ビルボード Hot 100(2019/06/01付) トップ10解説

 
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2019/06/01付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Lil Nas X(リル・ナズ・X) feat. Billy Ray Cyrus(ビリー・レイ・サイラス) – Old Town Road
セールスとストリーミングを制して8週目の1位。
先週(5/25)は都市型音楽フェスティバル「ボストン・コーリング」で(サプライズで)パフォーマンスされたこの曲、冒頭では『馬を連れ出して田舎道を行けるところまで行く』と歌われていますが、この歌詞についてリル・ナズ・Xは『最初は、親に反対されて大学を中退したので「もう家には戻れない」という心境を一匹狼のカウボーイと重ねつつ逃避行的な物語にしようと思っていた』そうで、後に『”Old Town Road” を栄光への道のシンボルとして意味を変えた』と語っています。


2位右矢印 (先週2位、最高位2位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) & Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – I Don’t Care
変わらず2位をキープ。
インスタで新曲&ジャスティンとのコラボを示唆していたエド・シーラン。リリース直前にはこの曲について『新曲をみんなに楽しんでもらいたい。僕はスーパー・ハッピーでこの曲を誇りに思っている。(中略)ボリュームを上げて踊って、歌って、笑顔になって欲しい。あとお母さんにも教えてあげてね。Love you all』と投稿しています。
Ed Sheeran(エド・シーラン) – ヒット曲ベスト10
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20(更新)


3位右上矢印 (先週4位、最高位3位)
Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ) – bad guy
ワンランクアップでトップ3入り。
メリッサ・マッカーシー(女優、コメディアン)によるパロディ・ビデオ効果もあって今週も最高位を更新したこの曲、独特の世界観を持つビリー・アイリッシュが書いた内省的な歌詞もヒットの大きな要因になっていると思います。


4位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
Jonas Brothers(ジョナス・ブラザーズ) – Sucker
ワンランクダウンでトップ3から陥落。
いわゆるフォーレター・ワード(four-letter word:4文字の放送禁止用語)の “suck” がタイトルに付く1位獲得曲としてはケリー・クラークソンの “My Life Would Suck Without You”(2009年)以来、2曲目となったこの曲、フックでは「吸い付きたいほど」というニュアンスで『君が好きでたまらない』(”be a sucker for” で「~が好きでたまらない」、「~に夢中」という意味)と歌われています。


5位右上矢印 (先週9位、最高位5位)
Khalid(カリード) – Talk
4ランクアップでトップ5入り。
自身がメインアクトの曲では最高位がキャリアハイとなったカリードのこの曲、ワンワード・アーティストのワンワード・タイトルのトップ10ヒットとしては今年3曲目となっています(あと2曲は自身の “Better” とブルーフェイスの “Thotiana”)。ちなみに昨年はXXXテンタシオンの “Sad!”(最高位1位)、ドレイクの “Emotionless”(同8位) と “Nonstop”(同3位)、エミネムの “Killshot”(同3位)の4曲のみ。


6位右下矢印 (先週5位、最高位2位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Wow.
ワンランクダウンで2度目のトップ5陥落。
トップ10内で9週連続順位が変わったこの曲(ビルボード史上39曲目、最長記録はグウェン・ステファニー ft. エイコンの “The Sweet Escape” で14週連続 ※トップ10初週を含む)、これでトップ10滞在は “Better Now”(こちらもトップ10内で9週連続順位が変化)と並び自己4位タイの19週目となっています。


7位右下矢印 (先週6位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) & Swae Lee(スワエ・リー) – Sunflower (Spider-Man: Into the Spider-Verse)
こちらもワンランクダウン。
トップ10滞在はこれでビルボード史上24曲目の25週となったこの曲、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではティンバランド ft. ワンリパブリックの “Apologize”(2007年、最高位2位)とフロー・ライダー ft. T-ペインの “Low”(2008年、最高位1位)と並び31位→25位に上昇しています。


8位右下矢印 (先週7位、最高位7位)
Sam Smith(サム・スミス) & Normani(ノーマニ) – Dancing With A Stranger
同じくワンランクダウン。
タイトルに “Stranger” が付くトップ10ヒットとしてはタミアの “Stranger In My House”(2001年、最高位10位)以来、6曲目となったこの曲、フックでは『君はなんてことをしてくれたんだ(どうして僕を振ったんだ)。(そのせいで)僕は新しい誰かと一緒にいる。その見知らぬ人とダンスを踊ってるんだ』と歌われています。


9位右下矢印 (先週8位、最高位2位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) feat. Brendon Urie(ブレンドン・ユーリー) – ME!
こちらも一歩後退。
マーチングバンドのドラムのサウンドが特徴的なこの曲、テイラーが(好きなパフォーマーの一人だという)ブレンドンに未完成の音源を添えて、『助けて!残りのパートを一緒に書いて』とメールしたことが二人の共演につながったそうです。
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – ヒット曲ベスト20(更新)

10位アップ (先週12位、最高位10位)
Ava Max(エイバ・マックス) – Sweet But Psycho
エイバ・マックスは初のトップ10。
ヘアスタイルは半分ボブ、半分ロングというちょっと「サイコ」な一面があるものの、オペラ歌手の母親から受け継いだ力強いヴォーカルは「本物」で、デビュー当時のレディー・ガガを彷彿とさせるエイバ・マックスのこの曲、フックでは『彼女はスウィートなんだけどサイコなの。ちょっとだけサイコ。夜になると「頭おかしくなりそう」って叫ぶの』と歌われています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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