1982年の今日(5月15日)、1位を獲得した Paul McCartney(ポール・マッカートニー) with Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー) の “Ebony And Ivory” について解説しました。
黒人と白人をピアノの黒鍵(エボニー)と白鍵(アイボリー)に見立てて人類の調和を説いた曲で、白人のポールと黒人のスティーヴィーによる超大物デュエット・ソング。
1982年と言えば、故ネルソン・マンデラ氏(後の大統領)が南アフリカの刑務所に移管された(イギリス人傭兵による救出作戦で話題になった)年で、映画「ガンジー」がアカデミー賞を獲った年。
これらの出来事がこの曲の背景にあるのかどうかはわかりませんが、
エボニー(黒)とアイボリー(白)
一緒になって完璧なハーモニーが生まれる
ピアノの鍵盤では隣同士なのに
なぜ僕たちにはそれができないのか?
という歌詞は、少なからず南アフリカ(のアパルトヘイト=人種隔離政策)に向けられていたような気もします。
ちなみに、添付のビデオはホワイトハウスにてオバマ大統領の前でパフォーマンスされた時のものです。