ビルボード Hot 100(2017/07/08付) トップ10解説

 
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2017/07/08付 ビルボード Hot 100 トップ10解説



1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Luis Fonsi(ルイス・フォンシ) & Daddy Yankee(ダディ・ヤンキー) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – Despacito
主要チャート2冠+ラジオも2位に上昇して7週目の1位。
フィーチャード・アーティストとしてではなくルイス・フォンシと併記されているダディ・ヤンキーはこの曲について、『ルイスにクレイジーな曲があるといってこの曲を聴かされた。もっとエナジーが必要だと思ってスタジオに入り、自分のすべき仕事をした。サビの部分、「パシート、パシート」は俺のアイデア。彼は俺に自由にやらせてくれた。』と語っています。
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20(更新)


2位右矢印 (先週2位、最高位1位)
DJ Khaled(DJキャレド) feat. Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー), Quavo(クエヴォ), Chance The Rapper(チャンス・ザ・ラッパー) & Lil Wayne(リル・ウェイン) – I’m The One
1位との差は開いたものの2位変わらず。
日曜日(6/25)に開催されたBET Awards(エンタテインメント業界で活躍しているマイノリティの人々に対して贈られるアメリカの文化賞)でパフォーマンスされたこの曲、ジャスティン・ビーバーは不在ながら、クエヴォ、チャンス・ザ・ラッパー、リル・ウェインがそれぞれのパートを歌っています。

ジャスティン・ビーバーはこれでトップ10に複数曲ランクインがアッシャーと並んで47週となり、フィフティ・セントに次いで2位タイとなっています。


3位右矢印 (先週3位、最高位1位)
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – That’s What I Like
今週もラジオは制したものの3位変わらず。
BET Awardsでは(”Perm” をパフォーマンスして)オープニングを務めたブルーノ・マーズ、この曲はこれで3位以内が16週となり、ホイットニー・ヒューストンの “I Will Always Love You”、エイス・オブ・ベイスの “The Sign”、エド・シーランの “Shape Of You” など8曲と並びビルボード史上7位タイの記録となっています。
Bruno Mars(ブルーノ・マーズ) – ヒット曲ベスト10

4位アップ (先週-位、最高位4位)
DJ Khaled(DJキャレド) feat. Rihanna(リアーナ) & Bryson Tiller(ブライソン・ティラー) – Wild Thoughts
DJキャレドは3曲目、リアーナは31曲目、ブライソン・ティラーは初となるトップ10。
セールスとストリーミングは2位、ラジオではメーガン・トレイナーの “No” に次ぐハイエスト・デビューとなる23位で初登場4位となったこの曲、2000年に10週1位を獲得したサンタナの “Maria Maria” がサンプリングされており、楽曲的には夏っぽいサウンドのR&B、歌詞的にはワイルドなこと(エロいこと)しか考えられないというワイルドな内容になっています。
【解説・和訳】Wild Thoughts / DJキャレド ft. リアーナ & ブライソン・ティラー


5位右下矢印 (先週4位、最高位1位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) – Shape Of You
ワンランクダウンもトップ5はキープ。
20歳の女性ラッパー “Chika” にアンチ・ボディ・シェイミング(自分の体型を恥じない)のアンセムとしてリメイクされていることでもちょっとした話題になっているこの曲、トップ10滞在はアッシャーの “Yeah!”、ゴティエの “Somebody That I Used To Know”、ジャスティン・ビーバーの “Love Yourself”(以上、すべて年間1位)などと並んでビルボード史上13位タイとなる24週となっています。
【解説・和訳】Shape Of You / Ed Sheeran(エド・シーラン)


6位右下矢印 (先週5位、最高位1位)
Kendrick Lamar(ケンドリック・ラマー) – Humble.
トップ10滞在12週目にしてトップ5から陥落。
フォーブスが発表した2016年のアーティスト総資産額ランキングでは1850万ドルで9位にランクインしたケンドリック・ラマーのこの曲、ヴァース1では『俺の給料でお前に世界を買ってやれる』とラップしています。


7位右下矢印 (先週6位、最高位5位)
Future(フューチャー) – Mask Off
こちらもワンランクダウン。
ケンドリック・ラマーとの関わりが深いフューチャーのこの曲、4月にはコーチェラ(世界最大級の大型野外音楽フェステイバル)で共演、5月にはリミックス版のリリース、そして今月はBET Awardsで再び共演しており、彼のサポートがトップ10キープの大きな要因になっているようです。


8位右上矢印 (先週9位、最高位8位)
Post Malone(ポスト・マローン) feat. Quavo(クエヴォ) – Congratulations
今週もワンランクアップで最高位更新。
努力と忍耐によって得られた成功を祝うこの曲、フィーチャーされているミーゴスのクエヴォも “Versace” の小ヒットまでに4年、”Bad and Bougee” の大ヒットまでには更に3年がかかっており、成功までに努力と忍耐が必要だったそうです。


9位右下矢印 (先週7位、最高位3位)
The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ) & Coldplay(コールドプレイ) – Something Just Like This
2ランクダウン。
チェインスモーカーズの連続トップ10滞在はこれで60週となり、最長記録(69週)を持つケイティ・ペリーの背中がようやく見えてきたところですが、更新は難しいと思われます。


10位右下矢印 (先週8位、最高位7位)
Zedd(ゼッド) feat. Alessia Cara(アレッシア・カラ) – Stay
こちらも2ランクダウン。
彼にもうちょっと一緒に居てと懇願するこの曲、値下げという奥の手を2度使って最高位7位ながらトップ10に8週ステイしていますが、来週はお別れかもしれません。

トップ10圏外ではイマジン・ドラゴンズの “Believer” が15位→11位、セレーナ・ゴメスの “Bad Liar” が23位→20位などとなっています。

以上、最新チャートのトップ10でした。

 
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