ビルボード Hot 100(2019/06/29付) トップ10解説

 
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2019/06/29付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
Lil Nas X(リル・ナズ・X) feat. Billy Ray Cyrus(ビリー・レイ・サイラス) – Old Town Road
ストリーミングを制して12週目の1位。
12週1位はビルボード史上20曲目(連続12週は17曲目)。先週(6/21)はこの曲(オリジナル版とリミックス版の2曲)を含む8曲入りのEP “7” がリリースされ、さらに6/23には “BET Awards” でもパフォーマンスされており、それらの効果で来週も(初登場2位~5位が予想されるショーン・メンデス&カミラ・カベロの “Senorita” を抑えて)1位をキープすると思われます。

2位アップ (先週-位、最高位2位)
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – You Need To Calm Down
テイラー・スウィフトは24曲目のトップ10。
セールスを制して2位初登場。ヘイターやアンチ・ゲイに向けた曲で、フックでは『落ち着いたらどう?うるさすぎるわよ。』、『こう言わずにはいられない、「この辺でやめたら?」』、『というか、私の服の裾を踏まないでくれる』などと歌われています。また、LGBTのアイコン(代表的存在)、エレン・デジェネレスやアダム・ランバートらも出演しているビデオは、ハンバーガーの着ぐるみを着たケイティ・ペリーと、ポテトの着ぐるみを着たテイラーが過去の確執を清算してハグしているラストシーンが大きな話題になっています。
Taylor Swift(テイラー・スウィフト) – ヒット曲ベスト20(更新)

※1位と2位の差は100対55.6で、ダブルスコア以下の差になったのは8週ぶり。(ちなみに、2位とダブルスコア以上の差を最も長く続けたのはホイットニー・ヒューストンの “I Will Always Love You” で9週)

※テイラー・スウィフトは現時点でマドンナと並び、最高位2位の曲を最も多く持つアーティストとなっています。

最高位2位の曲を多く持つアーティスト
6曲:マドンナ、テイラー・スウィフト
5曲:エルヴィス・プレスリー、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、カーペンターズ
4曲:エルトン・ジョン、ジャネット・ジャクソン、マライア・キャリー、ディディ



3位右下矢印 (先週2位、最高位2位)
Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ) – bad guy
主要3チャートですべてポイントアップながらワンランクダウン。
経済誌の権威、フォーブスで「時代を牽引する30歳未満の若者たち30人」に選出されているビリー・アイリッシュ。彼女は『ダンスでも歌と同じくらい表現できる』そうで、その個性的なダンスが披露されているこの曲のビデオの再生回数は今週も2,000万を超えてトータルでは3億回を突破しています。


4位右下矢印 (先週3位、最高位3位)
Khalid(カリード) – Talk
今週もラジオを制したもののワンランクダウンでトップ3から陥落。
恋の足並みがそろわず『話し合おう』と歌われているこの曲、タイトルに “Talk” が付く曲のトップ3ヒットはゼインの “PILLOWTALK”(2016年、最高位1位)以来、ビルボード史上9曲目となっています。


5位右矢印 (先週5位、最高位2位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) & Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – I Don’t Care
変わらずトップ5をキープ。
ヴァース1では『気乗りがしないパーティで スーツも着ていない ネクタイもしていない。裏口からこっそり抜け出せないかな』と歌っているエド・シーラン。これは2018年の “Global Citizen Festival” において、Tシャツにジーンズというラフな格好でドレス姿のビヨンセと共演(”Perfect” をパフォーマンス)して批判されたことをネタにしているのでは? と言われています。
Ed Sheeran(エド・シーラン) – ヒット曲ベスト10
Justin Bieber(ジャスティン・ビーバー) – ヒット曲ベスト20


6位右下矢印 (先週4位、最高位1位)
Jonas Brothers(ジョナス・ブラザーズ) – Sucker
2ランクダウンでトップ5から陥落。
来年のグラミーでは最優秀レコード賞にノミネートされる可能性が高いと見られているこの曲、もしそうなればビー・ジーズの “Stayin’ Alive”(1978年、最高位1位)、ハンソンの “MMMBop”(1997年、最高位1位)以来、3組目の兄弟トリオによるノミネートになるそうです。
【解説・和訳】 Sucker / ジョナス・ブラザーズ

7位アップ (先週-位、最高位7位)
Drake(ドレイク) feat. Rick Ross(リック・ロス) – Money In The Grave
ドレイクは35曲目(単独3位)、リック・ロスは2曲目のトップ10。
ドレイクが大ファンのトロント・ラプターズがカナダのチームとしては初のNBAチャンピオンになったことを記念して(?)リリースされたEPに収録されている曲。自分たちの成功とその成功が死後にどのような扱いを受けるかがテーマになっているようで、フックでは『俺が死ぬとき、俺のカネは墓に入れる』とラップされています。


8位右下矢印 (先週6位、最高位2位)
Post Malone(ポスト・マローン) – Wow.
2ランクダウン。
これでトップ10滞在は23週目。これは1位を獲得していない曲としてはシャナイア・トゥエインの “You’re Still The One”(1998年、最高位2位)、エド・シーランの “Thinking Out Loud”(2015年、最高位2位)など6曲と並んで8位タイの記録となっています。


9位右下矢印 (先週8位、最高位8位)
DaBaby(ダベイビー) – Suge
ワンランクダウン。
ラップらしく多くのスラングが使われているこの曲、ヴァース1では “I only want knowledge”(俺はナレッジが欲しいだけ)というフレーズが出てきますが、この「ナレッジ」は「知識」ではなく、「オーラルセックス」を意味するスラングの “brain”(脳)をさらに遠まわしに表現した言葉だそうです。


10位右下矢印 (先週9位、最高位9位)
Chris Brown(クリス・ブラウン) feat. Drake(ドレイク) – No Guidance
こちらもワンランクダウンながら今週もトップ10をキープ。
ドレイクにとってはミーク・ミル(”Going Bad”で共演)に続いて敵対していた相手との「和解コラボ」となったこの曲、ソングライターにはクリスとドレイクの二人を含む10人の名前がありますが、サンプリングされている(とされる)チェ・エクリュの “Before I Die” という曲のソングライターはクレジットされていないようです。
Chris Brown(クリス・ブラウン) – ヒット曲ベスト20

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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