【解説】 Give It To Me / ティンバランド ft. ネリー・ファータド&ジャスティン・ティンバーレイク

 
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2007年の今日(4月21日)、1位を獲得した Timbaland(ティンバランド) featuring Nelly Furtado(ネリー・ファータド) & Justin Timberlake(ジャスティン・ティンバーレイク)の “Give It To Me” について解説しました。

3人がそれぞれ因縁の相手をディスっている曲で、その内容が様々な憶測を呼んだエレクトロ・ヒップホップ。

まず、ネリー・ファータドがヴァース1で歌っている、

私は面と向かって話すことができる女なの
私が(言っていることが)真実
私がイケてないって思うのならお好きにどうぞ
あなたが(出演したTVで)ごまかそうとしてるのを見たけど
それこそイケてないわ

という歌詞はブラック・アイド・ピーズのファーギーに向けたもので、以前に(何かの曲の歌詞で)二人がトラブルになった際、(偶然出会ったクラブで)面と向かって話して解決していたのに、ファーギーがTV出演した際にそれを蒸し返したことを言っていると思われます。
(※ネリーはファーギーに向けたものではないと否定していたものの、後にこんなことを歌詞にすべきではなかったとしてファーギーに謝罪しています。)

次に、ティンバランドがヴァース2で歌っている、

俺がパーティーに行くと
みんな(ノって)手を挙げる(put up hands)
俺は(曲の)ビートで50万ドルは稼ぐが
お前はせいぜい2、3千
俺がお前に劣ることはない(not got the upper hand)
俺はカリフォルニアから 遠くは日本からも尊敬を集めている
俺は本物のプロデューサーでお前はただのピアノマン

という歌詞は、ジャスティン・ティンバーレイクの “Cry Me A River”(2003年、最高位3位)で『(ソングライトだけでなく)プロデュースにも関わったのにティンバランドだけがプロデューサーとしてクレジットされている』とクレームを付けたスコット・ストーチに向けたもので、ティンバランド自身がそのことを認めています。このことから、”Give It To Me” というタイトルはスコット・ストーチの「それ(曲の権利)を俺によこせ」というクレームの言葉から付けられられたものだと思います。

そして、いろいろな憶測を呼んだのがジャスティン・ティンバーレイク担当のヴァース3の歌詞で、

モゴモゴ言うのはやめてはっきりしゃべってくれ
(訳1)君がステージのトップにいるとき ここからじゃ聞こえにくいんだ
(訳2)君がバストトップを露出したとき 何があったかわからなかったんだ
君が利口に振る舞おうとしてたのをテレビで見たよ
ちょっと誤解を解かせてくれないか
先週のチャートで君を見つけられなかったよ
あ、そうか もう君はいないんだった
もし「セクシーはどこにも戻ってきていない」なら
なんでみんな僕に夢中なんだ

という部分は、プリンスが2006年のエミー賞のパーティで(ジャスティンの新曲 “Sexy Back” にちなんで)「(彼に)セクシーは戻ってきたと思うか」と聞かれた際、(いつもの感じでモゴモゴ)「セクシーはどこにも戻ってきていない」とジョークで答えたことに対するもの、または、スーパーボウルのハーフタイムショーで共演したジャネットが「おっぱいポロリ事件」についてTVインタビューで語ったこと(ジャスティンが自分に責任をなすり付けたという趣旨)に対するものだと言われています。(個人的にはあえてどちらの意味にも取れるようにしたのだと思います)

ちなみに、ジャスティンとプリンスの因縁は翌年のゴールデン・グローブ賞でも勃発。プリンスの “Happy Feet” が主題歌賞に選ばれた際にプレゼンターを務めたジャスティンが、名前を読み上げても現れなかったプリンスを侮辱するように背をかがめてマイクに届かない振りをして会場を笑わせましたが、プリンスのファンはこれに激怒しています。(プリンスは背が低いことがコンプレックス。また現れなかったのは渋滞による遅刻のため。)

【リンク】
当時(2007/04/21)のチャート
ティンバランドのヒット曲
ネリー・ファータドのヒット曲
ジャスティン・ティンバーレイクのヒット曲

 
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