補だと思われます。
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – ヒット曲ベスト10


4位右矢印 (先週4位、最高位1位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) – Shape Of You
変わらず4位をキープ。
トップ10滞在はビルボード史上34曲目の23週となったこの曲、トップ10での順位をもとにスコア化したオールタイム・ランキングではトニー・ブラクストンの “Un-Break My Heart”、マライア・キャリーの “We Belong Together”、チャビー・チェッカーの “The Twist” を抜いて5位まで上昇しています。
【解説・和訳】Shape Of You / Ed Sheeran(エド・シーラン)


5位右矢印 (先週5位、最高位1位)
Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー) – Humble.
変わらずトップ5をキープ。
アルバム “DAMN.” は自分の感情をいかにコントロールするかがテーマと語っているケンドリック・ラマー、この曲では敵対するラッパーへの感情が表出しています。


6位右矢印 (先週6位、最高位5位)
Future(フューチャー) – Mask Off
今週も変わらず6位。
リズミックのチャートでは1位を獲得したこの曲、イヤーワームな(耳に残る)「パーコセット、モリー、パーコセット」の後にラップされている “Rep the set, gotta rep the set” の “Rep” は “Represent”(代表する)の略、”set” はギャング、つまり『ギャングのボス、俺がギャングのボス』という意味。


7位右上矢印 (先週8位、最高位3位)
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ) & Coldplay(コールドプレイ) – Something Just Like This
ワンランクアップでトップ10はこれで15週目。
アリアナ・グランデ主催のチャリティー・コンサートではチェインスモーカーズ不在だったものの、その分コールドプレイの演奏が際立っていて好評だったようです。


8位右上矢印 (先週9位、最高位7位)
Zedd(ゼッド) feat. Alessia Cara(アレッシア・カラ) – Stay
再上昇でワンランクアップ。
リミックスのEP版がリリースされているこの曲、その中には日本のDJ、中田ヤスタカさんのバージョンも収録されています。

9位右上矢印 (先週10位、最高位9位)
Post Malone(ポスト・マローン) feat. Quavo(クエヴォ) – Congratulations
ワンランクアップで最高位更新。
3月には既にシングルの売り上げが100万枚を超えていたこの曲、その記念として出演した人気TV番組 “Late Night With Seth Meyers” ではクエヴォ、プロデューサーのメトロ・ブーミンと共にパフォーマンスしていますが、口パクだったのではないかと噂されています。


10位右下矢印 (先週7位、最高位7位)
Lil Uzi Vert(リル・ウージー・ヴァート) – XO TOUR Llif3
3ランクダウン。
リル・ウージー・ヴァートが前座を務めたザ・ウィークエンドのツアー名がタイトルになっている、最高位7位ながらトップ10に10週滞在したこの曲とも来週はお別れかもしれません。

トップ10圏外では注目されていたデヴィッド・ゲッタ ft. ジャスティン・ビーバーの “2U” はセールス3位で16位デビュー、チャイルディッシュ・ガンビーノ(俳優のドナルド・グローヴァーのアーティスト名)の “Redbone” が16位→14位、ホールジーの “Now Or Never” が21位→20位などとなっています。

以上、最新チャートのトップ10でした。

 
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