2015/05/23付 ビルボード Hot 100 トップ10解説
1位 (先週1位、最高位1位)
Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ) feat. Charlie Puth – See You Again
男性ラッパーとしてはエミネム以来5年ぶりとなる5週目の1位。
映画を製作したユニバーサルのスポークスマン曰く、『観客がポール・ウォーカーはもうこの世にいないんだっていう悲しい気持ちで出ていくようなエンディングにはしたくなかった。だから最後に流す曲をどういう風にするべきか、プロデューサーがウィズ、チャーリーと一緒にとことん話し合った』そうです。
Wiz Khalifa(ウィズ・カリファ) – ヒット曲ベスト10
2位 (先週2位、最高位2位)
Fetty Wap(フェティ・ワップ) – Trap Queen
人気司会者ジミー・ファロンのトーク番組「ザ・トゥナイト・ショー」に出演し、この曲をパフォーマンスした効果もあって2位の座を固めています。
3位 (先週4位、最高位3位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Earned It (Fifty Shades Of Grey)
トップ3に復帰。
ポップ・ソングのチャートでは同じサントラの収録曲、エリー・ゴールディングの “Love Me Like You Do” に代わって1位を獲得、Hot R&Bのチャートでは7週目の1位となっており、まだ勢いは落ちていないようです。
4位 (先週3位、最高位1位)
Mark Ronson(マーク・ロンソン) feat. Bruno Mars – Uptown Funk!
今週もワンランクダウンですが、Hot 100のランキングをスコア化したオールタイム・チャートではついに1位となり、約16年ぶりにサンタナの “Smooth” をトップの座から引きずり降ろしています。
【記録】ブルーノ・マーズ – ヒット曲ベスト10
5位 (先週5位、最高位5位)
WALK THE MOON(ウォーク・ザ・ムーン) – Shut Up And Dance
トップ5をキープ。
バンドのフロントマンのニコラス・ペトリカが、ロスのナイトクラブで恋人からダンスに誘われたことがきっかけで出来た曲。
6位 (先週6位、最高位2位)
Maroon 5(マルーン5) – Sugar
4週連続でワンランクダウンでしたが今週は変わらず。
ファンとの交流中に白い粉をかけられてしまったアダム・レヴィーン、その白い粉はこの曲にちなんで(?)シュガーだったそうです。
【記録】マルーン5 – ヒット曲ベスト10
7位 (先週7位、最高位3位)
Ellie Goulding(エリー・ゴールディング) – Love Me Like You Do
7位をキープ。
今週もトップ10内で紅一点のエリー・ゴールディングのこの曲、デビュー・ヒットの “Lights” と並び14週目のトップ10となっています。
8位 (先週8位、最高位8位)
Jason Derulo(ジェイソン・デルーロ) – Want You Want Me
こちらも変わらず。
最近特に多用されている感のあるファルセット(裏声)が特徴的なこの曲、1ヶ月前のエレン・ショーでのパフォーマンス効果がトップ10入りの一因だったようです。
9位 (先週10位、最高位2位)
Ed Sheeran(エド・シーラン) – Thinking Out Loud
ちょっと息を吹き返して再上昇。
ビルボード史上30曲目となる22週目のトップ10を記録したこの曲、オールタイム・チャートではジェニファー・ロペスの “I’m Real” などと並び61位まで上昇してきています。
10位 (先週11位、最高位8位)
Flo Rida(フロー・ライダー) feat. Sage The Gemini & Lookas – G.D.F.R.
再上昇でトップ10復帰。
目を引くタイトルにしたくて “G.D.F.R.” という省略形の曲名にしたというフロー・ライダー。何の略かに関心を持たせると同時にツイッター・フレンドリー(短いタイトル)にすることも狙いだったようで、ただのエロラッパーとは言わせないという主張のようなものを感じます。
【記録】フロー・ライダー – ヒット曲ベスト10
なお、注目されていたブリトニー・スピアーズ&イギー・アゼリアの “Pretty Girls” は29位でデビューしています。(ビデオは昨日リリース)
以上、最新チャートのトップ10でした。
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