【解説】 Justify My Love / マドンナ

 
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1991年の今日(1月5日)、1位を獲得した Madonna(マドンナ)の “Justify My Love” について解説しました。

ロマンスがテーマになっている曲で、官能的な雰囲気を演出するフュージョンっぽいサウンドと囁くようなヴォーカルが特徴的なトリップ・ホップ。

ソングライターはプロデューサーでもあるレニー・クラヴィッツ、当初は名前がなかったものの訴訟でクレジットを勝ち取った(レニーの元恋人?で主にプリンスとコラボしていた)イングリッド・シャヴェイズ、そしてイングリッドが「私が書いた詞を一行書き換えただけ」というマドンナの3人になっていますが、ビートはパブリック・エナミーの “Security Of The First World” が使用されています。

パリでキスしたい
ローマで抱きしめたい
激しい雨風の中を裸で走りたい
クロスカントリー(※イギリスの列車運行会社)の電車の中で愛し合いたい
それを私の中に入れて
さあ今度は何をする?

(あなたを)待ってるの
(あなたが)必要なの
(あなとを)待っている
私の愛が正しいことを証明するために

と、官能小説が詠唱されているようなこの曲ですが、ビデオがMTVで放送禁止になったことが皮肉にも低価格($9.98)に抑えられたVHS(ビデオテープ)の売り上げ増につながって100万コピーのセールスを記録、1位獲得の主因となっています。

ちなみに、ヴァース2に

あなたの母親にはなりたくない
あなたの姉妹にもなりたくない
私はあなたの恋人になりたいの

という歌詞が出てきますが、これは「君の恋人になりたい、君の母親にも姉妹にもなりたい」と歌われているプリンスの “I Wanna Be Your Lover”(1980年、最高位11位)のリファレンスだそうで、長年プリンスとコラボし続けたイングリッド・シャヴェイズならではの歌詞になっています。

【リンク】
当時(1991/01/05)のチャート
マドンナのヒット曲

 
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