ビルボード Hot 100(2023/02/04付) トップ10解説

 
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2023/02/04付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Miley Cyrus(マイリー・サイラス) – Flowers
今週もセールスとストリーミングを制し2週目の1位。
『私たちは良かった。私たちはゴールドだった。ソールド(売ることが)できない夢のようだった』という、元夫と出会った頃の回想と思われる歌い出しで始まるこの曲、今週はストリーミングの伸び率もトップで上々の出だしとなっています。
Miley Cyrus(マイリー・サイラス) – ヒット曲ベスト20


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
SZA(シザ) – Kill Bill
2位変わらず。
映画「キル・ビル」の筋書きを反映した歌詞になっていて『「腹を立てていること」がテーマになっている』と語っているシザのこの曲、チャートポイントは1位獲得可能レベルに達していますが、シザにとっては不運に腹を立てたくなるかもしれません。


3位右矢印 (先週3位、最高位1位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – Anti-Hero
変わらずトップ3をキープ。
『自分の不安をここまで詳細に掘り下げたことはなかった』と語っているテイラーのこの曲、2023年の年間チャートでは暫定1位になっていると思われますが、最終的に1位になれるかどうかはまだまだ安心できない状況です。
【解説・和訳】 Anti-Hero / テイラー・スウィフト
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – ヒット曲ベスト20


4位右矢印 (先週4位、最高位4位)
Metro Boomin(メトロ・ブーミン), 21 Savage(21サヴェージ) & The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Creepin’
今週もラジオの伸び率トップながらトップ3入りならず。
柔らかなメロディーとマッチした深みのあるヴォーカルが特徴的なこの曲、ザ・ウィークエンドのヒット曲ランキングでは “I Feel It Coming”(2017年、最高位4位)を抜いて7位に上昇しています。
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – ヒット曲ベスト20(更新)


5位右矢印 (先週5位、最高位1位)
Sam Smith(サム・スミス) & Kim Petras(キム・ペトラス) – Unholy
セールスの伸び率トップでトップ5をキープ。
人気バラエティ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でのパフォーマンスが約1,000ダウンロードの売上アップ(Spotifyなどの有料のストリーミングだと250,000回に相当。※ビルボードは集計方法を公開していませんが、1セールス=250有料ストリーミングであることは公然の秘密になっています。)につながったこの曲、2023年の年間チャートでは暫定2位に上昇したと思われます。


6位右矢印 (先週6位、最高位4位)
David Guetta(デヴィッド・ゲッタ) & Bebe Rexha(ビービー・レクサ) – I’m Good (Blue)
ラジオを制したものの6位変わらず。
フロー・ライダー ft. ウィンターの “Sugar”(2009年、最高位5位)でも使用されたエッフェル65の “Blue (Da Ba Dee)”(2006年、最高位6位)がサンプリングされているこの曲、2023年の年間チャートでは暫定4位に上昇したと思われます。


7位右矢印 (先週7位、最高位6位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Die For You
7位変わらず。
ビデオはSFホラードラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とスピルバーグ監督の映画「E.T.」のオマージュになっているこの曲、ザ・ウィークエンドのヒット曲ランキングでは “Pray For Me”(2018年、最高位7位)を抜いて11位に上昇、また2023年の年間チャートでは暫定8位に上昇したと思われます。
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – ヒット曲ベスト20(更新)


8位右矢印 (先週8位、最高位2位)
Drake(ドレイク) & 21 Savatge(21サヴェージ) – Rich Flex
8位変わらず。
エルトン・ジョンの “Candle In The Wind 1997 / Something About The Way You Look Tonight”(1997年、最高位1位)やジュエルの “Foolish Games / You Were Meant For Me”(1997年、最高位2位)などレコード時代のダブルA面方式と同じように、実質2曲をパート1、パート2と称し1曲としてリリースされているこの曲、チャートポイントの下落率はトップ10内の曲で最も大きいものの、トップ10を維持する余力はもう少し残っていそうです。
Drake(ドレイク) – ヒット曲ベスト20


9位右上矢印 (先週10位、最高位1位)
Harry Stayles(ハリー・スタイルズ) – As It Was
他力(繰り上がり)ながらワンランクアップ。
“Enjoy The Silence”(1990年、最高位8位)などのヒット曲を持つデペッシュ・モードからも多大なインスピレーションを得ているというこの曲、トップ10滞在はこれで36週目となりますが単独5位となる38週が視野に入ってきています。

10位アップ (先週11位、最高位10位)
JVKE(ジェイク) – Golden Hour
ワンランクアップでトップ10入り。
ジェイクは初のトップ10。ロマンティックな関係とそれが崩壊した後の余波について歌われている曲。この曲におけるタイトルの「ゴールデン・アワー」とは、太陽が沈む直前または昇った直後の光がより赤く柔らかくなり、写真が最も映える時間帯のこと。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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