ビルボード Hot 100(2020/07/25付) トップ10解説

 
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2020/07/25付 ビルボード Hot 100 トップ10解説


1位右矢印 (先週1位、最高位1位)
DaBaby(ダベイビー) feat. Roddy Ricch(ロディ・リッチ) – ROCKSTAR
主要3チャートでは無冠ながら6週目の1位。
年間最多1位滞在週、年間最多トップ10滞在週の両方で独走中のロディ・リッチが “The Box” 同様、『デニス・ロッドマンみたいにリバウンドを拾った』とバスケ関連ネタをラップしているこの曲、リバウンド後(1位に返り咲いた後)の1位獲得週はアリアナ・グランデの “thank u next”(2001年)など9曲と並び、9位タイとなっています。ちなみに、1位復帰後の最多1位獲得週はエド・シーランの “Shape Of You”(2017年)で11週。
【解説・和訳】 ROCKSTAR / ダベイビー ft. ロディ・リッチ

2位アップ (先週-位、最高位2位)
Juice WRLD(ジュース・ワールド) & Marshmello(マシュメロ) – Come & Go
ジュース・ワールドは4曲目、マシュメロは2曲目のトップ10。
ストリーミングを制して初登場2位。故ジュース・ワールドが恋人だったアリー・ロッティに向けていると思われるラブ・ソング。フックでは『俺はこれを壊したくない。このタイプの愛は現れてはすぐ消えるものじゃないんだ』とラップされています。


3位右矢印 (先週3位、最高位2位)
Jack Harlow(ジャック・ハーロウ) feat. DaBaby(ダベイビー), Tory Lanez(トリー・レーンズ) & Lil Wayne(リル・ウェイン) – WHATS POPPIN
変わらずトップ3をキープ。
電話でも “What’s poppin'”(調子はどう?)が口癖というジャック・ハーロウのこの曲、フックでは『調子はどう?(俺は)新車に飛び乗ったところ』とラップされていますが、この部分の歌詞について、ジャックは「本当にジャガーの新車を買って飛び乗ったんだ。父もジャガーに乗ってたし、母はジャガーを売っていた。俺たちはジャガーが大好きなんだ」とコメントしています。
Lil Wayne(リル・ウェイン) – ヒット曲ベスト20(更新)


4位右下矢印 (先週2位、最高位1位)
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – Blinding Lights
ラジオでは15週1位ながら2ランクダウン。
トップ5はこれでビルボード史上31曲目(23位タイ)の19週となったこの曲、Hot 100(10位以内)の順位をもとにスコア化したオールタイム・チャートではロビン・シック ft. T.I. + ファレルの “Blurred Lines”(2013年、最高位1位)と並び60位→47位に上昇しています。また、マックス・マーティンが書いた1位獲得曲のランキングでは2位まで上昇しています。
【解説・和訳】 Blinding Lights / ザ・ウィークエンド
The Weeknd(ザ・ウィークエンド) – ヒット曲ベスト20
マックス・マーティン – 1位獲得曲ベスト20+α(更新)

5位アップ (先週-位、最高位5位)
Juice WRLD(ジュース・ワールド) – Wishing Well
ジュース・ワールドは5曲目のトップ10。
薬物乱用と名声についてラップしている曲。フックでは『呼吸できない。息を吐き出すのを待っている。俺の痛みと願いを「ウィッシング・ウェル(願いの井戸)」に投げてくれ』とラップされています。


6位右下矢印 (先週4位、最高位1位)
Megan Thee Stallion(ミーガン・ジー・スタリオン) feat. Beyonce(ビヨンセ) – Savage
2ランクダウンでトップ5から陥落。
恋人のトリー・レーンズに銃撃されたものの病院で手当を受けて回復中と伝えられているミーガン・ジー・スタリオンのこの曲、11週連続でキープしていたトップ5から陥落してしまいましたが、ラジオが好調で、5位以内に回復する可能性はまだ十分にあると思われます。
Beyonce(ビヨンセ) – ヒット曲ベスト20

7位アップ (先週-位、最高位7位)
Juice WRLD(ジュース・ワールド) – Conversations
ジュース・ワールドは6曲目のトップ10。
うつ病と不安の悪魔に打ち勝つためにオキシコドンを服用していることをラップしている曲。フックでは『悪魔が俺と話したくて電話をかけてくる。でも俺は「カンバセーション(会話)」が好きじゃない』とラップされています。


8位右下矢印 (先週5位、最高位4位)
SAINt JHN(セント・ジョン) – Roses(Imanbek Remix)
3ランクダウンでトップ5から陥落。
トップ10はこれで7週目のこの曲、今年の一発ヒットランキングではドジャ・キャットの “Say So”、トーンズ・アンド・アイの “Dance Monkey” に次いで3位となっています。

9位アップ (先週74位、最高位9位)
Juice WRLD(ジュース・ワールド) & Halsey(ホールジー) – Life’s A Mess
ジュース・ワールドは7曲目、ホールジーは6曲目のトップ10。
人生の試練と困難についてラップしている曲。フックでは『時々、人生は混乱する。頭にくるとハイになってしまう』とラップされています。

10位アップ (先週-位、最高位10位)
Juice WRLD(ジュース・ワールド) & Marshmello(マシュメロ) feat. Polo G(ポロG) & The Kid LAROI(ザ・キッド・ラロイ) – Hate the Other Side
ジュース・ワールドは8曲目、マシュメロは3曲目、ポロGとザ・キッド・ラロイは初のトップ10。
愛とバイオレンスにもがき苦しんでいることがラップされている曲。フックでは『何百回も言ったが俺は心に傷を負っている。でも気になるのはカネ、カネ、カネ…』とラップされています。

なお、ジュース・ワールドはトップ10内に同時に5曲をランクインさせた、ビートルズ、ドレイクに次ぐ3組目のアーティストとなっています。

以上、最新のトップ10紹介でした。

 
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