1985年の今日(2月16日)、1位を獲得した Wham!(ワム!) feat. George Michael(ジョージ・マイケル) の “Careless Whisper” について解説しました。
サックスのリフが特徴的なジャズっぽいバラードで、浮気の懺悔ソング。
歌詞の解釈は分かれているようですが、男の浮気相手は彼女の友達で、その女性のケアレス・ウィスパー(不用意な一言)で恋人とも浮気相手とも別れることになった、ということだと思います。
また、「ダンス」は「セックス」のメタファーになっているようで、浮気相手とのことを歌っている冒頭の、
僕は正気じゃいられない
君の手を取って ダンスフロアへ
音楽が途絶えると
君の瞳が訴えてる
いつか見た映画のように
それは悲しいサヨナラの場面
は、「ダンスフロア」=「ベッド」、「音楽が途絶える」=「コトが終わる」、
そして彼女とのことを歌っているサビの
もう君とダンスはできないんだ
罪悪感に苛(さいな)まれて リズムにのれないから
気持ちを隠すのは簡単だけど
君もバカじゃないからね
は、「君とダンスできない」=「君を抱けない」、「リズムにのれない」=「その気になれない」と置き換えたほうが分かりやすいかもしれません。
ちなみに、ジョージ・マイケルはこの頃はまだゲイであることをカミングアウトしていませんでした。