ビルボード Hot 100(2019/05/11付) トップ10解説

 
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2019/05/11付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Lil Nas X(リル・ナズ・X) feat. Billy Ray Cyrus(ビリー・レイ・サイラス) – Old Town Road
ストリーミングを制して5週目の1位。
先週(4/28)はステージコーチ(カントリーのフェス)にビリー・レイ・サイラスと共に参加し、大声援で迎えられたリル・ナズ・X。この曲のパフォーマンスでは観衆が大合唱となり、カントリーのファンから絶大なる支持が得られていることを再認識させられるライブとなっています。

2位アップ (先週100位、最高位2位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) feat. Brendon Urie(ブレンドン・ユーリー) – ME!
テイラー・スウィフトは23曲目(12位タイ)、パニック・アット・ザ・ディスコのブレンドン・ユーリーは初のトップ10。
セールスを制し、98ランクアップしてビルボード史上最大の上昇となったこの曲、テイラー本人は『あなたの代わりになる人はいないという曲』と語っている自己愛がテーマのエンパワーメント・ソングで、フックでは『私なのは私だけ。それが私の面白いところ。あなたなのはあなただけ。それがあなたの面白いところ。約束する、だれも私みたいにあなたを愛せない』と歌われています。


3位右下矢印 (先週2位、最高位2位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Wow.
ワンランクダウンながらトップ3はキープ。
ヴァース1の『G-ワゴン、G-ワゴン、G-ワゴン、G-ワゴン』(愛車のメルセデス・ベンツ)という4連呼も印象的なこの曲、トップ10内では、プレイン・ホワイト・ティーズの “Hey There Delilah”(2007年、最高位1位)以来となる5週連続上昇というレアな記録も達成しています。ちなみに、トップ10内での連続上昇の最高記録は6週で、ケリー・クラークソンの “Since U Been Gone”(2005年、最高位2位)など8曲。

4位右上矢印 (先週5位、最高位1位)
Jonas Brothers(ジョナス・ブラザーズ) – Sucker
今週もラジオを制してワンランクアップ。
先週(5/1)開催された “Billboard Music Awards”(以下、BBMAs)にパフォーマーとして登場したジョナス・ブラザーズ。ニックの “Jealous”(2015年、最高位7位)、ジョーが率いたDNCEの “Cake By The Ocean”(2016年、最高位9位)、そしてこの曲がメドレーで披露されており、来週はその効果が期待できるかもしれません。


5位右下矢印 (先週3位、最高位1位)
Post Malone(ポスト・マローン) & Swae Lee(スワエ・リー) – Sunflower (Spider-Man: Into the Spider-Verse)
2ランクダウンながら史上14位タイとなる20週目のトップ5。
トップ10滞在はビルボード史上54曲目の22週となったこの曲、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではウィズ・カリファ ft. チャーリー・プースの “See You Again”(2015年、最高位1位)など6曲と並び58位→47位に上昇しています。また、ポスト・マローンはこれでトップ10内に複数曲ランクインさせた週が23週となり、リュダクリスを抜いて歴代単独10位となっています。


6位右下矢印 (先週4位、最高位1位)
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – 7 rings
2ランクダウンでトップ5から陥落。
トップ10滞在はこれで15週目。アリアナにとっては自己最長となる8週1位を獲得したこの曲ですが、自身のヒット曲ランキングで “thank u, next” を抜いて1位になれるかどうか、そして今年の年間チャートでトップ10入りできるかどうか、どちらも微妙となっています。
Ariana Grande(アリアナ・グランデ) – ヒット曲ベスト20


7位右下矢印 (先週6位、最高位1位)
Halsey(ホールジー) – Without Me
今週もワンランクダウン。
BBMAsでもパフォーマンスされたこの曲、トップ10滞在はこれでビルボード史上12曲目の27週、そしてHot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではトニー・ブラクストンの “Un-Break My Heart”(1996年、最高位1位)とマライア・キャリーの “We Belong Together”(2005年、最高位1位)を抜いて13位→11位に上昇しています。


8位右下矢印 (先週7位、最高位7位)
Sam Smith(サム・スミス) & Normani(ノーマニ) – Dancing With A Stranger
こちらもワンランクダウン。
テイラー・スウィフトの “Look What You Made Me Do”(2017年、最高位1位)のキャッチーなタイトル(「あなたが私にさせたことを見て」という意味)がフックで使用されているこの曲、BBMAsではノーマニとの共演でパフォーマンスされる予定でしたが、サム・スミスの喉の調子が悪く、療養が必要とのことでキャンセルとなっています。


9位右矢印 (先週9位、最高位7位)
Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ) – bad guy
9位変わらず。
注目度が高い割には今のところ最高位7位止まりとなっているこの曲、先日(5/2)、DJのティエストによるリミックス版がリリースされており、来週は多少その効果が期待できるかもしれません。


10位右下矢印 (先週8位、最高位8位)
Khalid(カリード) – Talk
2ランクダウンながらトップ10はキープ。
話し合って二人の今の関係をハッキリさせようというこの曲、プロデューサーはサム・スミスをフィーチャーした “Latch”(2014年、最高位7位)をヒットさせているディクスロージャーの二人で、楽曲的にはシンセサイザーがふんだんに使用されており、EDMっぽいサウンドになっています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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