【解説】Freedom / Wham!(ワム!)

 
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1985年の今日(4月7日)、Wham!(ワム!)が西側のアーティストとしては初めて中国の北京でコンサートを行い、初日から1万人を熱狂させています。

当時、西側の音楽が入ってきていなかった中国でなぜワム!に1万人もの人が集まったのか?

その答えは「コピー」です。
レコードやカセットテープが大量にコピーされ、彼らの曲は5000万人もの人に聴かれていたと推測され、潜在的なファンは500万人はいたのではないかと言われています。

図らずもクリス・アンダーソン(※)が提唱する無料戦略、つまり、「曲はフリー(タダ)にしてどんどん聴かせ、知名度を高めてコンサートにたくさん来てもらってがっぽり稼ぐ」というやり方を先取りした形になっています。

(※ロングテールという言葉を初めて世に知らしめ、『ロングテール - 「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』が世界的なベストセラーとなる。「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれる)

添付のビデオ “Freedom”(フリーダム)にはこの時の中国の様子が収められており、歴史的にも価値のある映像になっています。

ちなみに、1998年の今日は、ジョージ・マイケルが公衆トイレでわいせつな行為をしようとして逮捕されています。

【リンク】
ワム!のヒット曲

 
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