1999年の今日(1月30日)、1位を獲得した Britney Spears(ブリトニー・スピアーズ)の “…Baby One More Time” を解説・和訳しました。
ボーイフレンドと別れた女の子の気持ちが歌われているティーン・ポップで、ブリトニーを一躍スターダムに押し上げた記念すべきデビューソング。
ソングライターは(今では21曲ものNo.1ソングを輩出している)マックス・マーチンで、彼にとっても初の1位獲得となったこの曲ですが、もともとTLCのために書かれたものの(バックストリート・ボーイズにもオファーしたものの)、断られたため当時16才のスクールガールだった無名のブリトニーに白羽の矢を立てた、ということのようです。
何と言っても話題になったのは、DVやSMを想起するということで論争にまでなった “Hit me”(私を叩いて)という歌詞で、結局これはスウェーデン出身のマックス・マーチンが “Call me” のスラングだと勘違いしていたということが最近(2015年)になって明かされています。
また、TLCのT-ボズはこの曲のオファーを断った理由について『ブリトニーには似合ってると思うけど、私は “Hit me baby one more time”(もう一回私を叩いて)なんて言うの、絶対イヤ』とコメント、そしてすぐさま『ブリトニーをディスってるわけじゃないからね』と付け加えています。
ちなみに、ジョン・トラボルタとオリビア・ニュートンジョン主演の映画「グリース」の舞台となった高校で撮影されたこの曲のビデオは、90年代で最も影響力のあるビデオの一つと言われており、MTVでのリクエストは史上最多だそうです。
【和訳】
[Verse 1]
ねえ ベイビー
気づくなんて無理よ
何がダメだったの?
ねえ ベイビー
あなたを手放すんじゃなかった
目の前から消え去ってしまった
[pre-Hook]
何を望んでるのか教えて
教えてよ 今すぐ知りたいの
[Hook]
淋しくて死んでしまいそうだから
認めるわ
私はまだ信じてるの
あなたが居ないと
正気を失いそう
サインを出して
もう一度 連絡して
[Verse 2]
ねえ ベイビー
私が呼吸をしているのは
あなたのためなの
あなたに夢中なの
すてきなあなた
何でもするわ
こんなの望んでなかったの
[pre-Hook]
[Hook]
[Bridge]
ねえ ベイビー
気づくなんて無理よ
すてきなあなた
手放さなきゃよかった
認めるわ
淋しくて 死んでしまいそう
私はまだ信じてるの
[pre-Hook]
[Hook]
コメント
文面が変でした。いつかこの曲を超えて欲しいなぁ。
マックスも長いですよね。ウィークエンドとも組んだし。今度ヒット曲ベスト10やって欲しいです。
確かにしてもらいたいですね(^^)
スコアでは、dark horseが1位のはずです。
そうですね。ケイティ・ペリーのDark Horseが1位です。
ずっとヒットメーカーであり続けているってすごいですよね。
ベスト10はそのうちやりたいと思います。
確かにマックスマーティンの1位の曲って、歌詞が変わった感じの曲が多いですね。
(ピンクのSo WhatやテイラーのWe Are Never Ever Getting Back Togetherなんかもそうじゃないんでしょうか?)
その2曲については変わった感じというか強気な感じというか。
歌詞的にも楽曲的にも攻めている感じですね。
大好きなブリトニーの曲。彼女もマックスとは特別なのと言っていましたが、一回とかこの曲を超えるのに出会うことを願います。
確かに。
意外な感じもしますが、言われてみればデビュー曲が最大のヒットなんですよね…
マックスマーティンってこの曲が最初の1位だったんですね。
この曲は結構耳に残っていいと思ってましたが、少し歌詞がきついですね…
この曲が収録されたブリトニーのアルバムは確か20歳以下のアーティストの歴代1位でしたよね。ほぼ無名で
アルバム2000万枚超売り上げたのも
すごいです。
マックス・マーチンはケイティ・ペリーの “I Kissed A Girl” でもそうでしたが、新人アーティストを起用する時は意図的に論争を呼ぶような話題作りをして注目を集めていたような気がします。その辺が売り上げにつながったのかも。